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Australian GEOGRAPHIC presents 豪州のカエルたち 

写真をクリックしてください ゴールドコースト エアーズロック メルボルン
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【 オーストラリア 】
■大きさ
 面積:770万km^2
(日本の約22倍)
■人口
 1892万人(2000年)
(約80%は英・アイルランド系)
■構成
・New South Wales州
 州都:シドニー、640万人
・Victoria州
 州都:メルボルン、470万人
・Queensland州
 州都:ブリスベン、350万人
・South Australia州
 州都:アデレード、149万人
・West Australia州
 州都:パース、185万人
・Tasmania州
 州都:ホバート、47万人
・Northern Territory
 州都:ダーウィン、19万人
・Australia Capital Territory
 州都:キャンベラ、31万人
■政治
 英国王を元首とした立憲君主制。
 6つの州と2つの特別区、連邦
 政府から構成されている。
■産業
 畜産業・農業・鉱工業・観光業・・


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■ オーストラリアの基礎知識 ■
◆気候のこと
オーストラリアの国土は日本の約22倍あり、ヨーク岬からタスマニア島(南北)は直線距離で約3500km、パースからシドニー(東西)は約4000kmにも及びます。従って、気候分布も熱帯雨林気候、砂漠気候から温帯性気候まで実に幅広く、主な各都市の気候は以下の通りです。
・ケアンズ・ダーウィン=熱帯雨林気候
・ブリスベン・ゴールドコースト=亜熱帯性気候
・エアーズロック・アリススプリング=砂漠気候
・シドニー・メルボルン・キャンベラ・パース・アデレード・ホバート=温帯性気候
また、主な各都市の気温はおおむね以下の通りです。
・ケアンズ=●1月:31℃max 、24℃min ●7月:26℃max 、17℃min
・ゴールドコースト=●1月:29℃max 、21℃min ●7月:20℃max 、10℃min
・エアーズロック=●1月:36℃max 、21℃min ●7月:20℃max 、4℃min
・メルボルン=●1月:26℃max 、14℃min ●7月:13℃max 、6℃min
◆国名・国旗のこと
国の正式名称はCommonwealth of Australiaといい、「南の大陸」を意味するラテン語のTerra Ausutralisに由来します。イギリス連邦の一員であるため、国旗にはユニオンジャックを左上に配しています。その下には6つの州と1つの準州を表す7稜星があり、右下には南十字星が配されています。
◆政治のこと
6つの州政府と2つの特別区、連邦政府があり、それぞれに内閣や議会が存在します。州の権限が強く、連邦政府の行政範囲は外交や防衛、金融など国全体にかかわることのみに限定されています。
◆地勢・環境のこと
広大な国土でありながら、最高地点はスノーウィ山脈のコジアスコ山の標高2228mと意外に低い。長さ2000kmにもなるグレートバリアリーフやジャングルの残る北部、荒涼とした中西部のアウトバック、緑の多い南部と土地の表情もさまざま。全体的に日本より乾燥しているため、日当は暑く、日陰は涼しく感じられる地域が多いです。
◆動物のこと
オーストラリア特有の動物として、カンガルー、ワラビー、コアラ、ウォンバット、フクロネズミなどの有袋類があげられます。コアラは北部から南部までユーカリ林のあるところに広く分布していますが、近年の森林開発の影響でその数は減少の一途。動物に関して不思議なのは、都市部で出会った鳩やすずめの警戒心が日本のそれよりも非常に低いことです。日本では(特にすずめは)人間に近づいてくることはほとんどないと思いますが、オーストラリアのすずめは平気な顔をして人間に近づいてきます。その距離約50cm!(以下に写真あり)。何が違うのでしょうか・・・?
◆空の交通のこと
主要都市間の航空便での所要時間は以下の通りです。
・ブリスベン−シドニー : 1.5時間
・ブリスベン−メルボルン : 2.5時間
・ブリスベン−ケアンズ : 2時間
・シドニー−メルボルン : 1.5時間
・シドニー−パース : 4時間
・シドニー−アリススプリング : 3時間




◆ ゴールドコースト(Gold Coast)

オーストラリアで最も活気のあるリゾート地「ゴールドコースト」の眺望。街に沿ってネラング川が流れる。
もともとは、地元のアボリジニが浜辺で海の幸を祝う祭りを催したのがゴールドコーストの歴史の始まり。人口約40万人だが、最盛期には80万人の観光客が訪れるとのこと。

クイーンズランド州の州都ブリスベンの南約64kmに位置するこの街は、亜熱帯性気候に属しており、1年のうち晴天の日が300日以上もあります。6〜8月の冬季でも最低気温は10℃ほどなので、晴れた日の日中は十分海に入れます。

ブロードビーチ、マイアミビーチ・・と、どこまでも砂浜が続くサーファーズ・パラダイス・ビーチ。細かな「鳴き砂」が延々と続きます。
このビーチ、ゴミらしきものが全くと言っていいほど見当たりません。日本のビーチでは考えられないことですね。地元の方に聞いてみると、1日3回市役所の清掃があるそうです。ものすごい広さなんですけど・・・

ゴールドコーストの海岸には、南太平洋の大波が打ち寄せています。
このきれいな海岸を維持するために、市の住民には多額の税金が課せられているとのこと。環境維持のためとは言え、地元の方にとっては悩みのタネ。

