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Kate Bush - News
"I think about us lying,
lying on a beach somewhere,
I think about us diving, diving
off a rock into another moment..."
Kate Bush News
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このページには、2005年の8月31日以降のニュースを載せています。 エアリアルがアナウンスされる前の2005年前半のニュースは、 下のリンクからたどってください:

2005年前半


20th October 2005 - - エアリアルとKOTMのレビュー more

2005年10月15日: - KOTM がUKダウンロードチャートでトップ10入り more

2005年10月8日 - ケイトが語るAerial - USのプレスリリース more

2005年10月1日 - シングルとアルバムのニュース more

2005年9月24日 - King of the Mountain のレビューと Aerial のアートワーク more

2005年9月21日 - シングルがBBCでオンエア、アートワークと歌詞も公開に。 more

2005年9月13日 - ニューシングルがBBCラジオ2で9月21日に初公開。 more

2005年8月31日 - ケイトのニューアルバム "AERIAL" は11月7日発売! more

   
 

Aerial - out on vinyl Dec 5thエアリアル - いよいよビニール盤が!!

2005年12月18日:ケイトのオフィシャルサイトから: 「エアリアルの2枚組ビニール盤は、この土曜日(12月17日)から店頭に並びます。 - 美しいダブルジャケットと大判の24ページカラーリーフレットが付いています。」 すばらしい! やっとクリスマスまでにこのレコードをコレクションに加えることが できることが決まりました。 このレコードの音質と見た目のすばらしさについては、すでにうわさが聞こえて います。ケイトからのスクラッチメッセージはどうなっているでしょうか....

発売4週でエアリアルがプラチナアルバムを獲得!

2005年12月6日: ホームグラウンドのピーターとクリスがEMIから今日知らされたところによると、 エアリアルはUKでリリース後わずか4週でプラチナの地位を得たということ です。ということは、30万セットということになります。 これはレッドシューズやセンシャルワールドよりも早く、ケイトにとっても 大きな業績ということになります。 おめでとうケイト!!!!!!!!!! それから、印刷の締め切りに間に合うように、待ち望まれていた ホームグラウンドのエアリアル特集号を仕上げるという記念碑的仕事を 完成させたピーターとクリスにもおめでとうの言葉を!

2005年11月30日: ケイトニュースのアップデートを忘れているわけではもちろんありませんので、 どうかご心配なく。 Aerialが世界的に評価されているのを見ていると(ヨーロッパチャートで 総合2位に輝いています)、忘れたなどと言っている場合ではありません。 いまはまとめ作業中ですが、最新のニュースについては フォーラムのMedialogのセクションでご覧ください。 また、ケイト・ブッシュにかんする巨大オンラインリソースのガッファウェブにも Aerialの関係の記事やレビュー、インタビューなどが 続々とアップされています。 これもチェックしてください。 ケイトのオフィシャルサイトもFlashバージョンだけでなく、 HTMLフォーマットでも読むことができるようになっています。

Front cover detail of The Cellar Gang - by John Carder Bush

ジョン・カーダー・ブッシュ - ウェブサイトと新作本が本日公開に

2005年11月30日: ご存知のように、ケイトには才能にあふれたお兄さんが2人いて、ケイト自身も いままでずっと一緒に活動をしてきています。 (パディーからの最新のメッセージが下にあります。それから、 Aerial号の次になるホームグラウンド77号には、パディーからの 投稿も出る予定です。) もう一人のお兄さん、ジョン・カーダー・ブッシュさんは今日、 ダークでユーモラスな小説、セラー・ギャングを本日刊行しました。 これはずっと待ち望まれていた作品です。 新しいウェブサイトwww.johncarderbush.comに行くと、文章・音楽・語りなどいろいろな形の作品があって、 この本を注文することもできるようになっています。 この本は、500部限定版で発売になっていますが、 このうち最初の50部は著者サイン入り、ナンバー入りになっています。 セラー・ギャングの装丁はハードカバーでリネン装、クリーム色の梳紙という ことで、前の作品になるキャシーをお持ちのラッキーな方なら きっと納得される立派なつくりになっています。 ジョン氏は、 「セラー・ギャングは本日発売です。この本はよい出来になったと 思います。手にした感じも見た目も素晴らしいですし、 読んでいただくと心に届くところもあると信じています。 このプロジェクトに興味を持っていただいてありがとうございます。」 とおっしゃっています。 カバーのもっと大きな写真はこちらにあります。 レア物、かつクリスマス前ですから、これはすぐに注文すべきですね!

パディー・ブッシュ - ケイト選曲のスペシャルCD(とパディーのドキュメンタリー) のニュース

Paddy Bush in Madagascar with Justin Vali 2005年11月19日: ケイトのお兄さんのパディー・ブッシュから、 ワールドミュージック系雑誌のソングラインの来月号で、 "マイ・ワールド"という連載の記事にケイトが登場する と教えてくれました(ワールド・ミュージック分野の聴かずに死ねるかという ような感じのコーナーのようです)。 パディーはこの雑誌によく寄稿していて、今月号にも登場していますが、 ケイトを説得して、10曲ワールドミュージックの曲を選ぶということに なったそうです。 この10曲は、付録のCDに収録されることになります。 ケイトが選ぶ曲には、マダガスカルのジャスティン・ヴァリ(レッド・シューズの アルバムに参加、パディーの作品やツアーにも参加)が入っているはずです。 そのほか、ドイツ、ブリタニー、アイルランドの音楽も入っています。 CDに入るトラックには、それぞれケイトのコメントがつきます。 この雑誌の発売日は12月の9日です。 ソングライン誌の注文のしかたについては、 こちら を見てください。

さらには、1998年にチャンネル4でパディーがつくったすばらしいマダガスカルの フィルム、 ライク・ア・ゴッド・ホウェン・ヒー・プレイズが、 リンクTVというアメリカの衛星放送で放送されました。 今週中繰り返し放送されるということです。放送時間などについては、 こちらにある放送局のウェブサイトを見てください。 これは映像の美しいフィルムということですが、 もらったメールによると最初に紹介されたときにはこれを 見られなかったパディー・ブッシュのファンもたくさんいたということです。 パディーさん、ありがとうございます。 そして、ケイトのトップ4に、あらためておめでとうを。 (ちなみにパディーはシングルのお化けっぽいバッキングボーカルを担当しています。) それから、4月に出る予定のホームグラウンド77にも寄稿してくれて います。 パディーとこのドキュメンタリーについて詳しく知りたい方は、 こちらをご覧ください。

ディス・ウーマンズ・ワークがUKで突発的にダウンロードヒットに!

Walk Away And I Stumble 2005年11月18日: ITVのドラマ、「ウォーク・アウェイ・アンド・アイ・スタンブル」を 11月15日に見たUKの人から、たくさん問い合わせのメールが届きました。 このドラマは、タムジン・アウスウェイト(写真)が主演しているのですが、 問い合わせは番組の中で繰り返し(しかも効果的に)使われていた ケイトの歌の曲名が知りたいという内容でした。 このドラマを見た700万人の視聴者に大変な反響を及ぼしたようです。 この曲は、ケイトのディス・ウーマンズ・ワークで、 いきなりUKのiTunesダウンロードのベスト3に踊り出てしまいました。 上にいるのはガールズ・アラウドとマドンナの最新シングルだけです! これによって、1989年のケイトのアルバム、センシャル・ワールドに 収められていたディス・ウーマンズ・ワークは、ケイトがつくった 曲の中でもベストセラーということになってしまいました。 もともとのシングルリリース時にはそれほどのセールスでは なかったのですが、その後テレビのサウンドトラックに 何度も使われたりもしていました (たとえばアメリカでのエイリアス・アンド・フェリシティーなど)。 これは、ケイトのエアリアルのチャートポジションやクリスマス商戦に 向けてもたいへんいいかたちで弾みをつけてくれると思います。 (まさにクリスマスシングルの作り方、というところ。ゲイリー・ジュールズの 例を見るまでもなく。) P.S. 視聴者のリアクションは、 こちらで見れます。

Top

エアリアルがUKチャートで3位に!

Aerial - out on vinyl Dec 5th 2005年11月14日: エアリアルがUKのアルバムチャートで3位に入りました。 これは初登場でトップに輝いたイル・ディーボに次ぐ2番目の高位エントリーです。 2位はウエストライフが獲得しました。 このアルバムは業界の評判でもコマーシャルな面でもたいへんな話題の スマッシュヒットとなりました。 どの面から見ても、この勢いは衰えることなくクリスマスまで続くことは 間違いありません! おめでとう、ケイト。この作品を作るために努力を惜しまなかった すべての関係者におめでとうの言葉をおかけしたい。 King of the Mountainの方も、3週目に入ってなおトップ30に残っていて、 今週は21位でした。ミュージック・ウィークによると、 UKでのエアプレイはこのシングルは今週が一番多かったということです。

ビニール盤続報: うわさによると、エアリアルの ダブルビニールバージョンは、プレスの品質を確保するのに時間がかかって いて、12月の5日までは手に入らないようです。 まあ、それでも大判のブックレットを見る時間は、 クリスマスまでに十分にありますね。

アルバムは売れ行き好調! シングルは引き続きUKトップ10   そして オフィシャルサイトが本格始動 

2005年11月10日: Aerialは、UKで飛ぶように売れています。 今週の中間集計では、ケイトを上回るのは、イル・ディーボとウェストライフ だけではないかと見られています。 店頭でもう売り切れになってしまっているという報告も たくさん入っています。 最終的にどうなるかは分りませんが、Aerialはダブルアルバムですから、 ケイトは他のアーティストの2倍は売れている、という計算になります。 King Of The Mountainの好調なセールスで、 このシングルは今週も8位でUKのトップ10圏内にとどまっています。 ケイトのオフィシャルサイト、www.katebush.comが始動しました。 ケイトからのメッセージのほか、画像、ビデオ、オーディオなどの ダウンロードが出来るようになっているほか、 Tシャツ、トレーナー、写真、マウスマッドなどが買えるショッピングページや、 バイオグラフィー、ニュースのページもあります。 チェックしておきましょう! BBCフロント・ローでのケイトのインタビューを聞き損ねた人は、 こちらで聞けます。 マーク・ラドクリフの番組でもケイトのインタビューを流しましたが、 これも、こちらのBBCサイトで聞くことができます。 マーク・ラドクリフのケイトのインタビューはドキュメンタリーの かたちで、11月19日の夜9時から、ラジオ2で放送される予定です。 このインタビューでよく分るのは、ケイトが8枚目になるスタジオアルバムが 世の中で高く評価されているのに、とても驚きながらも喜んでいるということです。 これからまたレビューも出てきますが、すべて最終的には ガッファウェブ に集めて保存されるはずです。

[On a personal note, the release of the album has coincided with two separate trips that take me away from site-work just now so this would account for the slightly reduced rate of updates - to be honest I think we're all just luxuriating in this new music for now, but I will catch up eventually. If I can manage it I'm going to put my own thoughts about the album together for the much-anticipated new issue of HomeGround magazine due out in December (who spotted their ad in Mojo?!). The album is extraordinarily beautiful and powerful. I couldn't give a toss about chart positions or anything else right now. Thanks so much again Kate. I'm off to pop my headphones on again. "...we dive deeper and deeper" ]

2005年10月31日: オランダのEMIはAerialの発売記念パーティーを 11月2日の19:30から、アムステルダムはカルヴァーシュトラートの FAMEレコード店で行います。 詳しくは、オランダのオフィシャルサイト(こちら)で見てください。鳥の歌も聴けます。

Celebrate King Of The Mountain がUKチャートで4位!

