ネットワーク設立のお知らせと参加・賛同の呼びかけ

食糧増産援助を問うネットワーク(略称:2KRネット)

共同代表:田坂興亜、今井高樹
連絡先(今井):e-mail: t-imai@tkc.att.ne.jp / tel. 090-1119-0233

私たちは、2002年2月24日(日)、日本の政府開発援助(ODA)の一環である無償資金協力の中で、かねてから内外で問題になっている「食糧増産援助」(通称2KR。農薬、化学肥料、大型農機具の援助)について、そのあり方を問い、廃止を含めた見直しを政府に働きかける為の市民・NGOのネットワークを設立致しました。

この問題については、一昨年よりモザンビーク洪水被害者支援ネットワークが、対モザンビーク2KRの問題点(援助農薬が現地で使用期限切れの在庫になり、危険な状態になっている等)について外務省に要請文・公開質問状を提出するなどの取り組みを進めてきました。しかしモザンビーク一国だけの問題ではないとの認識から、今回のネットワーク設立に至りました。

国会においては、辻元清美衆議院議員から「食糧増産援助のあり方に関する質問主意書」が昨年末に提出され、3月1日に政府回答が出されました。残念ながら政府回答は、昨年来モザンビーク洪水被害者支援ネットワークが外務省と会合を積み重ね、福島瑞穂参議員議員立会いの下でお互いに確認してきた「モザンビーク期限切れ農薬問題」に関する事実を、国会の場でほぼ全面否定するような内容でした。

現在、ODAが大きな関心を呼んでいます。私たちは、このような世論を一過性のブームで終わらせるのではなく、より一層の市民へのアピールや国会議員への働きかけを通じて、本当により良い国際協力のため市民の側から提言し、政策に反映されるようにしたいと考えています。そのためにも、多くの団体、個人の皆様からの賛同、参加を必要としています。


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