→ back to past diary...  → back to Top...
−2003年6月(後半)−

2003.6.16(Mon)

最近、日記の日付が飛びすぎっすよ。そんなに忙しいってわけでもないんだが。ちうわけで日記さぼってた間の出来事など。

論文。ようやく投稿いたしました。作成に着手したのはかなり前、それこそD論提出直後なのだが、いつの間にやら2年あまり経過。理由の1つとしては、やはりD論の構成の都合上、複数の論文への分割不可だったことが大きい、かも。長くて自分で内容を把握できなくなるようではどうにも。投稿までにだいぶ削られて短くなったというのに、(ダブルスペースだが)計50ページというのは、自分が査読するだけでも大変である。おそらく、一般的な論文の書式(二段組み、フォントサイズは9pt程度、かな)に直しても10ページ台後半は堅いと思われ。このぐらいだと、個人的には長くてあまり読みたくねぇ、という感情が先に立つものだが。そりゃ直しも進まないわけで。

わたくし、3年ほど前からPHS使いだったのだが、どうも最近(もっとも存在確率が高い)研究室での電波の受信状況がはなはだ悪く、というか有り体に言うとアンテナマークが立たず、自宅から離れたところでも連絡がつく、という最低限の機能すら危ういものとなっていたので、買い換えを決意。まあ今更ピッチもないよなあ、ということで携帯に乗り換え。iモードも使えます(今どき当たり前か)。写真も撮れます(あまり使わんような気がする…)。iアプリは動きません(あんな小さい画面&極悪インターフェースでちまちま遊ぶヒマがあったら、家でTVゲームでもします)。てなわけで、今までの番号を登録していただいた方…ってのは何人いるか知らんが…変更をお願いします。新しい番号はそのうち別手段にて連絡いたします。

余談だが、携帯を買いに行ったとき、まあここらが妥当なところだろうと、売価が6,800円のを選んで店員に頼んだのだが、「今日は週末セールですぅ」との一言とともに一気に5,000円引きに。この尋常でない値引率を見るにつけ、商売ってわからねえ、と思う今日この頃。

いやまあ、ハードウェアでもうけるんじゃなくて、接続料その他でもうけるってことでしょ。そりゃわかってるけども。

2003.6.19(Thu)

某掲示板の設置もようやく一段落したので、こちらも通常営業に復帰…したいところだが。

うちの某ぢょしゅ2は(←あ、敬称が)計算機係の割に計算機に関する一般的な常識についてそれはいかがなものかというような言動を時々かますことで密かに有名であり、某友人などは幾度となく辛酸をなめたということで密かに同情の念を禁じ得なかったのであるが。…と、他人事として片づけられるのも今日までの話で、本日ついに被弾。90MB強のファイル付きメールを送りつけられて、メールサーバへのアクセス不可の状態に。あれだけ画像をべたべた貼り付けたIllustratorファイルを5、6個添付しておいて「そんなにサイズが大きいとは思わなかった」とか言ってたが。確認しろよ。さらに、他のスタッフ2人にも同じファイル群を送りつけたので、研究室全体でサーバへのアクセスが不安定な状況。とりあえずこの一件だけで計算機係解任動議を出しても文句は出ないと思うが。この人、以前にも数MBの動画ファイルを添付して研究室のメーリングリストに送りつけたという前科持ちだし。こういう人間が計算機係を名乗れる世の中を、私はもっとなめてかかってもいいんじゃないかと思った(笑)。
 とりあえず、他にファイルを送りつけられたスタッフってのは温厚な人で(ていうかうちの研究室はほとんどみんなそうだが)、この件についてこれ以上蒸し返したりしそうもないので、ここはやはり私が立たねばなるまいか。

最近、某友人とはあまり連絡を取っていないのだが、どうしているだろう。元気ですか。奴は相変わらずだ

2003.6.20(Fri)

あ、昨日のネタがパクら引用されてますよ。光栄であります。しかもこっちの文章よりも情報が詳細。それどころか書いてないネタまで載ってたり。おそらく別ルートで情報が伝わってると思われる。…いや、おそらくも何も、あのルート以外伝わりようもないのだが。
 某友人が辛酸をなめていた頃、自分が当事者だったら文句のひとつも言ってやるのに、第三者では口の出しようもない、と歯がゆい思いをしたものだが、このたび念願の当事者になれたわけで、満を持して文句を言ってやろうと思ったら、あれ以来エンカウントできてない。タイミングが…。来週月曜のスタッフミーティングが勝負どころか。