2005年10月30日: ケイトのニューシングルが、オフィシャルのチャートで4位に入りました。 これはすごいヒットです。 神秘の丘と嵐が丘に続くケイトの歴代シングル3位の成績ということに なります。 トップ40シングルとしては25枚目になります。 おめでとう、ケイト。 トップ10チャートへもカムバックです! そして、この興奮も冷めないままに、もう何日かで 待望のダブルアルバムを手にすることが出来るのです。

2005年10月29日: できるだけ多くのみなさんが、できるだけ早く、 King Of The Mountain のCDとピクチャーディスクを買っていただければ と思います。 このシングルへのサポートをよろしくお願いします。 というのも、業界の中間集計と予測によれば、 ウェストライフが今週末のシングルチャートで1位を取ることは ほぼ確実なようですが、 ケイトは、3位の座をアークティック・モンキーズやシュガベイブと 争っている状態なのです。 これはケイトの初登場ランキングとしては、史上最高になるかも しれません! ということなので、みなさん、クリスマスプレゼントにもいかがですか? もし、地元のHMVなどで売り切れているようだったら、 すぐにオーダーを掛けてくださいね。 それから、まだダウンロードをしていない方? これも今週のチャートにカウントされますのでよろしく。

Aerial - テレビ向けCFが公表に! 

2005年10月29日: オフィシャルサイトのメーリングリストに登録していて良かったのは、 Aerialのアルバムのテレビコマーシャルのダウンロードができる リンクを送ってもらえたことでした。 この下にあるリンクの中から、お好きなフォーマットと 回線速度を選んで、ケイトの Sky Of Honey のアルバム (と、このアルバムで一番短い Aerial Tal)を ちょっとだけ味わえるコマーシャルを楽しんでください。 
Windows Hi | Lo  Real Hi | Lo

Mojoのケイトへのインタビュー - 一部が公表に

Kate in Mojo magazine Dec 2005 2005年10月29日: 11月2日発売のMojoには、おそらく全部で2つしかないAerialのインタビュー のうちの1つ(もうひとつはBBCのラジオ2)が出るはずです。 ガーディアンには、トム・ドイルが行ったインタビューの一部が公開されています。 こちら。 Mojoの記事では、ケイトは、「the antithesis of the mysterious recluse」と書かれています。これはタブロイド誌が1つ覚えのように 繰り返している表現の繰り返しです。 「.....さて、ここケイト・ブッシュの自宅にいるのは、 ブラウンのシャツとジーンズにトレーナーを着て、 家事のために髪をまとめている47才の一児の母で、その表情は笑顔の中にも緊張が見られた。 ..... 見渡すとそこにはとても普通の、家庭的な姿があった。おもちゃや子供の本が 散らかり、ソニーのワイドテレビとシャックルトンのDVDがある。 暖炉の上には、ジェイムズ・サウソールのフィッシャーマンという絵がかかっている。 これは船と老練の船乗りたちを描いた絵で、ほどなくエアリアルのアートワークの 一部としておなじみになるはずである。 隣の部屋の壁には市民ケーンのドラマティックなエンディングで燃やされる ローズバッドのそりのレプリカがかかっている。これはカムバックシングルの King of the Mountain のビデオのために製作されたもので、 7才になる息子のバーティーへのおみやげに持ち帰られたものだ。 『それまでのやり方を変えて、とても普通の生活をしようと思い始めると、 変わった世捨て人でもう二度と表舞台には出てこないんじゃないかというような 世間の目がとても気になってきました。』 声のトーンも上がってくる。 『私は自分の強さを知っているし、だからこそ、精神異常になってしまったとか 精神が不安定でひよわだとか言われると、とても腹が立ってしまいます。』 世間からもケイト・ブッシュが待ち焦がれられていたニューアルバムを 果たして完成させることができるんだろうかという不安がありましたが、 それは製作者自身にとっても同じだったようです。 『確かに、ぜったいにこのアルバムは今年中に完成させて、出してしまおう、 と何回も思いましたが、もうこれはいつまでも完成しないかもしれない、 と思ってしまうことも何年かの間続きました。 もっと早くできれば、きっと乗っていけるのにとも思いました。 何をするにも時間がかかって、どうしてかわからないんですが、 この12年の間というもの、時間はどんどんすり抜けていく感じでした。 そういう普通の生活が出来たのは良かったと思いますけど。』 と彼女は続けます。 『そういう生活は私自身でもあるわけで、私にとって洗濯をしたり 掃除機をかけたり、ということはとても大事なことでした。 業界の友達なんかは食器洗い機の使い方も知らなかったりしますが、 これは恐ろしいことだと思います。 人間としての機能をちゃんと果たしたいという思いがあります。 セレブの世界というような本当にバカみたいなところにはまり込んでしまうと なおさらですね。 テレビのコマーシャルに出たからって、それがどうしたって言うんでしょう?』 バルトロッツィ夫人についてはこう語っています。 アボカドにスプーンを入れながら、彼女は言います。 『割と早くこの曲を聴いた人の反応は2つに分かれていて、好きだという人と、 なんだかとても気に入らないという人がいました。 主題がとても小さなことだというのが良いと思うんです。 服はどんな人かを決めるとても大事な部分だと思うし、皮膚の細胞とか匂いとかとも つながっています。 殺しが隠れているんではないかという人もいました。これは良かったですね。 そういうあいまいさが好きなんです。』 エアリアルの中でもひときわ際立つ曲は、1枚目の最後に現れます。 A Coral Room はピアノとボーカルのバラードで、作者自身はあまりにも個人的な曲なので リリースをためらっていたという曲です。 これは母の死を扱った曲で、レッドシューズのときにはどの曲でも扱わなかった 主題でした。 『それはしませんでしたね。やろうとしても無理な話だったと思います。 とても激しい痛みですから、それを乗り越えるまでには長い月日がかかります。 私が神経衰弱になっていたというような記事もいくつかありましたが、 そんなことは無かったんですよ。とっても疲れていたのは確かですが。 本当に厳しい時期でした。』 16ページにわたる特別インタビューは、11月3日発売の MOJO誌で読んでください。

Kate Bush - The BiographyKate on cover of German Rolling Stone2005年10月29日: ドイツ版のローリング・ストーンの最新号のカバーに ケイトがフィーチャーされました。 US版でも同じであることを期待しましょう。..... それからドイツのファンには、こちらこちら にあるすばらしいファンサイトもチェックしてもらいましょう。 ケイトは、21日の月曜日、スカイ・ニュースの中で時間を割いて 紹介されました。 シングルのリリースについて紹介するだけではなく、スカイ・レポートの中で 10分の時間をかけてファンとジャーナリストにケイトの魅力について インタビューしています。 ....このたび新刊のケイトのバイオグラフィーは、シンプルに ケイト・ブッシュ - ザ・バイオグラフィーと題されていますが、 タイムズでのサン・エティアンのシンガー、セーラ・クラックネルによる レビューがこちらに出ています。 「ロブ・ヨヴァノヴィクのバイオグラフィーでは、ケイト・ブッシュを 好感の持てる非常にクリエイティブな人物として描いている。 ちょっと普通ではない深い文化に育まれた生い立ち (物ごころつくころからシベリウス、C.S.ルイス、T.S.エリオット、Tレックスに 親しんだこと)だけでもこの本の価値がある。 文章は好意的で、レコーディングセッションやミュージシャンについての マニアックともいえるディテールがいっぱい書かれている。 個人的にはちょっとそれが多すぎとも感じるが。 いい引用もいっぱいあって、とても面白くあまり目立ちすぎないようになっている。 .....子供を幼稚園に車で連れて行く途中、ケイト・ブッシュのニューシングル、 King of the Mountainが流れてきた。 それは今週発売され、続いて12年ぶりのアルバム、エアリアルが発売されるという。 その曲はまさに私が聞きたいと思っていた、ピュアなケイト・ブッシュだった。 暖かみのある魅力的な声、センスのよいアバンギャルド系のアレンジ、 難しい歌詞。まさにこれでしょう!」 この本はすでに発行されていて、 11月6日にノーウィッチのカルチャー・ショック書店で開かれる イベントで、著者のサイン会が行われる予定です。 リサ・レッドフォードノバダディーもこのイベントに参加して ケイトへのトリビュートとして何曲かを演奏する予定です。 詳しくはこちらで。 ◆ ケイトのフィルム、レッド・シューズがデジタル・チャンネルの アーツワールドで11月8日の夜7時から放送されます。 ◆ ニューアルバムとシングルに向けて、ドイツオフィシャルサイトも 立ち上がりました。こちらを チェックしてください。 ◆ オーストラリアはブリスベーンのケイトファンは、 11月8日に集まるということです。 詳しくはこちらで...