ゴールドコーストから内陸へ車で2時間。カナングラ(「ふくろうの谷」の意)近郊、ウィッチズ・フォールズ国立公園内で野生のアカクビワラビーを発見!その他、エレガントワラビーという種類のワラビーも出没するらしい。

こちらは、ヤブワラビー。
この国立公園内には一部ジャングルもあり、以前日本で騒がれた毒グモ「セアカゴケグモ」の生息地。それ以外に、ニシキヘビも出没したり・・・心中穏やかならず。オーストラリアは危険な動物もいっぱいなんですね。世界一毒が強いと言われている毒蛇「タイパン」もオーストラリア生息だそうな。

日本名「ガマグチヨタカ」というふくろうの仲間。カナングラという名称の由来なのでしょうか。

これはポッサム。残念ながら、全くの野生ではなく、餌付けされているものです。オーストラリアでは、動物と人間との間の距離が短いように感じられました。実際、動物が人間を恐れている素振りをあまり見掛けません。

ブリスベン近郊、WoolShedという牧場で飼育されていたコアラ。オーストラリア北部のコアラは南部のコアラに比べて毛が短く、体系も小さめのようです。毛は厚手のじゅうたんのような肌触り。

ひたすら「Hello! Hello!」と言い続けるオウム。あまりからかい過ぎると噛みつかれます。

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◆ エアーズロック(Ayers Rock)

6億年の歴史を持つアボリジニの聖地「エアーズロック(現地語でウルル)」の西約50kmに位置する「オルガ岩群(現地語でカタ・ジュタ)」。1325km^2(東京都の半分)の規模を誇るウルル-カタ・ジュタ国立公園内に在ります。36個ある岩群のうちの1つ(右下写真)が『風の谷のナウシカ』のオウムのモデル。

国立公園内に自生する背の低い植物。この辺りは砂漠気候に属するため、朝露を効率良く得るよう表面積が大きなカタチとなっています。国立公園内では、自然発火による延焼を防ぐため、定期的にブッシュ・ファイヤー(野焼き)が行われます。

オルガ岩群の中の風の谷(Valley of the Winds)。ゴロゴロした大きな岩の合間を縫って進んでいると、入り組んだ岩の谷間から吹き抜ける風の音が聞こえてきます。

地上に転がる大きな岩は、全て岩壁から崩れ落ちたもの。極まれに降る雨が、岩山の中深くに浸透し、岩壁から岩を剥離させます。自重に耐えられなくなった岩がある日落下する・・・

エアーズロック(ウルル)の登山口。エアーズロックの頂上は348mあり、東京タワーよりも高い。
この日は、気温が36℃以上になるとの予報が出たために登山禁止。その他、雨や風速など7つの理由によって登山が禁止されます。
ちなみに、土地が赤いのは、土中に含まれる鉄分が酸化しているため。

現地時間午後6時30分頃のエアーズロック(ウルル)。太陽の角度によって、異なる色を発するエアーズロック。この日は曇り気味。
ご存知の通り、エアーズロックは世界最大の一枚岩。かつての平地が隆起して形成されたもので、地上部分はごく一部にすぎず、地下には6000mに及ぶ岩層が隠されているといわれています。

右上の写真のさらに5分後の写真。
ちなみに手前に見える、中背の緑の木は「デザートオーク」と呼ばれるもので、成長に100〜200年を要します。非常に堅く、ブッシュファイヤを行っても燃えにくい木です。

アボリジニの楽器「ディジュリドゥ」。すっかりメジャーなお土産となっていました。

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◆ メルボルン(Melbourne)

聖パトリック大聖堂。タスマニアへの入植者たちがメルボルンに移住した1830年代の約20年後、1858年から80余年の歳月をかけて建築されたオーストラリア最大のゴシック建築。外壁は砂岩造りで、尖塔の高さは103mにも及ぶ。

聖パトリック大聖堂近くで見つけた桜の木。メルボルンは夏場でも日中の最高気温が25℃前後と過ごしやすく、年間の気温差も少ない。

ビクトリア州議事堂の裏手で見かけたすずめ。こんなに近くで撮影しても逃げようとしません。何故でしょう?

トレジャリー庭園の一画。メルボルンはミニ・ロンドンと言われる風情が漂う街で、市街には450以上もの公園が点在し非常に緑が多く、文化芸術が発展している街です。

州立図書館の近くにあるメルボルン工科大学(M.I.T.)の外観。歴史を感じさせます。

市街地の周囲を無料で巡回するトラム。これに乗れば、自然や緑豊かなメルボルンの市街地を約40分程度で一周できます。

メルボルン郊外、フィリップ島への道中。ひたすら広がる牧草地。

フィリップ島内の動物公園で飼育されているコアラ。オーストラリア北部のコアラに比べて毛が長く、大型のようです。

ワラビー。こちらもオーストラリア北中部で見かけたワラビーとは異なる種類のようです。

ウォンバット。ウォンバットとコアラは同じ生物から派生したもので、地面に穴を掘ったものがウォンバット、木に登ったものがコアラとなったという説です。

肉食の有袋類・タスマニアタイガー。ちょうどお食事中で、口からひよこの脚が見えてます・・・

カンガルーたち。カンガルー=現地語で「知らない」。かつての入植者が原住民にカンガルーの名前を尋ねたところ「カンガルー(知らない!)」と言われたことを、その動物の名前だと考えたことに由来する。

メルボルンでお世話になったホテル ル・メリディアン・アット・リアルト。お手ごろ価格ですばらしいサービス、すばらしい内装、すばらしい食事を楽しませていただきました。

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