●「食糧増産援助見直しと途上国への農業協力のあり方を考える意見交換会(第2回)」のご案内


「食糧増産援助見直しと途上国への農業協力のあり方を考える意見交換会(第2回)」のご案内

2003年11月2日
食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)

ODA食糧増産援助(2KR)の見直しに向けて、外務省と市民・NGOとの意見交換会が7月にスタートしました。7月16日の第1回会合では現在の食糧増産援助の評価を巡り意見交換を行いました。
その後、私たち2KRネットは8月にフィリピン食糧増産援助について現地調査を行い、一方で外務省は今年度の援助要請国(15ヶ国)に対して9〜11月にかけて現地調査を行っている最中です。
意見交換会の第2回目は、外務省と2KRネットが相互に現地調査報告を行い、調査から見えてきた問題点と今後の方向性について議論を深めたいと考えます。
下記の通り開催致しますので、ぜひ、皆さんの参加をお願い致します。

*意見交換会開催の背景、経緯についての説明を下に貼り付けましたのでご参照下さい。
*意見交換会は第2回以降も引き続き開催を予定しております。
*ODA食糧増産援助(2KR)については、2KRネットホームページをご参照下さい。
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kr2-net/


食糧増産援助見直しと途上国への農業協力のあり方を考える意見交換会(第2回)

【日時】11月11日(火) 18:30〜20:30
    (18:20に仮庁舎別館入口に集合します)
【会場】外務省仮庁舎(別館)
  都営地下鉄大江戸線/浅草線 大門駅 A3出口より徒歩2分
  JR山手線 浜松町駅 金杉橋出口より徒歩3分
  地図 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/iten.html
【内容】食糧増産援助に関する現地調査報告と問題提起、及び意見交換
 <外務省調査国> フィリピン、インドネシア、ホンジュラス、ニカラグア
 <2KRネット調査国> フィリピン
【出席】外務省(無償資金協力課)
    援助機関及び援助関係者(国際協力事業団等)
    援助受入国(在日大使館関係者)(予定)
    市民・NGO(窓口:2KRネット)
【参加資格】この問題に関心をお持ちの方はどなたでも参加、発言が可能です。
【参加費】なし(無料)
【参加申込】参加人数に限りがあるため、以下のフォームにて必ず事前申込みをお願い致します。
※事前の外務省との折衝により、意見交換会の参加者は全体で30名を目安としております。
市民・NGO側の参加人数は半数(15名)とし、申込者が多い場合は先着順とさせていただきます。
【申込先(市民・NGO側窓口)】食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)
kr2-net@paw.hi-ho.ne.jp

<参加申込フォーム>


意見交換会への参加を申し込みます。

お名前:

所属等:

E-MAIL:

2KRについての関心など、よろしければお書き下さい:



【今回の意見交換会の背景と経緯】

  • 食糧増産援助(通称2KR:農薬・化学肥料・農業機械を供与するODA)について、外務省は昨年末に「農薬援助の原則中止、予算の60%削減」を骨子とする見直し結果を発表しました。しかし、農業資機材の大量供与に偏重した援助であること、不透明な見返り資金の問題等は何ら解決されていません。

  • 4月16日、2KRネットは外務大臣宛に「食糧増産援助の見直しについて、私たちの見解と意見交換会の要請」を提出し、途上国の「飢え」の解決のためには資機材の大量供与ではなく、食料難に直面しやすい小規模農民が身近で入手できるローコストの資源(麦藁、稲藁、鶏糞等)を活用し、持続可能な農業生産、食料自給ができるよう、国際的な技術協力を中心とした支援を行うこと、食糧増産援助は廃止して農業協力のあり方をこうした方向に抜本的に転換すべきであること、それらを議論するための市民・NGOとの意見交換会を開催することを要請しました。
    *要請文についてはこちらをご参照下さい
     http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kr2-net/mofa/20030416.html

  • 2KRネットの要請文に対し、5月15日、外務省から「食糧増産援助の実施について、建設的な意見交換を行うことに同意します」との回答がなされ、意見交換会の開催が決定しました。
    *外務省の回答文についてはこちらをご参照下さい。
     http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kr2-net/mofa/20030515.html

  • 外務省無償資金協力課は「食糧増産援助の見直しは継続しており、必要に応じて適宜見直す」としています。この見解に基づき、外務省及び援助機関・援助関係者と市民・NGOが意見交換を行い、食糧増産援助をどう評価するか、どういう方向で見直していくのか、これからの農業協力はどうあるべきか、について共通認識を広げていくことが今回の意見交換会の目的です。

  • 第1回目の意見交換会は7月16日、外務省、国際協力事業団(JICA)、市民・NGO、研究者、国際機関(FAO及びWFP日本事務所)、さらに援助受入国5ヶ国の代表(セネガル、マリ、モーリタニア、インドネシア、フィリピンの在日大使館)の参加により開催され、現行の食糧増産援助の評価について意見交換を行いました。

  • その後、8月下旬に2KRネットはフィリピン食糧増産援助について現地調査を行い、一方で外務省(JICA)は今年度の援助要請国(15ヶ国)に対して9〜11月にかけて調査を行っている最中です。意見交換会の第2回目は、外務省と2KRネットが相互に現地調査報告を行い、調査から見えてきた援助の問題点と今後の方向性について議論を深めたいと考えます。

以上



(C) Copyright 2KR Monitaring Network All Rights Reserved