Aerial - アルバムのニュースのまとめ

Kate Bush 2005続、レビュー集: ケイトの8枚目のスタジオアルバムにすばらしいレビューが続いています。 ....このアルバムはすでに、評論の上では完全に成功を収めたと言えるでしょう。 レビューが続々と出るたびに、アルバムへの期待は高まるばかりです。 ここにはその中から一部を紹介しますが、 レビューの全文はガッファウェブ・アーカイブのこちらのセクションにあるということも ご紹介しておかねばなりません。 今度発売のMojo誌には、ケイトに5つ星をつけるレビューが出るんでは ないかと期待していますが、それだけではなく、"Instant Classic" の 評価の期待もあります! ジム・アーヴィンはこう書いています。: 「ケイト・ブッシュは今世で最高のアーティストであり、 これはまさにそのケイトの傑作なのである。」 Qの最新号にはAerialの4つ星レビューが出ています。 「こんなアルバムを作れるアーティストは、他にだれもいない。」 Qはまた、King Of The Mountain をビデオ・オブ・ザ・ウィークに こちらで選んでいます。 ◆ Aerialは、ミュージック・ウィークアルバム・オブ・ザ・ウィークに なっています: 「12年にわたって第一線から退いていたことも、ケイトの魅力や音楽性に とっては何でもなかったようだ。 じっさい、この16曲からなる2枚組CDは、その重厚で催眠術的な魅力から、 いままでのどの作品よりも本質をついているように思われ、 他のだれにも作れない作品だ。 エアリアルは詩の世界はもちろん、音楽もすばらしく、サンバ、 クラシック、フォークから、なんとドラムンベースまで取り入れていて、 それでいてその真価を作っているのは叙情性とアレンジ、プロダクション なのである。」 レコード・コレクターの2005年12月号は、ケイトが表紙になっていて、 9ページにわたる"コレクタブル・ケイト"のフルカラー記事と Aerialの4つ星レビューが出ています。 「...この作品は、おなじみのモチーフと、万人を黙らせるほど作りこまれた音楽から なっていて、.....ここで作り上げられた作品は、1085年の愛のかたち 以来の完璧な自信作なのだろうと思えます。」 アイリッシュ・タイムズでは Aerial に4つ星をつけ、 これをCDオブ・ザ・ウィークとしています。 トニー・クレイトン・リーの評はこのようです: 「.....この作品は、いま最先端をいっている音楽に比べても、 スマートで技巧的な音を作っている。 ..... 昔どおりのつくりなどというものはまったく見られない。 エアリアルはまさに、時を経てさまざまな意味を示してきたミュージシャンによる 作品である。そして好ましい内省に基づいている。 .....全部が良い訳では必ずしもないが、良い部分では、最高の暖かさ、深さを 示し、きっぱりとしている。」 チャンネル4のサイトでは、こちらに、アルバムのトラックごとのすばらしいレビューが出ています。 'Bertie'については、 「美しく暖かい、巧みに作られた曲」と評し、 多くの曲は"nuts"!であるといいながらも、 総合的には極めて好意的な評価を下しています。 

BBCは、ウェブサイトにレビューを載せています: 「.....突き刺さるような忘れられないあの声は、浮かび上がるというよりも 飛び出してくるようで、すべての音を魅惑的につむぐことができる。 .....ドライブ感のあるビートが迫る恐怖をあおる How to be Invisible は1枚目の ベストトラックだ。 " I found a book on how to be invisible. On the edge of the labyrinth," .....エアリアルは、愛のかたちや天使と子悪魔と並ぶ 彼女の最高傑作だ。」 デイリー・エクスプレスは、 "It's bizarre - but Kate's quirks work"という見出しをつけて、レビューを書いています。 「.....このアルバムはじんわりと心に沁みてくるだろう。..... このアルバムの世界と芸術性に触れると感動を覚えずにはいられない。 芸術、愛、自然をテーマにめぐる曲たちで構成される2枚目のCDは、至宝である。 .....歌詞、音楽、効果音、自在に操られるケイトの声などすべてが、 まことに感動的な作品を作り上げていて、しかもそこには彼女の作品に ありがちな耳障りな風変わりさがあまり見られない。 本当に聞いて楽しいケイト・ブッシュのアルバムなどというものが いままで考えられただろうか?」 オブザーバー(10月30日)で、キティー・エンパイアはこう書いています: 「これはとんでもないアルバムだ。全く驚いたとしか言いようがない。 悲しくも可笑しくもあり、激昂するところもあれば叙情的なところもあり、 不思議であり、見事と言えるが、全体を通してもろ手を挙げてすばらしいとは 言いがたい。 たとえばビートは80年代のビートを引きずっているようだし、 マイスタジオを自在に操れる技術的先駆者にしては、 音作りにもうちょっと風通しを良くしてもらわないと困るところだ。 そして、急に飛び込んでくる激しいラテンのリズムは、ちょっと ぎごちない感じで、いままでいろいろなワールドミュージックからアイデアを 取ってきた彼女にしても落ち着かない。 さらにややこしいのは、ブッシュの奇妙さがこれまでに無いほどに膨らんでいる ことだ。 若いころのブッシュがブロンテの作品をテーマに跳ねていたのがお好みで 無いのなら、このアルバムは止めたほうがいい。 このアルバムには、茶色い水差しや洗濯機についての歌がある(どちらも 本当のテーマは別にあるのだが)。 そして、ブッシュが鳥の歌にあわせて歌う部分がいくつかあり、 その1つではまるで気が狂ったように笑い続けるのだ。 さらに、ロフル・ハリス。そう、ロフル・ハリスまで登場する。   しかし、エアリアルは必然的に成功している。 その中でも良い部分はとてもすばらしいのだ。 エルビスにインスパイアされた King of the Mountain はアルバムのオープニングに ふさわしく、同時に目くらましでもある。 ブッシュの本質は、'π' のような曲にある。これは 数学者に捧げる感傷的な抒情詩で、この主題の取り方も 曲の作りもとても常識では考えにくいものだ。 この曲のコーラスは小数点以下を延々と読み続ける数字の羅列なのだ。 そしてその後に続くのが、ブッシュの息子バーティーへのなんとも大胆な 賛歌で、とても率直な表現で中世の響きをしている。 1枚目(A Sea of Honey)の残りは、2枚目への期待を持たせる盛り上がりで、 ジャンヌダルクにテーマをとった 'Joanni' や、 メキシコのフレーバーを感じさせる とってもポップな 'How to Be Invisible' がある。   'A Sky of Honey' と題された2枚目は、9曲からなる組曲で いろいろなテーマが織り込まれているが、 主には午後('Prologue')から夕方('An Architect's Dream', 'The Painter's Link')、 そして夜を経て夜明けまでのときの流れを描いている。 なかなか危うい世界だ。   鳥の歌のテーマはずっと流れ、絵を描くことのメタファーが展開される。 しかし、'Nocturn'と最後のタイトルトラックの2曲のダブルパンチを みぞおちに受けると、うーんとうなるしかない。 'Nocturn'では最後の盛り上がりの前に空気を全部吐き出してしまって、 小さくなってしまう感覚がある。 そのあとの 'Aerial' はちょっと予想もつかない高揚感のディスコ調の クライマックスで、これはマドンナやゴールドフラップにダンスフロアを 明け渡せと迫っているかのようだ。 聞き終わって疲れた感じはなくとも、高揚感が感じられるだろう。 前作のレッド・シューズはじめじめとした作品だったが、 まだまだケイトもやってくれるということを見せてくれた。   しかし問題は、女性の巨匠は男性の巨匠のようにはいかない - 少なくとも 男性にとってみると - ということだ。 子供のことや、洗濯機が回るさまや、ジャンヌダルク、ケイトの母親を 題材にした曲、さらには全体に脈打つ官能性から、 Aerialは史上最高に女性的なアルバムだともいえるだろう。 そこには、シェイクスピアの姉妹の言葉をもじった女性的な自己消失の呪文までも ある: 'Eye of Braille/ Hem of anorak/ Stem of wallflower/ Hair of doormat'。 数学に題をとった歌さえ情感に満ちている。 この作品での芸術性はクラクラしてしまうほどで、視点は限りなく広く高く、 深い。 頑固ものの女嫌いでもそれを認めないわけにはいかない。 全く究極の天才というべきだろう。」

ニューヨーク・タイムズの10月30日版では、 ウィル・ハームズが書いています: 「彼女の最高傑作である1985年の愛のかたちと同様、 この最新作は曲集とコンセプトピースの2つに分けられる。 愛のかたちがどちらかといえば密度が濃くメッセージがあり、フェアライトのサウンドが ぎっしり詰め込まれていたのに比べると、エアリアルには広がりがあり、 リラックスした気分がある。 ベースのデル・パーマーなど長いつきあいの仲間と録音したこの作品では、 曲の多くはシンプルにボーカルとピアノを引き立てるようにアレンジされている。 その代表が気品を感じさせる A Coral Room である。..... ときにエアリアルは非常にリラックスした姿を見せ、ときにスムーズジャズの 領域に入り込んでいくようでもある。 しかし、ブッシュのセクシーでちょっと人間離れしたようなボーカルが、 それを踏みとどまらせる。甘えたような声、トリル、鳥のような叫び、 オクターブ跳躍などが、多重録音の効果で魔法のように 聞く人を魅了するのだ。」 Kate Bush 2005BBCラジオ6でのプレイバックという番組では、全体的に好意的なレビューをしていて、 Aerial は "intense emotional rollercoaster"、"return to form"、"definitely thumbs up"と評されています。 How To Be Invisible は2枚目のシングルとうわさされていますが、 (アメリカの Aerial のプロモポスターではこの曲が引き立てられています) タイムズのロブ・チャップマンはこう書いています: 「2枚組みのエアリアルは、例に漏れず、すこし退屈なところもある。 が、うれしいことに、何曲かは今までの彼女の最高作とも言える曲が収められている。 そして最後の3曲、Somewhere In Between、Nocturn、Ariel は、 ずっと聴いていたいほど喜びに満ちたアルバムのフィナーレとなっている。 シングルカットされたオープニングトラックの King of the Mountain では、 彼女の声のさらなる成熟を感じることができたが、また、歌詞の世界の深まりも また明らかになった。 エルビスが市民ケーンに化けてゆくというような奇妙な世界を歌にできる人は、 他にだれもいないでしょう。 それに、円周率への賛歌を書こうなどと考える人がいるでしょうか? "3.1415" とアコースティックギターの豊かな伴奏に乗せて やさしく歌い、それはさらに"926535"と魅力的に続いていきます。 エアリアルのアルバムの2枚目は、さえずる鳥の歌に飾られ、溶けてゆく 太陽や絵に返信する画家、そしてすべてが最高潮に達するのが最後の3曲で、 ここではケイトが鳥の歌と交じり合ってゆく。 このような作品が作れるのはケイトだけだろう。 エアリアルを聴いていると、もっとアレンジについて自由にやってくれても よかったのに、と思うこともある。 アレンジについては、1980年代からあまりやりかたを変えておらず、 少しそれに縛り付けられているようにも思えてしまうほどだ。 ロンドンのマッシブアタックやフューチャーサウンドと組んでみても 面白そうなものだが。 しかし、Mrs Bartolozzi のような曲を聞くとすべてを許してしまいたくなる。 ここでは家庭の退屈な仕事が、洗濯機のなかで絡まるブラウスとズボンの 見ているうちに何か不思議で官能的な世界に突如変わってゆく。 電気製品を巧みに織り込んだ珠玉の作品である。」 タイムズにはケイトの著名ファンの言葉を集めた 記事を出していて、Aerial についてはこう書いています。 「密教の詩のような2枚組のブッシュのニューアルバム、エアリアルの登場を受けて、 あらゆるジャンル、あらゆる世代のアーティストが英国ポップ界の女王へのオマージュを あちこちで口にしています。 アレンジとプロダクションにおける彼女の完璧主義、母の視線で音楽を操る才能、 強い感情と官能性に満ちた内なる歌詞の世界、これらがすべてきっぱりと女性の視点から 解釈されてきました。」 最後に、BBC 2のニュースナイト・レビューでは、 評者のアルバムに対する意見は2つに分かれました。 プレゼンターとゲストの一人は聞くたびにどんどん好きになっていくような 良いアルバムと感じたようですが、他の人たちは、 Mrs Bartolozzi の歌詞などがしっくり来ないようで、 ケイトのことを"the right kind of eccentric"では無いと 言っていました。

