100km“歩”

あなたの練習に役立つ…かもしれない話。

ライン演習作戦 その2

20040802(月)その日
 記録更新だらけの酷暑の年らしく、順当に最高気温34度。この年はなにもかもが1ヶ月前倒しで。4月に五月晴れだわ、5月に梅雨だわ、6月にカラ梅雨を台風で帳尻合わせだわ、7月に40度だわ、と。
プレ発動
 仕事場から美梨野(仮名)に帰宅したあと、入浴と準備体操[ストレッチ]。背嚢[バックパック]は準備済。いざ出撃! サルスベリの向こうに十六夜の月(リンク新窓)。近所の私鉄に乗って出発地点JR西船橋駅へ。
 脳内BGM:「夢のつばさ〜ジュディ&ランディ」炎のアルペンローゼ
絶食
 食事を24時間前から、摂ってない。トイレのトラブルを回避するタメ。そうそう都合よくコンビニやガソリンスタンドが出現してくれるとは限らないから。(正解なのかムチャだったのかは、作戦終了後も結論は出ないまま)
作戦発動 月2222、0時間経過(t=0)、0km(d=0)。
 西船橋駅22時22分(リンク新窓)。2が並んでるのはちょっとゲンがいい(ほかに6とか16とかの数字は、なんとなくうれしく思う)。
 南下して、東京湾三番瀬をめざす。いちど東京湾に出て、また西船橋駅に戻ってくる。この10kmを追加したのは、そのまま東進(R14+R296+R126)すると10km足りないから(というのは地図上の計測ミスで、後日測り直したら110kmだった。足りないよりはいいけどさ)
 ワクワクのドキドキ…ってほどじゃないけど、軽く興奮はあります。
 脳内BGM:「神秘の小箱」「ポップチェイサー」何の音楽集かはナイショだ。
東京湾 月2325、1時間経過、5km。
 まっすぐ南へ。二俣川交差点で湾岸道路を横断し、さらに南下。埋め立て地の直線道路をひたすらまっすぐゆくと、つきあたりが船橋三番瀬海浜公園(リンク新窓)。南東方向、千葉市の川鉄〜市原の石油コンビナート群。
 海水にタッチしてみたり。引き潮で潮溜まり、打ち上げられた海草がモコモコ、と歩きにくい波打ち際(リンク新窓)写真中央付近は、葛西臨海公園さらには富士山…見えませんねあたりまえですが。さて、何時間後に犬吠埼で太平洋にタッチできるのでしょう?
 脳内BGM:「cross sword」超人ロック・ロードレオンova版
西船橋駅終電 火0050、2.5時間経過、10km。
海浜公園で折り返し、ふたたび西船橋駅。総武線の終電は、東京近辺ではもっとも遅い25時台。その駅も、次の最終下り津田沼ゆきで店じまい(リンク新窓)。みなさんお休みのあいだに、こっちはできるだけ都市圏ヒートアイランドの外へ出たいところ。
 すでに8km地点でふくらはぎ前外側に筋肉痛が出てます。実害のない黄色警報はとうぜん無視です。
 軽くカロリーメイトかじって給水して、R14さらに東金街道と、東を目指します。
 脳内BGM:「Flash Over2」紅い牙7ブルーソネット音楽集2
津田沼駅北口 火0225、4時間経過、15km。
 海神でR14にお別れ、東金街道を東進。船橋駅の南を通過し、R296の北習志野・成田方面へは分岐せず、東金街道を東進。ゲンをかついで、実籾八千代台経由を選択。自衛隊習志野駐屯地を北西側に回るか、南東側に回るか、の違い。
 ほどなく津田沼駅北口(リンク新窓。写真中央つきあたりが津田沼駅。船橋、ららぽーと、津田沼、海浜幕張。このへんは、商業集積がイマイチばらけてて、使い勝手が良いのか悪いのか分からないのであった。
 ある意味地元なんですよ、このへん。美梨野(仮名)からだと、津田沼・船橋にお世話になってます、特に本屋。だから、4時間も歩いてるのに遠くに来た感慨のかけらもなし。
 脳内BGM:「MotherSymphony」ぴちぴちぴっちpure挿入歌(主人公側の攻撃歌)、「暗闇のBAROQUE」(敵幹部の攻撃歌)…という曲名は、この時点では知らなかった。(これは意外な神経発火だよ美籾さん)(ほんとだよねぇ狐月さん。曲名も歌詞も知らない曲が、なぜかリフレイン。いつのまに旋律が刷り込まれたのやら)
実籾駅北口 火0400、5時間経過、20km
 東金街道をずんずん東進(大久保駅前商店街で少々寄り道したものの)、都会の住宅地なので、誰かしら起きててコンビニにふらふら、と人通りがけっこうある。配送トラック荷下ろしやら新聞配達やら、もう早朝モード。ご老人のおさんぽともすれちがう時間帯。日大実籾校舎横を通過、2001年1月に、派手な踏切事故があった踏切を折れ、東金街道さようなら、実籾駅北口。なんだかお祭りの準備(リンク新窓)してますね。お盆ですね。
 さすがに疲労。東習志野小南の公園で小休止。カロリーメイトかじって、流水で脚を冷やす。
 ハーフマラソンなら2時間の距離が、歩きだと半日。歩くのに使う筋肉と、走るのに使う筋肉が、あきらかに違うことが、よく分かる。筋肉痛で。
 なんと左靴下に穴! 新品同様だったのに、よほど歩くフォームが悪いのか、ツメが伸びてるのか(…切り忘れてた)。背嚢に着替え一式つまり靴下の替えはあるといえばある。が、ここで使うと、銚子からの帰りの電車で靴下が汚いまま。それはイヤ。このまま使い続けることにする。…あとで考えれば、途中の市街地で現地調達すればよいのだから、さくっと履き替えればよかったのに。疲労で脳がまわってない(まぁ、ぴっちが脳内に流れてるようでは終わってると思うよ実際)。あとで2。帰宅して背嚢ひっくりかえしてみれば、予備靴下が(普段の習慣で)もう1足余計に詰めてあった。それをさいごまで気づかず持ち歩いてた…おそるべし人魚姫攻撃歌!(ただのおまぬけだよ美籾さん)(ほんとだよねぇ狐月さん。アホすぎ)
 脳内BGM:メインはさきのぴっちpure2曲。ほかに渡辺宙明なイクサー1のテーマだの、某ova主題歌「ノックはいらない」だの、すでに壊れてるっぽい。
夜明け
足を冷やして再出発。日の出はまだでも、街灯下でなくても文字が読めるほどに白んできました。その3へ続く。