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達磨山=だるまやま(982m)・金冠山=きんかんさん(816m)

1/10〜1/13・・・静岡県の低山めぐり、「一等三角点」と「日本の山1000」
暗沢山婆沙羅山登リ尾達磨山金冠山浜石岳竜爪山八高山富幕山
静岡県 2005.01.11 単独 マイカー 達磨山一等三角点
コース 戸田峠(13.40)−−−小達磨山(14.00)−−−達磨山(14.20)−−−小達磨山(14.40)−−−戸田峠(14.55−15.00)−−−金冠山(15.20-15.25)−−−戸田峠(15.40)
(一等三角点・日本の山1000)
達磨山山頂

朝から婆沙羅山、登リ尾と登り、三つ目の達磨山へ向かう途中で予想外のアクシデントに出会って戸惑う。

修善寺から県道18号で戸田峠へ向かったが、道路崩壊で通行止めの表示がある。戻って136号線から西伊豆スカイラインを使う方法もあるが、時間的には今日中に登るのは難しくなってしまう。
とにかく行けるところまで行って様子をみることにする。道路の閉鎖ゲートのところで、一本のみすぼらしい林道が目についた。もしかするとこの林道で崩壊箇所を迂回できるかもしれない。淡い期待で林道へ入る。車幅ギリギリの細道、不安を抱えながら進むと突然立派な車道へ飛び出した。この車道を上へ向かって走ると、何と戸田峠へ着いてしまった。どの道を走ったのか自分でもわからない。

とにかくひと安心して、峠の駐車場から達磨山へ向かう。伊豆山稜歩道入口の道標がある。
笹を切り開いた芝生の尾根道は、まるで公園の中を歩いている気分だ。風を遮る樹木もない尾根は、右手駿河湾から寒風が叩きつけるように吹き上げてくる。思いもしなかった悪条件、とにかく早く山頂を踏んで来るこしだけを考えてピッチを上げる。
丸太の長い階段を登りきると小ピークの小達磨山で、四等三角点の標石があった。振り向くと富士山がきれいに見えている。
小ピークから今度は丸太の階段を下って行く。行く手に達磨山がよく見える。樹木のない笹山で、強風に悩まされそうだ。下りきったところは舗装道路で、少しだけこの車道を歩いてから達磨山への登りに入る。

相変らず公園の遊歩道同様の道が山頂へとつづく。吹きさらしの強風に煽られて、まっすぐに歩くことができない。酔っ払いのようにふらつきながら歩を進めて山頂に達した。写真を撮ろうとするが風のために体が揺れてシャッターを押すタイミングがつかめない。
一等三角点標石はかなり損傷している。戸田峠方面を振り返ると、富士山が高々と聳えていた。

冷たい強風に耐えられず、すぐに山頂をあとにして戸田峠まで戻った。

金冠山からの富士山
戸田峠から北へ伊豆山稜歩道を少し行けば金冠山がある。ついでにピークを一つ稼いで行くことにする。峠から舗装された車道をたどり、山頂手前で階段状の道を登ればあっという間に金冠山の頂上だった。三角点はないが立派に山頂の体をなしている。大きな電波中継塔が目ざわりだが、富士山の絶好の展望台である。眼下駿河湾の先に裾野を広げる富士山は、まさに北斎の版画を彷彿とさせる。前衛の山など邪魔なものがなく、裾野から頭峰を天に向けて聳え立つ姿は、山梨側からとはかなり印象が異なり、この方角からの富士がいちばんかもしれない。

戸田峠へ戻ってから、明日予定の浜石岳の近くまで移動する。
127号線で三津へ下り、沼津、富士川と走り由比町へ。この夜は浜石岳下の青少年旅行センターで車内泊。
 
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