King Of The Mountain Picture DiscKing of the Mountain - シングルのニュース

2005年10月29日: King Of The Mountain は本日ITVのCD:UK チャートで4位になりました。一方、ビデオはこちらのコンタクト・ミュージックのサイトで レビューを受けています。 ◆ このシングルはアイルランド・チャートで13位に入りました。 ◆ ケイトのニューシングルは、アメリカのオルタナ系カレッジ系ラジオ局で スマッシュヒットになっています。 - フィルター・ウィークリー・ラジオ・チャートという フィルター・マガジンがまとめるアメリカ国中のカレッジ、インディーズ、 モダン・ロック、アダルト・アルバム・オルタナティブのラジオ局の コンピレーションが出ているのですが、 ケイトはトップ50シングルチャートで1位になっていて、 このチャートには シギュル・ロス、デス・キャブ・フォー・キュイト、アイアン・アンド・ワイン、 マイ・モーニング・ジャネットといったアーティストも 入っています。 なんと良い趣味でしょう! チャートはこちらで。 ◆ サン紙では、10月21日の紙面で、シングル・オブ・ザ・ウィークに このシングルを選んでいて、 5点中の5点満点をつけた上でまるごと1ページをケイトに振っています。 全アルバムのレビューもあり、 「約5分にわたる強力作は、センスの利いたビートと、 いつものように真意をつかみにくい歌詞で飾られている。 うれしいのは、ケイトの声に全くかげりが見られないことだ。 まったくうれしいカムバックだ。」と評しています。 トップ・オブ・ザ・ポップスでは、こちらに4つ星のレビューが出ていますが、 このレビューは、番組の視聴層である若いファンに向けての 良い紹介になっています。 「ポップ・キッズ諸君、ちょっとポップス界のすごい人のお勉強をしておこう。 ブッシュ女王様は、たぶん君達が聞くようなちょっと変わった娘たちとは ちがうけど(たしかに、47才ってのはポップス界ではぜんぜん若くない)、 そのあとに出てきたちょっと風変わりでユニークな女性ミュージシャン たちの先輩分だと言えるんだ。 ケイトがいなければ、アバンギャルド系のブラー、プリンス、キラーズなんてのも トーリ・エイモスも出てこなかっただろう。 クリスティーナ・アギレラ、アリソン・ゴールドフラップなんかもきっと、 近所のファーストフードでポテトを出したりしてたんではないだろうか。 それに、ケイトは、まだ19才の時にあの、史上もっとも喉が要る曲と言われた 嵐が丘を作曲しているんだ。 とにかく、12年ぶりのシングル、King of the Mountain は、全曲ケイトっぽい 雰囲気で包まれている。 高く舞うリッチなボーカル、物思いを誘う歌詞、ガンガン来るリズムと ゴージャスなエレクトロニクスで出来上がった珠玉の作品だ。 まあ、もしタテ乗りでこぶしを突き出すのだけが趣味って言うのなら、 好きにはなれないと思うけどね!」 ヒート誌にも4つ星のレビューがでています。: 「エキセントリック界の象徴、ケイト・ブッシュからの12年ぶりのシングルが、 固唾をのむファンに見守られて登場する。 ファンはこの曲に裏切られることはないだろう。ささやくようなエレクトロニクスの ビートで始まり、最後の方のうねるようなメロディ、エッジの利いたギター、 風のようなコーラスなど、どれもよい。」 ギグワイズの高い評価もこちらに出ています: 「さて、もう20年以上も前に親父が好きだったアーティストの曲を好きになる なんて、信じられない? でもケイト・ブッシュは聴いてみてもいいかも。 ここんところのポップスはみんな同じに聞こえるけど、そんなところに King of the Mountain をひっさげて帰ってきたブッシュは、圧倒的な 存在感だ。すごいよ。ブッシュのちょっと恐いような声と、風の効果を つけた神秘的なメロディーは、きっと心にひびくだろう。 単純すぎるかもしれないが、すばらしいカムバックだ。」 マンチェスター・イブニング・ニュースのサイモン・ドノヒューは、 5点中の4点をつけて、こう書いています。 「曲の中の風の音、ドラムス、優美な音楽は、いままでおなじみのあの 恐ろしいボーカルとも比べてみると面白い感じですが、 これはまるで、幽玄の高みにゆるやかに上ってゆくようです。 タイトルでもわかるように、彼女自身も以前には親しかったチャートとは 一線を画す作品です。 まず一言でまとめるなら、初期のCDプレーヤーをテストしていたときのように、 明かりを消して、カーテンを閉めて、暗いところで聴いてみたくなる曲で、 堂々たる英国の才気の復活を先導する作品といえましょう。」 UKのメトロ紙はこう書いています。: 「市民ケーンとエルビスを引用したブッシュの12年ぶりになる作品は、 予想できなかったほど奇妙で、超現実的で、忘れられないものです。 カラオケ向きではありませんが、3オクターブの声が聞こえるだけで十分でしょう。 5点満点の4点。」 ローリング・ストーンでは、 King Of The Mountain は4つ星になっています: 「UKの高踏派ケイト・ブッシュが12年間の沈黙をやぶるにあたって、 ファンたちはトーリ・エイモス後、初となるボーカルを聴く喜びで インターネットの世界を沸きあがらせていました。 しかしこの、薄気味悪いようなエレクトリックなポップから、 雄大なレゲエ風味のロックまで幅広いラインナップをそろえた 堂々たるカムバックは、新しくケイトを聞く層にも受け入れられたようです。」 ドットミュージックこちらで10点中の8点をつけています: 「マントラのような加工されたシロフォンのループと、 エフェクトのかかったギターに乗って始まるなぞめいたオープニングを聴くと、 あまりにもぼんやりしていて言葉が聞き取りにくいので、 この10年の間、歌詞を書くのには熱心ではなかったんだと結論付けたく なってしまう。 しかし、曲の中ほどで、一気に雰囲気が変わるところになると、 大きくうねりを見せながらパワフルな展開になり、 "the snow in Rosebud"というささやきで、いまにもエルビス・プレスリーが 戻ってきそうな感じになってくる。  嵐が丘ほどではないとしても(これはもともと無理な話だが)、 "King Of The Mountain"は、永く待たれていた巨星の復活を 見事に記している。」 すばらしいレビューが続いたところで、こういうのもあります。 10月22日づけのガーディアンでは、こういうレビューが出ています: 「このところちょっとデリア・スミスに似てきたような感もある ケイトは、このシングルの頭を「一体どこに行った?」という酔っ払いの 叫びで始めようとしていたのではないか。 実際、これはうまく行きそうで、市民ケーンにインスパイアされたという 歌詞のテーマともしっかり合う。 そして、そこから"The wind is whistling"のコーラスに来ると、 酔っ払ったフィル・コリンズが夜の公演でたたきまくっているような セッションドラムの嵐に乗って、 伝説のロックの大物がステージでのた打ち回っているような感じがしてしまう。」 まあ、すべてが手に入るってことはないということでしょうか。

[For all the very latest news mentions check our forum's Medialog section. The huge online Kate Bush resource Gaffaweb is now being continually updated with all Aerial-related articles etc, be sure to check it out. Note: Full International Aerial news round-up coming soon.]

