リッフェル・ゼーで早朝の逆さマッターホルンに出会えた僥倖に感謝、そのあとローテンボーデン駅から登山電車でゴルナーグラート展望台(3089m)へ。目の前には氷河を抱いたスイス最高峰のモンテローザ(4634m)をはじめとするリスカム、ブライトホルンなどの高峰群、そして角度を少し変えたマッターホルンなどの眺めがみごとです。眼下にはこれぞ氷河という感じのゴルナー氷河が手に取るように見えます。

大きい氷河はゴルナー氷河、ブライトホルンの右はクラインマッターホルン・・・ゴルナーグラート展望台より (バノラマ合成)

ゴルナー氷河とマッターホルンを見ながらのハイキング

登山電車
ゴルナーグラート展望台からハイキング開始。ゴルナー氷河めざして急降下します。これがはじめての山歩きというメンバーもいてペースはスロースロースロー、快足の私にはストレスです。氷河に行き着く手前からは山腹をほぼ平坦にローテンボーデンを目ざします。登りはほとんどなく、下りと平坦のみ。『山登り』でなく『山下り』です。さしづめ「氷河展望コース」と命名したいようなコースで花も数多く目につきます。日本の高山植物に似た花もいくつかありますが名前はわかりません。
普通に歩けば1時間未満のところを2時間かけてローテンボーデンへ到着。

急坂にたじろぐメンバー

マッターホルンを正面にしたコースを行く
ローテンボーデン駅から登山電車でリッフェルベルクへ。昨夜宿泊したホテル近くのレストランで昼食。その後登山電車でツェルマットまで下り、ケーブルとロープウエイを乗り継いでウンターロートホルン(3103m)へ。ここは360度の展望台で雄大なパノラマが展開しています。マッターホルンがいちばん尖って見える場所だということです。氷河や山々の名前を教えてもらっても覚えきれません。

展望を楽しんだあとは、ロープウエイのブラウヘルト駅まで下り坂のみのハイキング。体調不良の妻は他の二人とともにメンバーから離脱、ロープウエイでの下山を選びました。途中しおれかけたエーデルワイスを見ましたが、この旅唯一のエーデルワイスご対面でした。放牧の羊たちは長い毛が暑いのでしょう、残雪に顔を押しつけて涼をとっている姿がご愛敬でした。花も少なく、ハイキングコースとしては少し味気ないという印象。ウンターロートホルンの陰になっていたマッターホルンが、コース後半になって視界に入ってきました。その姿を道連れにスローペースで1時間余の行程でした。
ブラウヘルトからロープウエイとケーブルでツェルマットへ下り、さらに登山電車に乗り換えてリッフェルベルクのホテルへ戻りました。

写真を撮りまくり、PCに取り込むつもりでスイス仕様のコンセントを持参したのですが、そのコンセントを最初に泊ったサンモリッツのホテルへ置き忘れてしまうというポカ。カメラのバッテリー充電もできません。ノートPCはバッテリーが切れたらおしまい。3台持参したデジカメのうちCanon S2-ISの電源は単三電池でどこでも手に入るから助かりました。早速ツェルマット駅前のキオスクで電池を購入しました。

ウンターロートホルンから見たマッターホルン

ヴァイスホルン?
   
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