Diary -過去ログ- 2004年10月(後半)
まだだ! まだ終わらんよ! (日記が)
というわけで、機動戦士Zガンダム、東京MXテレビにて絶賛再放送中であります。この作品って、通してちゃんと見ていないせいか未だにどいつがどの陣営でどう対立してるんだか理解できてないような気がしなくもなく。だいたいアムロとシャアが一緒に戦ってるあたりからしてわけわからんのである。この際だからしっかり見ようかと。
…冒頭の一文からなぜ唐突にZガンダムの話に行くのか理解できない人はそのままほっといて。とりあえず暇になったので日記復活。
…などと書くと、さぞや仕事が忙しかったのだろう、などと思われそうだが、そういうわけでもなく。さすがに研修中のように毎日が定時退社、などというわけにはいかないが、まあいいとこ1〜2時間残業で、帰宅は一応夜8時台、うちでちょっと遅めの晩飯を食える程度には帰ることができてます。これでも大学にいた頃と比べると拘束時間は1時間/日程度短くなっているので、いや社会人って楽だわ、ってところである(拘束時間だけで決まる話でもないが)。
では何がそんなに忙しかったのかというと。ここをご覧の皆様は、私が博士課程を修了した直後あたりからところどころで論文投稿の話を書いていたのを覚えておられるだろうか。紆余曲折を経て、投稿したのが昨年6月、2ヶ月ほどで突っ返され、かなり大幅な手直しを要求されて、その後は隣の研究室の仕事だの極秘就職活動だの、そんな状態で進むわけもなく。まあ結論から言うと結局書き上げないまま研究室を出てしまったわけである。
 で、個人的にはこのままフェードアウトでお蔵入り、というのをかすかに期待していなくもなかったが、そんなこと我が(旧)ボスが許すはずもなく、8月のある日、とうとう携帯に催促の電話が。ちなみに、かかってきたのは、お盆休みで帰省中に友人に会いにこっそり仙台に遊びに行ったまさにそのときであり、直線距離にして約数kmの距離まで接近していたのはまた別の話。正直びびりましたこの時は。ついでに言うと、その後友人と晩飯を食いに行った店に、よりによって研究室の連中がぞろぞろと飯を食いに来てバッタリ会ってしまって極秘訪問が水の泡、というのもまた別の話。悪いことはできません。いや別に悪いってほどでもないが。
 で、その後ガシガシと論文を書き上げて、メール&電話で(旧)ボスとやりとりをしつつ、投稿に至ったのが9月14日。ここでまず一段落。
その後、そろそろ日記再開するかな〜、でも過去ログの格納が面倒だな〜(← 残念ながら我がサイトのログ整理は完全手動である)、などともたもたしていたら、次なる関門、情報関係の資格試験が近づいて来た(ていうか今日がその試験日)。まあ実質的に、試験勉強やらにゃなあ、と思いつつうだうだしていただけで、実質的に勉強したのはラスト2週間、しかも平日は仕事終わった後に勉強するほど勤勉でもないので、実質週末のみ。で、結果はというと、正直かなり微妙。資格関係の予備校で自己採点サービスをやっているので入力してみたのだが、当落ライン上というところである。午後の問題はプログラミングの実務経験が役立つ傾向があるので楽々合格ラインクリアしていたようだが、問題なのが午前の問題。配点によってはどう転ぶかわからん。件のサイトの判定では五分五分より多少マシ、というところ。あと2、3問当たっていればだいぶ違ったと思うのだが。ホントに微妙だ。まあ、全く勉強しないで過去問を解いたときは5割行くか行かないかだったので、それに比べればあの短期間の勉強でよくぞここまで立て直した、と褒めるべきか、その程度でそこまでいくんだからもっとまじめに勉強しとけや、というべきか。ていうかいうまでもなく後者。
というわけでとりあえず当面の懸案は片づいたので、ぼちぼちここの更新ペースも復旧させる所存。
私は、基本的にオリコンで上位に入ってくるような流行りの音楽は聴かないのであるが。今日は久々にオリコン1位などという売れ筋のCDを買っちまいましたよ。まったく、私ともあろうものがラルクだのポルノだののCDを買う日が来ようとは。
…って、のことだが(笑)。レーベルゲートCDだったからちょっと躊躇したんだけど。実際、発売日(先週水曜)に店頭で確認して、