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まだまだ続く Aerial のレビュー

2005年10月20日: いままでのところ、非常に好意的なAerialのレビューが続き、その中から さらにさらに熱狂的なレビューを呼んでいます。 UKのインデペンデントでは、10月21日の紙面で Aerialのレビューを"やっと現れた大人のための音楽" という タイトルで出しています。 「来月の初めに、ケイト・ブッシュは1993年のレッド・シューズ以来 初めての作品となる Aerial をリリースする。 ポップス界の大物が作品作りに時間を掛けるのが当たり前になったとはいえ、 この空白は長かった。スティーリー・ダンのガウチョとトゥー・アゲンスト・ネイチャーとの間の20年には及ばないが、それに匹敵するとは言える。  その間に、ポップスの世界ではいくつものムーブメントが起き、栄えたのち また消えていった。..... いわゆるブリットポップが去り、グランジからスケート・メタルへの流れ、 ヒップ・ホップのヨーロッパ侵略、テレビのおかげで空虚な製作ばかりに なってしまったポップチャート、といった歴史を経てきたミュージックシーンの 中で、彼女の音楽がまだ位置を保つことが出来るのかどうか、これは 大きな課題であった。 近年のコンピュータ音楽の世界では、その変化はさらに激しくなっているのだが、 そのような目もくらむような進化と12年も離れていたので、ケイト・ブッシュの 復帰は、まるで高速道路を横切るハリネズミのようにぺしゃんこにされてしまう リスクさえ伴っていた。   驚いたことに、ケイトはすでにハリを何本か痛めただけで、両方の車線を らくらくと渡り切ってしまったように思われる。 彼女の音楽性はあまりにも独特のものであるので、おそらく半世紀の間 シーンから遠ざかっていたとしても、 ポップス界の中でその独自のポジションをキープできることだろう。 しかしそれにしても、こんなことは彼女にしかできないということも多い。 家事に疲れて気がおかしくなった主婦のことを 歌ったり、鳥のさえずりとデュエットしたり、 数字の羅列を歌にして、評論家が"電話帳を歌にしたりしてだれが そんなものを聞くんだ?"という陳腐な言い分に新しい意味を与えてみたり。   いまのところ、音を聞くことが出来るのはシングルの "King Of The Mountain"だけだが、ここではエルビスと市民ケーンを題材にして、 名声と富、孤独といったことについての考えを曲にしている。 "Why does a multi-millionaire fill up his home with priceless junk?" という問いかけだ。 アルバムのほかの部分、とりわけ2枚目のディスクの全体に流れる曲の 流れは、高みまで上り詰めた地位をうまく使って、精神的で 美しい世界をどうつくるか、という問いに対する答えのようにも思える。 茫洋としたシンセのテクスチャーにかぶるレゲエのリズムなど、 " King Of The Mountain" は今までのケイトのシングルでも使ってきた 非常に効果的なやりかたを踏襲している部分もある。   シングルのスリーブを飾っているのは、まだ小さいブッシュの息子、 "lovely, lovely Bertie"である。 バーティーの存在はアルバム全面にわたってあちこちに見え隠れするが、 明らかにケイトの世界を明るくする存在のようだ。 ケイトがキャリアを踏み出しだころ、母になるという家庭的なことは 面倒くさいものだと思っていたらしく、作品が恋人であって、それと子供を 育てるのを同時にするなんて信じられないと語っていた。 その答えは、お分かりの通り、12年もの休みを取ることであった。   皮肉なことに、子供の心を持ち、それを手放そうとしない姿勢は、 ブッシュの作品に流れる1つの大きなテーマでもあった。 ..... これはAerialでもまだ続いていて、"Bertie" そのものでもそうだし、 そのほかの曲に流れる記憶のかけらにも見られる。 しかし、初期の曲に埋め込まれていた心の暗い部分に比べれば、 ニューアルバムは極めて明るい方向に向かっているといえる。 私がこのアルバムを通じて感じる印象は、窓が大きく開いていて、 カーテンがそよ風に舞い、ずっと積もったままだった部屋の中の埃が 巻き上げられて命をとりもどすというイメージであった。 歌詞の内容とは直接関係なく。 ..... 約1時間半にわたるこのAerialは掛け値なしで質の高い作品であるし、 重層的な非凡さと奇妙な趣向から、 今日のAORのメインストリームからは得られないほどの興味深い 内容となっている。 また、いままでのアルバムと比べると、より円熟した仕事であると言え、 芸術と光、名声と家庭、創作活動と自然といったトピックについて 思索している。 見方によっては、ローラ・ヴァイアの"Rapture"の延長線上にあると見ることもできる。 これは昨年でもっとも優れた作品であったが、 ケイトが、やはり今でもインテリ系アダルトポップの最前線にあり、 いままでのキャリアに劣らず影響力があるということが分かる。 いままでの作品に比べると、少しばかりヘンであるとは言えるが。」 レビューの全文はオンラインのインデペンデントで読めます。こちら

アイルランドの雑誌、ホット・プレスは、いままでもずっと ケイトを絶賛してきましたが、本日発売の最新号では、 表紙の見出しに「ケイト・ブッシュ: 天才の仕事」とあり、 タラ・ブレイディーがアルバムに10点中の10点の最高評価を与えています。 「ケイト・ブッシュさんとお知り合いになることなどまずあり得ないとしても、 彼女がとても幸福なときを送ってきたということは知っていてもいいでしょう。 AerialにはA Sea Of Honey (彼女がいう'Kate songs'のコレクション)とA Sky Of Honeyという 鳥の歌とロルフ・ハリスにインスパイアされたコンセプトサイドの 2枚がありますが、どちらも幸福に満ちています。 A Ses Of Honeyは、クラシックな厚みのサウンドとゴージャスな ポップ系のフックが絡み合い、最新の回顧集となっています。 信じられないほどにも美しい部分が数え切れないほど現れます。 たとえば 'King Of The Mountain' に流れるヒップホップ風のレゲエビート、 'Pi' の端正なギター、'Joanni'でのなまめかしいボンゴの響き、 'How To Be Invisible' のラテンテイスト、 ケイトの息子に捧げられた賛歌である 'Bertie' での親ばかぶり ("Here comes the sunshine/Here comes that son of mine/The Most truly fantastic smile I've ever seen")、 そこから急展開して始まるバロック風仮面舞踏会の世界など。 このような多様なリズムを料理してしまう才気がそこにはあります。 'Mrs Bartolozzi'は極めてシアトリカルで美しく倒錯した叙事詩で、 洗濯機が回りながら海に出てゆくさまを描いていますが、 そこから戻って 'Swishy Swashy'というコーラスにつながります。 A Sky Of Honeyのほうは、ちょっと取っ付きにくく、 基本的にはニューエイジですが、1枚目と同様に喜びに満ちた 作品です。 鳥の歌、笑い声、エレクトロニクスで美しく彩られていて、 Skyのベースの響きにはDark Side Of The Moonを 思い出させるものがあります。すべての始まりだったデイブ・ギルモアとの 日々を思い出しているようです。 アイドルとしてもてはやされ、花やキス、ヒースクリフへの恋を 歌っていた彼女は、実は変わった趣味を持っていて、音楽の構成についての 卓越した技術をもち、クラフトワークやカンといったレコードコレクションに 囲まれていたわけです。 もしAerialがそうしたところから発しているとすれば、 いくらでも待てるし、間違いなくすばらしい作品であるはずです。」

さらにアイルランドでは、オンラインマガジンのシグラで、 シニード・グリーソンがニューアルバムのことを激賞しています。 「このシングルは、来たるアルバムを占う上でよいさきがけと見ることが出来ます。 ブッシュは亡き天才エルビスのストーリーを、風のようなストリングスを 使って歌います。 パーカッションのサンプル(マリンバかシロフォン?)が曲を通して 流れ、面白い音に仕上げています。 これで1曲が終わり。なかなかいい感じです。 Piは、やはりケイト・ブッシュの世界にいたんだということを 思い出させてくれます。 この曲のタイトルは円を象徴していて、ボウランとキーボードの 伴奏で数字を唱え続けます。 3曲目ぐらいになると、気付くことがあります。 ケイトのベルベットのような声は、12年を経ても期待にたがわず素晴らしい だけでなく、さらに深く魔法のような響きを備えていることです。 最初のころのアルバムのプロダクションでは、彼女の声のキンキンした部分を 強調しがちで、ボーカリストとしてのブッシュの素質をきちんと表現して いませんでした。 ここでは、すべてのニュアンスが微妙に表現され、 いろいろなイマジネーションの広がりを表現しています。 'Bertie' は尊厳と精神の世界です。 マンドリンが軽やかに流れる中、"You bring me so much joy/and then you bring me more joy"という歌詞が、母なるマントラのように繰り返されます。 'Mrs. Bartolozzi' は全く驚きです。 表面上は単純で家庭的な洗濯機の歌のようにみえますが、 - " Splashy sploshy ... get those cuffs and collar clean" - もっとダークな世界を暗示しています。 洗濯のことを歌って、これほどに美しい音を作ることが出来る人が 他にいるでしょうか? それを助けているのは、何年にもわたってコンスタントに仕事をしてきた キラ星のような共作者です。 アレンジは、 センシャル・ワールドでの多層的なオーケストレーションも手がけた (故)マイケル・ケイメンが手がけています。 シングルや'Joanni'(ジャンヌダルク)では、期待されていたような 神秘的な高みまで至るストリングスとドラムを聴くことが出来ます。 'Coral Room' は内省的なピアノ曲で、母を思い出し、 ディス・ウーマンズ・ワークで使われたのと同じチャイムが胸を打ちます。 'Prelude'では、ボーカルで鳩の声を真似ていて、子供のはしゃぐ声が 聞こえます。 'Prologue'ではチェロがストリングスとピアノと響きあいます。 このアルバムにはロルフ・ハリスが 'An Architect's Dream' と 'The Painter's Link' の2曲でフィーチャーされていますが、 ディジリドゥーは演奏しておらず、ちょっとしたボーカルを添えています。 'The Painter's Link' は、のしかかるようなベースでかき消されながら、 いろいろな表情を見せる 'Sunset' にそのままつながっていきます。 この3曲には繰り返し同じリズムや音のモチーフが出てきます。 ケイトの"これは色彩の音楽です"というメッセージで、 多様な雰囲気と響きをよく表現しています。 そこからテンポは急に速くなり、どこからともなくスパニッシュギターが マリアッチのスキッフルで乱入してきます。 明らかに、2枚目のディスクはブッシュが以前から持っている 実験性を含めた音楽性と、多種多様な楽器の採用を試すようなディスクに なっています。 'Aerial Tal' でも鳥の歌が続き、パルシブなエレクトロニクスのサウンドが、 少しばかり乗ってきます。 すこしばかり焦点がはっきりしなくなってきたところで、 ケイトはこのアルバム中でのベストトラックを繰り出します。 'Somewhere In Between' は Aerial が画期的な作品であることを 裏付ける曲ですが、ドラムのサウンドと重いベースのビート、 超現実的な非調和の世界が全くオリジナルな世界を構築しています。 ..... タイトルトラックである 'Aerial' は自由で狂ったような曲です。 バイオリンのループが見え隠れし、アフリカ風のビートに乗って、 鳥のさえずりやマンドリンが歌います。 最後まで聞くと、思わず足を踏み鳴らしてしまうことでしょう。 ..... この幻想の曲たちは、あなたが白日夢を見ずにはいられないような 場所に連れて行ってくれるのです。」 レビューの全文はこちらで。