研究室ゼミで、修士学生の発表に対し、「今日の発表だと、あなたが何を知りたくてこの観測をやろうとしているのかよくわからないので、次からはその辺をはっきり述べた方がいいと思います」と、至極まっとうなsuggestionをしていた学生とは、誰あろう当ページではお馴染みの彼。その瞬間、お前がゆーなー!! という心の叫びが他の聴衆全員から聞こえた…ような気がした。
 後で話を振ってみたら、案の定みんなそう思ってたらしい(笑)。

瀬名秀明「虹の天象儀」読了。どうもいまいち主人公の行動原理がしっくりこない。なぜそこでその人物に会いに行こうと思うのだろう。そんなに思い入れがあるようにはどうしても読めなかった。

2003.6.21(Sat)

研究室の連中総勢二十余名で(多いな)隣県・天童までサクランボ狩りに行く。初めは一部の学生だけで行くつもりだったらしいが、話がどんどん大きくなってついにボスまで参加するという大規模なものに。車6台で大移動。
 サクランボというと、地元民としては「あんなもんわざわざ取りにいかんでもスーパー行けば売ってるよ」などと冷めた発言をしたくなるのだが、そういうこと言うと他の人に嫌な顔をされそうなので黙っておく。とは言え、実際のところここ数年口にしてなかったような気もするので、入場料1000円で食い放題なのをいいことに食いまくる。…しかし、この果物ってそうそう大量に食べるもんでもないよなあ。消化悪そうだし。
 その後、帰り際にお持ち帰り用パック一杯にサクランボを摘み(500円也)、すぐさま昼食のために市内のそば屋へ移動。一応、店名は伏せておくが、どうなんだろうな、あれは。微妙な出来。とりあえず、タマネギのいちょう切りの天ぷらでボリュームを稼ぐのはどうにかして欲しいと思った。せめて薄切りにしてかき揚げにするとか、そのくらいの手間は欲しいもの。山形市内であればなんぼでもうまい店を紹介できたのだが、天童市内は守備範囲外。
 その後、「帰りは違う道にしよう」などという話になって、一路山形市へ。実家の数百メートル東をニアミスしたのち、「せっかくだからなんか食っていこう」ということで、山の麓のこんにゃく屋で一休み。ここも久々に行ったが、やはりここの玉こんにゃくは旨かった。というわけで食ってばっかりの一日が終わる。

2003.6.22(Sun)

近所のスーパーに行ったら、昨日行った果樹園で買ってきたサクランボと同じ大きさ(というか、まるっきり同じデザイン)のケースに入ったサクランボが、398円税別で売っていた。ちなみに品種も同じ。ガソリン代と時間をかけて出かけていって、自分で採った、中間マージンなしのブツよりも安かった。…ボッタクリ果樹園め(笑)。

2003.6.23(Mon)

出力データの質改善のために、新しい種類のデータを加えた処理系を作っていたのだが、結果を見るとあんまり変わらんなあ、という印象。

予備校。出題範囲がだんだん教科書の後半部(電磁気学あたり)に移ってきて、「せんせー俺この辺さっぱりわかんないんですけどー」とかたわけたことをぬかす野郎が約2名。ていうか割合にして三分の二。しょうがないんで「参考記録にしとくから教科書見てもいいよ」とは言っておいたが、答案を見る限り、教科書を見ても見なくても大して変わらんのではという印象。まあ、公式当てはめりゃOK、という程度のレベルのものは出していないので、当然だが。

本番まで2週間を切ったので、いい加減本腰入れて国際学会発表準備。今回、4年ぶりに英語での口頭発表なのだが、正直言って英会話力はあの頃と大して変わってないような気がする。何せほとんど使ってないし。D論作成を経た分、多少なりとも語彙力が上がってるというのと、最近意識してTVなどで流れる英語を聞き取る練習を(たまに、だけど)してたので、まああの時よりマシな質疑応答ができるといいなあ、という淡い期待を持っているが、さていかに。

2003.6.24(Tue)

学会発表準備。…ノリ悪い。

2003.6.25(Wed)

データ処理システムについて、かなり根幹部分から書き換える必要がある仕様変更の指示。しかし、プログラムの構造にそこまでクリティカルに効いてくる仕様変更についての話を口頭で済ますのはやめてほしいなあ、という気も。一応、こっちで考えをまとめてから改めて確認はしてみたが、どうも向こうとこっちの考えていることが本当に一致しているんだかイマイチ疑問。
 こうやって、世のシステムエンジニア諸氏は泥沼にはまっていくのだろうか…。

2003.6.26(Thu)

プログラム書き換え。シェルスクリプトで、文字列としてsetしたデータを数値型に変換するのはどうすればいいのでせう、というところで詰まる。はじめに仕事を引き継いだ時点である程度cshで書いてあったので、それを流用しつつここまで来たのだが、こんなことならPerlで一から作り直しておくんだったよ。