  パ チ モ ン 銀 盤 だ … _| ̄|○ |||

とガックリきていたわけであるが、1週間ほどコピーコントロールCD関係の情報をあたりつつ、うまくいけばPCに取り込めるか、とここはひとつ賭けにでてみた。
 で、結論を言うとあっさり取り込めた。さすがにWindows Media Playerでは認識しなかったが、CD2WAVでリッピング、mp3化成功。プチノイズなどの問題もない模様。ドライブはMITSUMI FX4830とBTCのCOMBO IDE4816CO、両方でOK。正直、これのどこら辺がコピーコントロールしてるんだか、という感じである。PC上で再生するために金を払ってファイルを複製(1回目のみ無料だが)なんてアホらしくてやってられない。馬鹿正直に金を払ってる人もいるんだろうなあ。デジタルデバイドとはこのことか(やや違う)。
このパチモン銀盤、各メーカーが軒並み使用をやめようというこのご時世に、今更こんなことを言っているのもかなり遅れている、という気がしなくもないが。こんなものを買って、メーカーに金をくれてやることはない、と半ば意地になって(まあ、それほど欲しいタイトルがなかった、というのもあるが)買わないようにしていたのだが、まあmp3にできるんならいいや、前言撤回(あっさり)。
ふるさとは 遠きにありて 思うもの。
 古巣の研究室の後輩に誘われたので、芋煮会に行ってきた。と言っても、場所は仙台だの山形だのではなく、多摩川河川敷。就職して東京方面で働いている人、あるいは出張で東京に来ている人が集まって、モラトリアムの日々を懐かしむことと相成った(って出張中の学生もいたけどな)。東京*で芋煮会ってどうよ、とはじめは思っていたのだが、実際行ってみると、河川敷の状況は


こんな感じ

で、屋外での食事を楽しむ連中でごった返し。したがって河川敷で火をたく、という行為自体は別に珍しくもなんともなかった。
 ただし、当然のことながら、


こんなの

とか、


こんなの

を食べている連中は皆無であり、我々以外はバーベキューパーティをやっていたわけである。通りすがりの人々が怪訝な顔をしながら湯気の立ち上る鍋にチラチラ目をやるのが印象的。文化圏の違い、というものを非常に感じさせる一コマ。あなたたち、この季節に河原で火をたいたら、食うものは芋煮とサンマがデフォルトでしょ、と力一杯主張したいところである。
*: やったのは多摩川をはさんで対岸が東京都、という場所であり、実際のところは神奈川県。しかしまあ、芋煮やるのに埼玉→東京→神奈川と3都県にまたがって移動するってのもそれはそれでどうよ、と思わなくもない。自宅から歩いて5分で芋煮のメッカ、という以前の立地条件と比較すると特に。
それから、写真を見ればわかるとおり、芋煮が豚肉・味噌味だったのが、本当の意味ではふるさとを思えてない、というマイナス要素が。まあ来週あたり、自宅でやります。独りで(笑)。
BSアニメ夜話は「機動警察パトレイバー劇場版」。ゲストに国生さゆりってのが、パッと見、非常に浮きまくりな気がしなくもないのだが、2作目のシナリオに異議申し立てをするあたり、なかなか恐れを知らない人物のようである(笑)。ていうか、その突っ込みに対する出渕裕のしどろもどろっぷりがなかなか笑えます。
ふるさとは 遠きにありて 思うもの。
 というわけで、今度こそ。