Aerial soundwave

クラシック・ロック誌では、ヒュー・フィールダーが7/10点を つけています。 「オープニングはもうおなじみの King of the Mountain で、 吹き抜ける風と巻き起こる嵐、そしてローズバッドの雪についての曲です。 4曲目で、腰まで水の中につかり、 'little fishes swimming between my legs' と歌います。 レコードの最後になって、彼女は突然に笑い出しますが、 そこになって初めて年を経た女性の笑い声を聞いていることに気付きます。 もちろん、他にも変化はあります。一番目に付くのは、ケイトが母親に なったということで、バーティーに彼女の瞳を持った女にまぎれもなく なっているということです。 'More joy and such joy that you bring me,' と中世風の伴奏に乗って 彼女は歌います。 同じく家庭の中から生まれたのが、前述の魚に出会う前の Mrs. Bartolozzi で、 ここでは彼女は洗濯機に魅せられていて、洗濯物が回り、 スカートが夫のズボンと絡み合うのを描写します。 .....そのほかにも、'Pi'では円周率の数学と円の美しさに魅せられ、 そのコーラスでは円周率の無限に続く数字を歌い上げます。 'clothes on the beach and footprints leading to the sea' というのには気付かないでしょう。 .....一度聞いただけでは全部のつながりはなかなか分からないでしょう。 しかし、我慢強いファンたちは、まだお楽しみがあるといって喜ぶのでは ないでしょうか。」

UKのゲイメディアは、今までも熱烈なケイトのサポーターとして知られてきましたが、 今月のアティチュード誌(表紙はマドンナ)では、 パトリック・ストラドウィックが Aerial に5点中の満点をつけています。 このアルバムの評価では、こう書いています。 「自由に解き放たれた、自己探求による究極の傑作」 ストラドウィック氏は素晴らしい Aerial のレビューを書いています。 「12年もの間、苦悶に耐えながら、8枚目のスタジオアルバムを 待ち焦がれていたファンは、喜びにむせび泣くことでしょう。 安心からという部分もありますが、ブッシュさんがいままでもっとも 賞賛された愛のかたちに匹敵するような、商業的とは思われない 最高の音楽を84分もとどけてくれたからでしょう。 しかも音楽そのものも、もはや抗うつ剤など必要としないほど 喜びで光り輝いているのです。 7年前、ケイトは息子のバーティーに恵まれました。 Aerialのアルバムは、母親の立場で世界を見ると同時に、 若いときの興味津々の視線も備えています。 しかし、1枚目(A Sea of Honeyというタイトル)の1曲目をかざる デビューシングルのKing of the Mountainは、 目くらましかもしれません。 吹き抜ける風とエルビスについての忘れられない想いは、 夜明け前の闇みたいなものです。 まだ、夜明けのくるのはこれからです。 まずはファンキーなベースのPiで、 ケイトは円周率の数字を84桁まで歌います。 (これはジェシカ・シンプソンにやってほしいもの。) 次は、Bertieですが、これは息子に捧げる賛歌で、 16世紀風のルネサンスアレンジのギターとジグで彩られています。 Mrs. Bartolozziで空気は突然に変わります。 夫が遅くうちに泥だらけで帰ってきて、衣類を全部洗わなければ ならないことになります。洗濯機が回るのを眺めながら、 こうつぶやきます。 "Slooshy, sloshy/Slooshy sloshy/Get that dirty shirty clean." この12年間のポップミュージックの影響を全く受けていないようにも 見えますが、ケイトのプロダクションは、実は最新のもので、 これは特に How To Be Invisible に見られます。 エキセントリックなエレクトロ二クスの音に乗って、ケイトの声が 魔女の呪文を唱えるように歌います: "Eye of Braille/Hem of anorak/Stem of wallflower/Hair of doormat". ディス・ウーマンズ・ワークのファンは、 A Coral Roomを聞くと喜ぶことでしょう。 ケイトのとてつもなく美しい声が、さらに深みを増して、 贅をこらしたピアノのコードに乗せて彼女の亡き母を悼みます。 英国のバラからマグマのように湧き出す感情が聞けます。 2枚目のディスクA Sky of Honeyで、夜が明けます。 このディスクは、鳥の歌のサンプルや鳥の歌を真似た声で飾られ、 田舎でのすばらしい夏の一日をケイトがナビゲートします。 全く詩的な世界です。 Sunsetはピアノとダブルベースのピチカートで始まり、 そこからスペインに飛ぶことになり、 自由気ままなフラメンコダンスが始まります。 これはとても陽気な感じで、思わず足を踏み鳴らし、赤いドレスの すそをはためかせる振りをしてしまうほどです。 いや、それは自分自身かもしれません。 Somewhere in Betweenでは、山を登り、眺めを楽しんでいます。 ルンバ風のリズムで、落ちてゆく陽の中で物思いをしてしまいます。 Nocturnで夜が落ち、 語り部は浜に向かいます。 "No one is here/We stand in the Atlantic/We become panoramic." ドンドンというビートが夜明けとともにクライマックスを迎えます。 "Rising and rising in a sea of honey/A sky of honey" フィナーレのAerialでは、 ケイトは、"go up onto the roof" と歌い、 華麗なエレキギターのソロが、稲妻を表すように入ります。 突然の音とともに、鳥の歌を残して曲は終わり、フェードアウトして いきます。 待った甲斐はあったでしょうか? もちろん、最後の1音まで。」 ゲイ・タイムズの11月号でもチェルシー・ケルシーとリチャード・スミスによる ケイトの復活についての2ページ物の記事が出ています。 また、ピンク・ペーパーにも「Up Queer Street」という 連載の漫画の中に、よくケイトが出てきています。 たとえば、最近ではこちらのようなのが出ていました。

King Of The Mountain のレビュー続編

King Of The Mountain video

2005年10月20日: NMEには、最近のお決まりでシングルのレビューが出ています。 「さて、10年以上も待ち続けたのは、まったく不毛でしたが、 さて出てきた作品はどうか? これは思いもかけないような作品でした。 これを聞くとケイト以外のミュージシャンがいかに何もしないですごしているか、 ブッシュの不在がいかに大きかったか、が分かります。 5分間にわたる曲は、麻薬のような音で、途中には狂気じみたところもあり、 まるでシャーデーが歌詞についての切れ味を研ぎ澄まして、 マッシブアタックから拝借してきたシャンペンをぶちまけたような 曲になっています。 でも、カナダのAOR系ラジオ局なんかよりはずっと良い。 もし、このアルバムをまだ聞かないうちに大騒ぎになっているんなら (本当にそうだけど)、これはもう盛り上がるしかない.」 トロントのアイ・ウィークリー はこう書いています。 「この高名なメロドラマ風味の(というか金切り声の)歌姫が、 ビョークやPJハーヴィーといったシンガーに与えてきた影響は、 現在のところダウンロードでしか入手できない "King of the Mountain" で さらに明確になってきた。 ブンブンいうベースとドライブ感のあるドラムスは、ハーヴィーの "A Perfect Day, Elise" を思い起こさせるものだ。ブッシュの声は あの気味悪いラブソングでのノリを少し控えて、声のトーンを低めに コントロールしているが、これは非常によい効果を奏している。 どう年齢を重ねるかは歴代の大歌手にとっても、いつも最後の挑戦で あったが、ブッシュはそれを、80年代のさびしい少年たちがそろって 彼女のLPジャケットを物欲しげに眺めていたころのか弱さを 保ったままでみごとに成し遂げたように思われる。 」 ◆ それから、ピーター・ボハンのオルタナティブ・ミュージック・ブログに よれば、 King of the Mountain はエルビスに関する歌としては231番目に あたるということです! 「ケイトのビデオには、まぎれもないエルビスの白のジャンプスーツが 出てきて、タブロイド紙が"まだ生きているエルビス"と騒いで いたころの話をよみがえらせています。さらに市民ケーンのローズバッドの 味も入って、ケイトの全身のショットを隠そうとしているような、 巧妙なケイトのショットが入ってきます。たぶんケイトは、彼女自身、 後期エルビスの時期に入ってきているのでしょう。 何はともあれ、こんど発売になる "Aerial"からのファーストカットの "King of the Mountain"は堂々たる音になっていて、 ケイトが1977年の嵐が丘以来ずっとファンに与え続けている すばらしい時間に満ちています。」 全文はこちらで ◆ BBCラジオ1 では概してこのシングルをプレイリストから外している ように見えますが(定かではありません)、DJで一人だけロブ・ダ・バンクは 引き続きこのシングルを褒めまくっています: 「12年間も待たされてきましたが、ついにケイトが帰って来ました! どんだけ忙しかったかは分からないけど、ニューアルバムの Aerial からの ファーストカットは見逃せない! 風のうなる声、なぞめいた歌詞、 天才的なレゲエギターと贅沢な音作り! これは今年に入ってからのベストポップソングで、 貴賓席入りは間違いなし。お帰り、ケイト!」 こちらのBBCラジオ1のウェブサイトでご覧ください。 ◆ 最後に、来週シングルを買いに行くのに車が要るという人がいれば(?)、 クラウドバスティングのビデオのあの大きい黒い車が 売りに出ていますよ。 こちら をご覧ください。

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King of The Mountain のビデオ!

King Of The Mountain videoKing Of The Mountain video2005年10月18日: ショーンより: 素晴らしい! ケイトが満を持して帰ってきました。曲に完璧にマッチする ビデオです。題材に向けられた暖かみとユーモアにまず驚きます。 このビデオを見ると、Aerialのオープニングトラックのこの曲に、 また新たなヒントが見えてきます。 アイルランドの作家ロビー・ドイルが、エルビス・プレスリーに関する ピーター・ギュラルニックによる比類ない伝記(「ラストトレイン・トゥー・メンフィス」、「ケアレス・ラブ」)のレビューで述べていた内容を思い出しました。 「この本の最大の功績は、エルビス・プレスリーの人間性を取り返したところに ある。」 これは言いえて妙で、ギュラルニックがいかにエルビスを好きだったかを 示していますが、ケイトのKing of the Mountainについても 同じことが言えます。 エルビスの衣装が澄み切った空の中を飛んでいって、年老いながらも子供のような 姿を見せる自分に再会するのを見ると、思わずにこにこしてしまいました。 クリップに出てくるケイトの豊かな表情は、 オープニングの空虚な邸宅に淋しく閉じ込められていたところから 解き放たれて、再会をするのを祝っているようです。 茶目っ気のあるすべてお見通しというような姿を見ると、 一緒に笑ってしまいます。 これでやっとこの曲の正体が分りました。 また、このクリップには、 Aerialのアルバム自体を読み解く手がかりやヒントがちりばめられています。 King Of The Mountain video ケイトが頭に鳥の羽をあしらっていることや、 絵のような空に向かって洗濯紐に釣り下がった洗濯物が命を与えられるような 場面も、偶然ではないでしょう。 このビデオがとてもケイトらしいところから、ケイトがよく全体を掌握している ことが分ります。 どの一こまをとっても、この瞑想的な曲想にぴったりで、 まるで20年前にバレエ衣装とローラースケートとD帽子ですべてが語られて いたのを思い出します。 昨日、BBCラジオ2ではリチャード・アリソンが 「驚くほど見事なビデオ」と言っていましたが、まったくその通り。 P.S. もし年をとったエルビスの役をしているのがケイト・ブッシュの 変装だとしたら、これはまさに天才的というしかないでしょう! 

