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羽賀場山=はがばさん(775メートル)

栃木県 2005.06.07 単独 マイカー 一等三角点
コース 駐車地点(4.00)−−−長安寺(4.07)−−−登山道探しに数分ロス−−−藪斜面を這い上がって尾根上の道へ出る(4.50)−−−最初の送電鉄塔(5.00)−−−2つ目の鉄塔(5.25)−−−羽賀場山(5.45-5.50)−−−下の鉄塔(6.25)−−−長安寺駐車場前(6.45)−−−駐車地点(6.50)

栃木県の古峰原(関東百名山)、 夕日岳(関東百座)、ついでに日光鳴虫山(日本の山1000)、 羽賀場山(一等三角点)、 鹿沼鳴虫山 の5座を2日で駈け歩いてきた。目的は関東百名山・関東百座仕上げの一環。

一等三角点と羽賀場山々頂

≪栃木県一等三角点の山≫

日光鳴虫山を下山してから、昨夜は日光市街から14号線へ入り、少し坂を登った地点の道路脇の空地に駐車、一夜を過ごした。

羽賀場山は一等三角点であること以外何の取り柄もない無名の山。登りに来るハイカーはよほどの山好きに限られるだろう。

14号線を南下、古峰原への道を分けて左折、鹿沼市内方面へ向かうと左に長安寺の入口がある。『長安寺墓地分譲』の大きな看板、『大蘆山水子供養地蔵尊入口』という石碑などがあるのですぐにわかる。

長安寺入口から鹿沼市内方面へ300メートルほど行ったところに空地があったのでここに駐車して出発。
長安寺入口まで戻り、上り坂の狭い車道を2、3分歩くと寺の前に出る。ネットで得た情報を頼りに本堂の左手に登山道を探して見たがそれらしいものは見当たらない。うろうろしたあげく、杉林の中の藪を分けながら強引に尾根を目指した。
足場の悪い急斜面で、潅木などにつかまって体を引き上げて行く。早くも汗が滴となって額から流れ落ちる。20数分藪の急斜面と格闘して尾根へ登り着くと立派な道があった。どこに登り口があったのだろう。


【註】登山口について。
長安寺入口から上り坂を200mほど進むと寺の駐車場が左手にある。この駐車場と向かい合うように送電線巡視路の黄色い杭標識が立っている。ここが登山口である。この先の寺の本堂まで行ってしまってはいけない。黄色い杭からの道は倒木や草木に覆われていて、ちょっと見ると道があるようには見えない。しかし20mほど入って行くと手入れされた良い道となる。


尾根に出てからは迷うこともない杉林の中の一本道。急登もなく尾根道を坦々と歩いて送電鉄塔を通過、ちょとしたコブらしいものを1つ越えて2つ目の送電鉄塔となる。
私のきらいな杉一色の単相林はどこまでもつづいている。咲く花1つとして目にはつかず、野鳥の囀りはおろか、生き物の気配も感じないまさに死んだ森。一等三角点マニア以外には決して勧められる山ではない。2つ目の鉄塔までは送電線巡視路として常時管理されているのだろうが、その先も道はしっかりしていてまったく問題はない。
立ちはだかるようなちょっとした岩場に直面、強引に登りきってみとる別に巻き道もついていた。小さなコブを1つ2つ越えて最後は少し急な登りとなり山頂へ達した。

うんざりする杉の植林帯は結局山頂までつづいていた。樹木に囲まれて展望はない。目的の一等三角点を確認、写真に収めればもう用はない。来た道を引き返した。
下山は藪をかき分けたところは無視して、道なりに下ってみた。果たしてどこへ降り立つか?駐車場所からとんでもなく離れた場所ということにはなるまい。やがて尾根道は高度を下げて大きく折り返しながら下って行き、前記の長安寺駐車場の前に出た。

この羽賀場山で栃木県の標高500メートル以上の一等三角点はすべて登り終わることができた。


栃木県の標高500メートル以上の一等三角点
三本槍ケ岳・高原山・男体山・袈裟丸山・羽賀場山・大鳥屋山
 
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