ふるさとを思うのにサンマは全然関係ないのであるが、あらやだ2尾156円のところさらに半額ですってよ奥さん、てなもんでついでだからゲット。ついでにいうと、牛肉の方も1パック435円のところ半額ですってよお買い得だわ。ってこんなんばっか。まあ、今は野菜がバカ高くてやってられんので、他のところで節約節約。
 いやしかし、最近の野菜価格の高騰っぷりは本気で勘弁して欲しい。サンマとくれば大根おろしだろ、と売り場に行ったところが、やたら細くて短いくせに1本298円とかついててなめてますか貴様。価格の絶対値でいうとかなりせこい話ではあるが、こういうのはちりも積もればなんとやら。うちはエンゲル係数高めなので、なんかじわじわとダメージが効いてくる感じ。
割と首を長くして待っていた「西部警察」であるが。
 ………。なんですかこのチープな画は。いや、いかにも金かけてそうなのは、爆破、破壊の連続から十分にわかるんだけども。フィルム撮りしてないせいか? アクションシーンが非常に嘘っぽいし、安っぽい。アクションシーンがウリの一つならば、このチープさはドラマの評価として致命的のような気がするのだが。なんつーか、土曜ワイド劇場の香りがする。カメラワークとか、無駄に派手な音楽もまさにあのテイストだ。
 そういや、たまに画質が変わるシーンがぽつぽつと見受けられたんだが、あれはなんなんだろうな。ハイビジョン? その割にはあまり意味のないカットも多かったが。
ついでに言うと、役者のアクションもなんだか…。腰が入ってないよ、腰が。まともなのは舘ひろしくらいか。この辺は「あぶない刑事」をホーフツとさせる。ていうかまんまである。まあ、この人が刑事役やると、どれもこれも同じに見えるので、これはこれで。いわゆる「様式美」というやつである。ショットガン持って大型バイクにでも乗ってくれれば完璧だったのだが。
 役者絡みで言うと、やっぱり西部署の面々がパッとしないのもあるのかも。人材不足か、西部署。課長(渡哲也)と団長(舘ひろし)の他が…。田山涼成の立ち位置は、オリジナルのシリーズだといつもネチネチ小言をいう係長役ってところなのでともかく、あとは戸田菜穂と若造4人(名前知らん)ってのはどうも。中堅どころの層が薄すぎて、存在感がない。それどころか、若造同士のいがいみ合いがうざい。若造は、それこそオーディションで選ばれた徳重聡だけにして、もう少し中堅どころを充実させるべきだったのではないかと。例えば寺脇康文とか(それは「相棒」)、風間トオルとか(それは「はみだし刑事」)、あのくらいのクラス。
ここまでケチをつけると、あとは感想がひたすらネガティブになっていく。以下はもはや言いがかりの領域。
  • テロリストの電話。「我々はブラックホーク。黒い鷹だ」。自分で訳してるあたりでワロタ。
  • 西部署の刑事が乗ってる(撮影中に事故ったあの車含む)外車っぽい派手な車。ナンバーが続き番号なのはいかがなものかと。まとめて納車したのがバレバレ。
  • 爆弾取り外し不能なバスを運転して街の中心部から離れようとする若造1。なんかやたらだだっ広い工事現場に入ったのに、その後も延々と運転し続けるのはなんでだ。あれだけ広いんだからとっととバスを止めて離れろよ。そんな爆発数秒前に飛び降りたりせんでも。
    つーか、アレだ。あぶないあぶない、と言ってる割に、あんなぴったり後ろにくっついて追走するパトカーと消防車。もうちょっと離れんと若造1も安心してバスの運転を放棄できんだろ。
  • ラスト近く、採掘場らしきところに立てこもる重装備なテロリスト共。そこを目がけて、なんの考えもなく殺到してはバズーカで吹っ飛ばされるパトカーの面々。おまいらちょっとは頭使いなさい。無策にもほどがある。
  • ラスト、テロリスト首領が死に際に、ニトログリセリンのタンクにつながった導火線に点火。逃げ出す西部署の刑事s。いやいや待て待て。あんなにブン長い導火線だったら逃げる前に火を消しなさい。あそこから安全圏に逃げるよりも、目の前の導火線の火を消す方がどう見ても早いだろ。
ちうわけで、印象最悪な「西部警察」でしたとさ。DVDに焼いておこうかと思ったのだが、これではDVD-Rがもったいない。台湾製の120円/枚を消費するのももったいない(笑)。消去決定。
しかしまあ、開局45周年記念などと銘打っておきながら、なんでこんなチープな出来にしちゃったかなあ、テレビ朝日&石原プロ。なんか金の使いどころを激しく間違ってるような気がするんだけど。
 ちょっと気になったので、同じ開局45周年記念で放送された日テレの「あぶない刑事フォーエバー」(1998年放送)のビデオを引っ張り出して見てみたんだけども、こっちはフィルム録りで、西部警察で感じたチープさはあまり感じなかったなあ。アクションもしっかりしてるし。まあ、これは主役の舘ひろし&柴田恭兵以外の役者にはアクションシーンがそもそもない、ってのもあるんだけど。この2人はうまいよなあ、やはり。
 …いや別に私があぶ刑事ヲタだからってわけではないですよ。