10月15日の日曜日、午後10:40にチャンネル4でワールドプレミエ放送された ビデオの内容です(クリスさんから)。: ケイトの新しいビデオは、雰囲気のある白黒の映像から始まりますが、 これはつまらないがらくたで埋められたチャールズ・ケインの空虚な邸宅 を表現しています。エルビスに関する新聞の見出しが飛び交い、 ケイトは最初はちらっとしか出てこず、そのうち体をゆらしながら歌っている 姿が出てきます。 それ自身生きているようなエルビスの衣装がケイトと踊ったり、鴨とともに 理想郷に飛んでいったりしますが、そこでは市民ケーンの有名なローズバッドの そりに乗って雪山に隠れている年取ったエルビスが待っている、という ストーリーです。 このビデオは、ケイトのオフィシャルサイト、www.katebush.comでも見ることができます。

追記: (クオリティーを犠牲にして)もっと早くダウンロードしたければ、 オフィシャルサイトでストリーミングオプションを選ぶことができます。 右クリックで、お好きなバージョンをダウンロードしてください。 Real Media (High) - Real Media (Low) - Windows Media (High) - Windows Media (Low)

オブザーバーに Aerial の5つ星レビュー!

2005年10月16日: King of the Mountain のビデオだけではこの週末は物足りなかったと いわんばかりに、UKのオブザーバー紙にはケイトのニューアルバムの 画期的なレビューが出ました。 ジェイソン・カウリーはこう書いています。: 「 12年というのはアーティストのニューアルバムを待ち続けるには 長すぎる年月だ。たとえそれがケイト・ブッシュのように常に革新的な音を 産みつづけるアーティストだとしても。 しかし、Aerialは十分にそれだけの期待に応えてくれるアルバムだ。 14曲からなるダブルアルバムで、そのうちの1枚の 'A Sky of Honey' は、 より実験的な音楽から成る。 最初は音楽からではなく、鳥のさえずりと森を渡る風、親を呼ぶ子供の声から始まる。 そこから、とても愛情にあふれ、お互いに結び合う7曲の曲が 昼から夜、そして翌朝へとわたる長い1日の旅に連れて行ってくれる。 朝にはふたたび鳥の歌が聞え、また次のサイクルへとつながってゆく。 ..... 'A Sky of Honey' は快楽の音楽だと言えよう。 創作の悦び、自然などを謳った曲でつづられていて、風、雨、太陽、海と いった要素がちりばめられている。 ピアノに向かって歌うケイトの声には抑制が利いているが、 ハイライトともいえる'Sunset'のような曲では、最初は静かに始まるが、 テンポを速めて行き、ジャズ、プログレ、フラメンコを混ぜたような 実験的な世界に入ってゆく。 惜しむらくは、ブッシュはときに奇妙な姿を見せることがある。 たとえば母の歓びをうたった 'Bertie' でもそうだし、 なんと洗濯機を題材にしたラプソディー、 'Mrs Bartolozzi' では、こんな歌詞も登場する: 'My blouse wrapping itself around your trousers... slooshy sloshy/ slooshy sloshy.'   2枚目のアルバムは野心的で、音楽的にも実験的な部分が多く、 若干ヒッピーカルチャーの情緒が強すぎるようにも思われる。 その中でケイトは自由に野を駆け回ったり山を駆け上がったりしている。 ..... アルバムの最後を飾るタイトルトラックでケイト・ブッシュは、 自分に問いかけるように 'What kind of language is this?' と歌う。 これはなかなか面白い問いかけで、ケイト自身は 'Somewhere in Between' の曲で 少しだけ答えを出している。製作の思いも、内容も、このアルバムの曲の 多くは、かっちりとした伝統的なポップスの構成と、現代音楽やアバンギャルドの フリーでとっつきにくいアレンジのちょうど中間(in between)を 行っているようだ。 感覚や雰囲気で言うと、それは明晰な昼の世界と夢のあいまいさの中間に あるし、子供の無邪気さと大人の想像力の間でもあり、 抽象性と現実との間でもある。 自身の夢の世界から離れて現実世界の人物を描写するときでさえ、 彼女はエルビス('King of the Mountain')やジャンヌダルク('Joanni')と いった、神話に近い神秘性を帯びた人物を題材にしている。 さて、これはいったいどういう世界なのか? 詰まるところは、実験的なポップミュージックにおいて卓越したアーティストの 世界である言うしかないだろう。 しかしそれは同時に、大人になることを望まないアーティスト、 より正確には、驚きや無垢の愉しみを感じる子供の能力を決して失わない人の 世界である。 そして、業界でも大事にされ、確固たる地位を築いているのは、 彼女が真摯な姿勢を持っており、歌詞でも音づくりの部分でも他とは違う 予想も出来ないような作品を見せてくれる人であるからだろう。 彼女のような人は他には全く見当たらない。そうであるからこそ、結局は、 彼女の過剰さ、あるいは奇妙な部分を受け入れざるをえないということだ。 まったく喜ばしい復活である。」 レビューの全文はこちらのオブザーバーのサイトで。

King of the Mountain がUKのダウンロードチャートで 怒涛のトップ10

2005年10月15日: 今週のUKのオフィシャルダウンロードチャートで King Of The Mountain が6位にランクインしました。 ニューエントリーでこれより高位でランクインしたのはロビー・ウイリアムス だけです。 チャートは こちら でみることができます。

TimesにAerialの詳細レビュー

Kate Bush 2005 - photo by Trevor Leighton - CLICK TO ENLARGE 2005年10月15日: レビュー用のCDが配布されるのに先駆けて、 EMIのオフィスで、ごく選ばれたジャーナリストがプレビュー記事を 書くためにAerialを聴く機会を与えられたようです。 タイムズ(10月14日号)で、ピート・パフィデスが、 この試聴会で初めてアルバムを聴いた感想を記事にまとめています。 1回目の試聴で、すでにあまり興味のないと決めた曲も あるらしく(記事の全文はこちら)、 星の数は5つ中の3つという評定になっています。 これはファンにとっても非常に反響を巻き起こしました。 こんな感じです: 「息子の名前を題名に取ったBertieは、狂おしいまでの母の愛を 形にした曲だ。"Sweet kisses / Three wishes " そして "Lovely, love-ly Bertie"と繰り返し 歌う中で、この言葉は真の愛情の表現に変化してゆく。 さて、これほどの大きな愛を表現しようとするときに、どのような 編成で曲をつくるべきか? ということになると、中世風の弦楽曲は ぴったりである。.... 1枚目のCD A Sea of Honeyでは、.... 彼女のベストと言えるほどの曲が何曲か見られる。 Mrs Bartolozzi は、嘆きながら無我夢中の中で 書いた手紙のようだ。 低くうめくようなチェロの音に乗って、 洗濯をしていたらいつのまにか波の中に身を任せてしまったというような 内容である。 曲の後半では、ブッシュが繰り返し歌うフレーズがあるのだが、 そのフレーズというのがなんと、"washing machine"という ものであったりする。 A Coral Roomでも、同じような喪失感が現れてくる。 ここでは、 "the spider of time...climbing over the ruins" という 気味の悪い情景描写が出てくるが、そこから、 "It held her milk, And now it holds our memories." というところで、彼女の母が愛用していた 茶色の水差しを通じて、亡き母への痛切な思いにフォーカスしてゆく。 Piは、円周率という無限に続く数字に心を奪われた気の優しい、繊細な男性を 主題にした曲だ。 乾いた感じのリズミックなバッキングに、 "Oh he love, he love, he love / He does love his numbers," というコーラスが乗ってくる。 円の周と直径の比などというものを曲にしてしまうというのは、ポップ界の 魔女とも言われる彼女ならではだが、まったく脱帽するしかない。 A Sky of Honeyの方には、 鳥の歌をテーマにさまざまに展開する9曲が入っていて、 昼から夜、そしてまた朝へと変わって行く流れと、 画家が自分の目前の風景を捉えようとするさまがテーマになっている。 もう1枚の"売れ線"のディスクよりもまとまった内容といえる。 An Architect's DreamThe Painter's Link の 2曲は、シンプルな弦楽とピアノのアレンジで ロルフ・ハリスとケイトがデュエットをしている。 急に降って来た雨で絵がやられてしまったという状況で、 その画家(ロルフ・ハリス)は残念がって "what has become of my painting?"と叫ぶのだが、 彼女のほうは嬉しそうに "See the colours run...See what they have become / A beautiful sunset."と歌う。 Sunsetでも同じような無邪気さが見られる。 ここでは、ブッシュは押し寄せるようなフラメンコギターに乗って、 一日の終わりに消えてゆくような日の光に身を捧げていく。 昼が夜にとって変わると、いろいろなしがらみも浄化されてゆく。 Somewhere in Betweenも、かたちのないものを追い求めていく曲だが、 間違いなく、このアルバムのハイライトといえるだろう。 静かなハーモニーのコーラスとささやくようなリズムが生命のすばらしさを 歌うこの曲は、1989年のセンシャル・ワールドで見られた身震いするほど セクシーなけだるさにも通じるものがある。 タイトル曲でもある、最後の曲Aerialも、なかなか大胆な曲である。 これは新しい一日を迎える贖いの賛歌で、 最後は創生主が鳥たちのいつまでも続く歌に加わっていくのだが、 その前にも曲の中ほどのブレークで笑い声とトリルをきっかけに フリースタイルのロックギターが絡んでいうところなども面白い。 」 記事の最後は、" Five great Bush moments"と結ばれている。