時雨沢恵一「キノの旅 the Beautiful World」読了。今、WOWOWでアニメ版が放送中らしいのだが、残念ながらうちは衛星放送は見られないので、とりあえず原作で我慢。一風変わった国々を主人公が旅して回るという話。変わったルールの国が出てきたりとか、オチがブラックだったりとか、何となく星新一のテイストが感じられる。とは言っても登場人物がエヌ氏とかそんな名前なんてことはないが。基本的に主人公のキノは常識的な考えの持ち主ではあるが、理不尽な物事に関しては結構容赦ない。単なる平和主義者では決してないあたりがよい。それとこの主人公、銃の名手という設定なのだが、銃器の描写が結構細かくて好み。ガンアクションのシーンもなかなかテンポがいいし。二丁拳銃で戦う主人公キノ女十代後半に萌え燃え。
 第三話「レールの上の三人の男」は深い。思わず、人生ってなんなんだろう、とか考えてしまったよ。切ねぇ。

2003.6.27(Fri)

シェルで実数の計算ができないなんて知らなかったよ…。
 というわけで昨日の話は、単に今まで整数で計算していたところを実数にしたせいでスクリプトが途中で止まっていただけだったり。気づいてみればそりゃそうだよな。今まで整数で計算していたときは文字列だろうが数値だろうが関係なしだったんだから。しかしまあ、この仕様は使いづらい。時間があればPerlで書き換えたいところだが、800行もあるプログラムを一から組み直す気には到底なれない。とりあえず、実数計算は、echo で数式を表示したのをパイプを使ってbcコマンドに投げてやることで解決。あんまり美しくないなあ…。

夕方から、予備校の成績検討会、とやらに参加。まじめな集まりなのかと思いきや、ではついてきて下さい、と生徒共々ぞろぞろ移動を始めたので、どこに行くのかと思っていたら、繁華街のレストラン(ていうか、飲み屋か)へ。要するに単なる飲み会だった(当然ながら生徒はノンアルコールだが)。生徒は20人くらいいたのだが、もともと医歯系の受験生なので物理の講義を取ってる人はほとんどおらず(ていうか担当は3人のみ)、何かコメントを、などと言われても、講義を受けてない連中相手に物理はどうこうなどという話をしてもしょうがないよなあ、と何となく居心地が悪い。とりあえず料理と御車代2000円(おお!!まだあったのかこんなもの)だけゲットして速やかに退散。
 ちなみにこの飲み屋、無国籍料理の店、と銘打っていたが、出てくる料理がかなり大量だったので、いつもの連中の飲み会にふさわしい店かもしれない(笑)。

2003.6.28(Sat)

せっかくの休みだってのに学会準備のため大学に行ったはいいが、全然気乗りしなくてさっぱりすすまない。とりあえず、内容的には先月の学会発表と全く同じなので、単純に英訳してやればいいのだが、実際のところ、ほとんど図表ばかりで説明文のほとんどないパワーポイントファイルを(日本語ならば図表だけでも発表は可能なのだが)単純に英訳しただけで果たしてスムーズに発表ができるのか、ということを考えるとそこはかとない不安が。で、説明をつけようとするとスペースが足らなくてどんどんページ数が増える、と。

時雨沢恵一「キノの旅II the Beautiful World」読了。せっかく夜まで大学にいるのにこんなの読んでたら意味ないではないか(笑)。

2003.6.29(Sun)

せっかくクラシック2冠馬を含めてGI馬大挙出走だというのに、例の出演者自己満足番組のおかげでレース前後の緊張感も余韻もあったもんじゃねえ宝塚記念。ただでさえ、イマドキのバラエティ番組を目にするだけで時間を無駄にしている気がして腹立って仕方がないというのに。フジテレビ逝ってよし。
 で、レースの方はヒシミラクル勝利。同じサッカーボーイ産駒、菊花賞馬のナリタトップロードになくてヒシミラクルにあるものとはなんだろう、としばし考え込む梅雨の晴れ間の午後。いや、競走能力でしょ、などと言われてしまうと反論のしようもないが。
 最後の直線での実況、「バランスオブゲームはバランスを崩した」というあたりで思わずワロタ。

時雨沢恵一「キノの旅III the Beautiful World」「キノの旅IV the Beautiful World」、続けて読了。いかん、止まらなくなってきた。予備校の模試の問題を作っていたはずなのに、気がつくと本に手が伸びているという。短編連作だから余計にサクサク読めてしまうな。いや実際のところ面白くて次が読みたくなる、というのもあるのだが。こうなったら最新刊の「VII」まで一気に行くしか。

2003.6.30(Mon)

プログラム修正 → 予備校講義 → 学会準備、とよりどりみどり。

→ back to past diary...  → back to Top...