hkk-506 山岳巡礼≫のトップへ戻る
竜爪山=りゅうそうざん
薬師岳(1051m) 文殊岳(1041m)
1/10〜1/13・・・静岡県の低山めぐり、「一等三角点」と「日本の山1000」 暗沢山・婆沙羅山・登リ尾・達磨山・金冠山・浜石岳・竜爪山・八高山・富幕山 |
|||||||
静岡県 | 2005.01.12 | 単独 | マイカー | 一等三角点 | |||
コース | 鳥居(9.40)−−−19丁目(10.10)−−−穂積神社(10.25)−−−薬師岳(11.00)−−−文殊岳(11.15-11.25)−−−穂積神社(12.05-12.10)−−−27丁目付近分岐(12.20)−−−新道コース−−−鳥居(12.50) | ||||||
由比町浜石岳から次の竜爪山へ移動。 静清バイパスを瀬名ICで出て、201号線を北上、平山の集落を目指す。途中竜爪山への案内があるのでわかりやすい。 穂積神社まで車で入れる思っていたが、冬季のためか集落上にある竜爪茶屋の先の鳥居が出発点となった。登山者のものらしい車が数台止まっている。 登山口の案内板には旧道と新道があった。よくわからないが旧道をとることにする。鳥居の脇に「旧登山道入口」の道標が立っている。 相変らず寒い。早いところ登って来ようと足を速める。鳥居からけっこう急な道だ。岩場はうまいこと階段状に掘削されていて難なく登れるようになっている。 途中見所となっているらしい滝の名前がいくつか案内されていたが、寒くて立寄る気にもなれない。黙々と足を運ぶ。急ぎ足のせいか背中には汗が流れている。 登山道には丁目石があってこれがいい目安になる。19丁目あたりから尾根の感じに変ってくる。その先で新道と合流するところがあるが、無視してそのまま旧道を行く。 穂積神社まで45分だった。丁目石は34丁まで確認できて、その先が神社だった。普通1時間以上かかるらしいから快調のペースで登ったようだ。神社には広い駐車スペースもあるし、ここまで車でくればずいぶん楽ができる。 寒さに一服する気にもなれずにそのま山頂を目指す。 神社裏からの登路には、杉の巨木が次々と目につく。山頂へは思いのほかの急登で、間もなく鉄製の階段が待っている。この階段がどこまでも続いてる。よくもまあこのような階段を作ったものと、感心し、そして半ばあきれてしまう。手すりにつかまって急な階段を一段一段かせいで行くと凍結した雪が出てきた。登りはアイゼン不要だが、帰りは用心したほうが良さそうだ。小雪が舞っている。風も強い。灰色の雲が急ぎ足で流れている。 急登を終って稜線に立つとやれやれという気分だ。 稜線の先には薬師岳の標柱が立っていた。寒暖計があったので見るとマイナス4度だった。たいしたことはないのに気温以上に寒く感じているようだ。「静岡は温暖」という先入観があるためだろう。 薬師岳からいったんコルへ下ってから、一等三角点の文殊岳へは再び登り返しとなる。登山道整備の作業員が丸太などをかついて山頂へ上げていた。思わず「ご苦労さま」と声が出てしまう。 文殊岳の広い山頂には、椅子付きの数個のテーブルが設置されている。鉄の階段といい、「ずいぶんお金をかけている山だなあ」というのが率直な感想だった。 まずは一等三角点を確認、角が少し欠けている。山頂からの展望は期待したほどではなく、富士山の見える方角だけが開けていたが、その富士山も少し霞んで写真には撮れなかった。 小雪の舞う寒さに追われて早々に山頂をあとにする。途中追い越してきた人たちと何人かすれちがった。 稜線から穂積神社への下りでは、最初の凍結した部分だけ軽アイゼンをつけた。 27丁目付近の新旧コースの合流点で、今度は新道を下ることにする。変化はないが坦々とした道で、膝痛を気にせずに歩くことができた。 標高差850メートルほどのコース、往復3時間10分は計画よりかなり早かった。このあと明日の予定の八高山へと移動。 -------------------------------------------------- 竜爪山という山はない。薬師岳(1051m)と文殊岳(1041m)を合わせて竜爪山と呼んでいる。 |