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婆沙羅山=ばさらやま(608m)
1/10〜1/13・・・静岡県の低山めぐり、「一等三角点」と「日本の山1000」 暗沢山・婆沙羅山・登リ尾・達磨山・金冠山・浜石岳・竜爪山・八高山・富幕山 |
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静岡県 | 2005.01.11 | 単独 | マイカー | ニ等三角点 | |||
コース | つくし学園バス停(7.45)−−−婆沙羅山(8.45-8.50)−−−つくし学園バス停(9.20) | ||||||
国道136号線を北上、松崎町の市街部から県道15号で下田方面へ向かい、婆沙羅峠付近からの登山道入口がないかときょろきょろしながら峠のトンネルを抜ける。 わからない。駐車していた地元の人らしい姿を見つけて尋ねてみる。この下に「つくし学園」があるが、そのあたりから登れるかもしれないがよくわからないとのこと。 峠からしばらく下って行くとつくし学園バス停があり、山側へ少し入ると障害児の施設「伊豆つくし学園」があった。 庭掃除をしていた職員に聞いてみると「道はないですね。10年ほど前に施設の子供が山へ迷いこんで大騒ぎとなったことがあります。道がなくて捜索が大変だった」とのこと。親切な職員は役に立つのならと、捜索の時の記録から概略地図をコピーしてくれた。 ダメ元で行けるところまで行ってみることにする。一等三角点でもないし、日本の山1000でもない。登れれば儲けものという気持ちだった。 広いバス停の隅に駐車して出発。 学園の前を抜けて、職員のアドバイス通りに最初はワサビ田につづく沢沿いを登ったが方向が違う気がする。学園まで戻って今度は墓と引水の間の踏跡をたどってみた。水道タンクからワサビ田の脇を通って山道は延びている。 かなりの急登だが途切れることなく道がつづいている。汗を流してつづら折れの急登がようやく終ると、左手へ平坦に近い長いトラバース状の道となる。 平坦道が終ってちょとした平坦地となったところで右手の尾根に踏跡を発見、感ではこれが山頂への道と判断。境界杭に沿って登って行くと桧林の中に小広い空間があらわれた。三角点標石、そして木の幹に取りつけられた小さな手製プレートには婆沙羅山と書かれている。 少し歩きにくいところもあったが、結局山頂まで踏跡はつづいていた。高低差400メートル、所要1時間の登りの割りには汗が多かった。この山も訪れるハイカーの少ない寂峰と言えそうだ。 温暖の地を選んで静岡まで足を延ばしたのに、日本列島が冷凍庫に入ったような寒さ、汗で濡れた体が急激に冷えて行く。急いで山頂をあとにした。 帰りに学園に立ちよって、お礼かたがた山頂まで道があったことを報告した。 |