本アプリケーションはVC++(MFC)で製作されております。従って『mfc42.dll』などが含まれたランタイムが必要になりますが、Windows 98SE以降のOSには入っているようです(もしない場合はランタイムDL)。
Windows 7(32bit)およびWindows XPで動作確認しております。
また、Windows 8.1 EnterpriseおよびWindows 10 Insider Preview(共に評価版32bit)でもさらっと確認しております。
充分なメモリ搭載量とHDDがあればそれ以外のOS(Windows)でも動作可能だと思います。
Meを含め、それ以前のOSで問題が出るようなら旧バージョンをお試しください。
状況によってDirectShowを使うことがあります。
その場合はDirectXがインストールされている必要がありますが、たいてい何かしらですでに導入済みと思われます。
動作確認しているバージョンは9.0c/11です。8.0(XPなら8.1)以降であれば問題ないと思います。
保存先を指定するときなどにダイアログが起動しますが、環境によっては『新しいフォルダ』を作成することができません。 しかし、素材抽出に影響を及ぼすものではありません。
Vista以降のOSではMP3エンコーダが無効化されています。
WindowsMediaPlayer(WMP)依存のMP3エンコーダを有効にするか(『サポートページ』の『MP3エンコーダの有効化』参照)、
フリーのMP3エンコーダ(LameACMなど)を入手してください。
Vistaより前のOSを使用している場合は、WMP7.1以降がインストールされていれば音声に関するコーデックについて気にする必要はありません。
ただし、Windows標準(WMP依存)のMP3エンコーダはビットレートの制限があるので、 それをどうにかする知識を仕入れたり(『サポートページ』の『MP3コーデックの制限』参照)、 前述のLameACMなどのエンコーダを導入した方が幸せになれるかと思います。
H263ビデオデータを無劣化でAVI出力したい場合、必要となります(必需ではない)
AVI出力、ビデオデータからの静止画抽出時に必要です(必需)
VP6ビデオデータを無劣化でAVI出力したい場合にも必要になります(必需ではない)
音声付AVI出力、ビデオデータからの静止画抽出時に必要です(必需)
MP4を扱うついでに、F4Vの仕様ではない(Flashのプラグインで再生されない)QT仕様のファイル(MOVなど)からも、場合によっては抽出可能となっています
しかし、あくまでも付加的なものなのでここでは詳細は省略しますが、それらから抽出する場合は各々のフォーマットに対するコーデック(たとえばffdshow)が必要になるということだけは記しておきます
それぞれ単独で入手してもよいですが、これらすべてを網羅するffdshowなどのコーデックパックのインストールをお勧めします。
さらに補佐的にCCCP(LAV Filtersだけでいい)も導入しておくと色々役に立つかと思います(現時点でffdshowでは未対応のVP9やH265などの再生が可能)。
ただし、ffdshowとLAV FiltersのVP6は互いに干渉するのか、共存はよろしくないのでLAV filtersのVP6はチェックオフにしたほうがよいでしょう。
といっても、ffdshowのVP6も画像抽出の面で出来がいいとはいえず、可能であれば、純正(On2)のVP6のコーデック(VFW)も個別に入れておくのがベストかと思います。
少なくとも当方ではVP6VFW(v6.4.2.0)とffdshow + CCCPで動作確認を行っております。
本アプリケーションで必要とされるffdshow側の設定は、『VFW』『DirectShow』両方ともに、『H264/AVC』『FLV1』『VP6』『VP6F(FLV4)』の4個所を有効にすることです(VP6を個別に入れている場合は『VP6』を無効にすること)。
なお、Vista以降のOS環境下で『ffdshow』をインストールする際、『VFW』インターフェイスはインストールから除外したほうがいいかもしれません(いろいろ干渉しているような気がする)。