2005年10月15日: ニュースのまとめ: イブニング・スタンダードのデビッド・スミスも、 こちらでAerialのプレビューについて書いています。 1枚目の A Sky of Honey しか聞かせてもらえなかったという ことですが、このように評しています。 「ディスク1に収められた7曲には、いまのブッシュができることの全てが 表現されていて、今までとは違った世界を見せてくれる、すばらしい音楽だと 言える。 以前のちょっと気がふれたような感じで叫んでいたケイトはここにはいない。 1993年の前作 レッド・シューズ のあと、もう7才になる息子バーティーの 母となったこともあってか、新しい曲には幸福な雰囲気が 満ちている。 ソロピアノの曲にはA Coral Roomのほか Mrs Bartolozzi が あるが、この曲は洗濯機を主題にしながら家庭の幸福を歌っている。 Piでは、ワルツのリズムとシンセの響きに乗せて 無限に続く数字を淡々と詠み上げ、そこに美しさを発見している。 これまでの作品と同じく、自然の風景が多く登場するが、 How to Be Invisibleでの 薄気味悪い呪文でもそういったものが垣間見える。 歌詞の世界の深さでは、現在のバンドでもっともしっかりとした構成ができる フランツ・フェルディナンドに比べてもまだ先を行っている。 しかし、重層的なエレクトロニクスを駆使しているにもかかわらず、 彼女の曲は過度にドラマチックになったりゴテゴテした感じに なったりすることがない。 戦場に赴くジャンヌ・ダルクを描いた Joanniにしても、 荘重で抑制の取れた曲になっている。 ケイト・ブッシュがこれほど控えめな表現をしていても、 依然として、今風のギターバンドが束にかかってもかなわないほど 先鋭的な音楽になるのだ。」 ◆ 今週のミュージック・ウィークには、Aerialのアートワークが 表紙に登場しました。 中身もケイトの大きな写真があって、アルバムとシングルのリリース日が 紹介されています。 このアルバムはプレイリストにも入っています。 「2枚組、16曲、80分にもわたる、エキセントリックな音楽は、 天才的とも言える内容で、おそらくこのアルバムを聞く人はみな 試されることになるだろう。反面、あの声が帰ってきてくれた事は、 だれもが歓迎しているはずだ。」 King Of The Mountain はシングルオブザウィークになっている。 「このシングルはたいへんな期待とともに迎えられた。 曲はダブ風の軽いリズムで始まり、ブッシュのミステリアスなボーカルは、 成功を収めた男と、その成功のために失ってしまったものをめぐる ストーリーを語っているらしい。 ラジオ2のサポートも得て、この曲はすでにUKのエアプレイチャート を上りはじめている。カムバックがすごい騒ぎになることは間違いない。」

ガーディアンには、 マイケル・バークレイが 1984年のこんにちは地球のレコーディングに参加したときの ことをつづった素敵な記事がでています。 これはなかなか良いです。 こちらで。 ◆ アメリカのビルボードでは、King of the Mountainの レビューが出ています。 「12年ぶりの作品となるこの曲は、期待通り、玄妙で ノンジャンルの常識破りの曲だ。 何回も聞かないと全く何が起こっているか分からないだろうし、 聞き込んでも本当の姿をつかんでいるかどうか疑わしいものだ。 しかしここに聞ける声はまぎれもなく、天使のようでも 魔法のようでもある、あの声である。 とても雰囲気に満ちた曲だ。」 ◆ King of the Mountain は、こちらチャンネル4のサイトでもレビューされています。 ◆ EMIカナダは、Aerial Eカード を提供しています。 こちら から送ることができます。 カナダ在住のブリティッシュ・コロンビアのファンは、 こちらで Aerialのプレビューイベントに応募することができます。 ◆ NMEの10月15日号は、嵐が丘についての1ページ記事を 載せています。 ◆ UKの無料ゲイマガジン、ボーイズには今週、 ケイトの記事がでています。 こちら。 ◆ アメリカのエンターテイメント・ウィークリーには、 いま一番待ち遠しいアルバムは、というテーマで 投票が行われています。 ケイトは、これを書いている時点では2位にランクしています。 ◆ iTunes 6では、ケイトのビデオがダウンロードできるように なっています。 ラバーバンド・ガール(USバージョン)、イート・ザ・ミュージック (レッド・シューズのビデオとすこし違うバージョン)、 レッド・シューズ、人生そして愛の4曲です。 価格はそれぞれ1.89ポンド。 ◆ ケイトが使っている調整卓のメーカー、ソリッド・ステート・ロジック(SSL)の エンジニア、コリン・サンダースの遺族に捧げられる本に、 ケイトが寄稿しています。 サンダース氏は、1998年にヘリコプター事故で亡くなりました。 この本はバンバリーにあるコリン・サンダース・イノベーション・センターに 永久展示される予定です。 詳しくはこちらで。 ◆ 最後に、Aerialのカバーに見える音の波形についてとても詳しい 分析を試みたブログのオーナーがいます。こちらで。

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ケイト自身の語る Aerial USのプレスリリース

2005年10月8日: USのコロンビアレコードが、プレスリリースを発表し、 ケイトのニューアルバムに参加したミュージシャンや Aerialについてのケイト本人の発言などが明らかになりました。 そこから少し紹介します。 

「ファンの皆さんが新作を心待ちにしていただいているのがわかって、 本当に嬉しく思っています。こんなに待っていただいているなんて 本当に幸せなことだと感じています。」 2枚組みとなる'Aerial'は、 自然環境、神秘性、情熱、そして緻密な音響的なディテールに満ちあふれた 野心的でジャンルを超えた作品ですが、 これを今までに聞いた人の誰もが傑作に違いないという評価をしています。 シーンから遠ざかっていた間に蓄えた材料を形にするには、 1枚のCDでは収まりきれなかったようで、2枚に分かれることになりました。 初めてのダブルアルバムということになります。 'A Sea Of Honey'というタイトルの1枚目には、7曲が収録されていますが、 叙情性がすばらしいファーストカットの'King Of The Mountain'、 円周率の数字を延々と感情豊かに読み上げる'π'、 呪文のようでちょっと面白い 'How To Be Invisible'、そして 感動的な印象派っぽい最後の曲の'The Coral Room'などが収められています。 2枚目の'A Sky Of Honey'は9つの部分からなるコンセプト作品で、 光や鳥の歌といったモチーフが繰り返し出てきます。 全体は昼過ぎから夕闇、夜を経て夜明けまでの時間の流れを追っています。 「2枚組にして良かったのは、 やってみたかった空間とアコースティックな音を生かしたクラシック風の曲 作りと、ドラムがしっかり入ったバンドサウンドの曲との両方が できたってことですね。」 ブッシュはこの12年の間、世間の目を避け、 Aerialのための曲作りと、1998年に生まれた息子バーティーの面倒を 見るための2つに時間を費やしてきました。 長い間かかった理由については、こう話しています。 「細切れの短い時間で集中して作業をする必要があったんですが、 これはいままでに無いことでした。 今まではずっと、1日に14時間ぐらいスタジオにずっとこもって、 作品を作ったましたからね。 今回はそういう風な贅沢なことはできませんでしたから、 長い間何も進まないというようなこともよくありました。 でも、そういう制約があったのも逆に良かったと思います。 作品からちょっと離れて客観的に眺めないといけないような状況を つくってくれたわけですから。」

Kate Bush 2005 - photo by Trevor Leighton - CLICK TO ENLARGE 8枚目のアルバムの制作に参加しているミュージシャンの名前が明らかに なってきました。 ドラマーのスティーブ・サンガーピーター・アースキン、パーカッションの ボスコ・オリビエラ、 そしてゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルムのメンバー、ハモンド・オルガン)や、ギタリストのダン・マッキントッシュ、 ドラマーのスチュアート・エリオット(この人はいままでの全アルバムに参加)、 ベーシストのエバーハード・ウェーバージョン・ギブリン、 レコーディング・エンジニアとベースを担当するデル・パーマーと いったなじみの名前もあります。 これで分かるように、時をかけて、ブッシュは強く結ばれた音楽家族とも言えるような 人脈を築き上げてきたのです。 'Aerial'のセッションについてはこう語っています。 「仕事をしているというよりも遊んでいるような感覚もありましたね。 アイデアを形にして行く作業はつらかったりイライラすることも あるので、これはとても良いことだったと思っています。 やはり簡単な作業ではすみませんね。でも、昔から知り合っている人たちとの 仕事はやっぱりいいものです。」 'Aerial'には、オーケストラアレンジャーのマイケル・ケイメンの 残念ながら最後の作品となった仕事も収められています。 彼は愛のかたち以来すべてのアルバムで編曲を手がけており、2003年に アビーロードスタジオでケイトのアルバムのための仕事を終えてから 何週間も経たないうちに死去してしまったのです。 「マイケルのすばらしいところは、作る音にビジュアルな要素が あることですね。本当にすばらしい仕事です。 マイケルがもういないなんて信じられないぐらいです。」 さて、2005年11月'Aerial'の発売で、 ケイト・ブッシュは、他のアーティストの例にならい、 ダブル・アルバムを世に問うことになります。 「いままでに私が買った好みのアーティストのダブル・アルバムは、本当に 好きでした。 なにか物を買うということを越えたつながりのようなものを感じるんです。 アーティストの宣言のような感じがしますね。 これが私の音楽なのです、という感じでしょうか。」 プレスリリースの全文は、 こちら で見られます。


Aerial - Artwork & Tracklisting

一言、美しい... オフィシャルサイトの準備中画面に隠されていた機能が発見されるのは、 さすがにあっという間でした。(アンドレアさん!)  フラッシュアニメーションの'Aerial'の文字の上にカーソルを置くと 見えてきます。 フォーラムでは、この画像の中の"水に映る岩"が 音の波形を表現しているのではないかという説が論じられています。 (PDFMさん).....これはなかなか興味深い説です。 絵をクリックすると拡大表示が見れます (KTシンボルが見えますか? - Wielandさんから)  トラックリストがEMIから公式に発表されました。 いままでにいろいろと出てきた曲目についてはすべて忘れましょう。 これが本物です。   

Aerial album artwork - CLICK TO ENLARGE

Part One: A Sea of Honey

1. King Of The Mountain
2. π
3. Bertie
4. Mrs. Bartolozzi
5. How To Be Invisible
6. Joanni
7. A Coral Room

 

Part Two: A Sky of Honey

1. Prelude
2. Prologue
3. An Architect's Dream
4. The Painter's Link
5. Sunset
6. Aerial Tal
7. Somewhere In Between
8. Nocturn 
9. Aerial

 


いよいよケイトのプロモーション写真が登場 - 日曜紙のまとめも

2005年10月2日: 予想通り、今日発行の日曜紙にはケイト関連の記事がいくつか出ました。 オブザーバーには、"おかえりケイト" というタイトルで バーバラ・エレンの記事が出ています: 「ニューアルバムの試聴をする機会を得たが、長い間待った甲斐があったということは 断言できる。..... 2枚のうち1枚のみということだったので、やむなく1枚目を選んだ。 EMIのオフィスで警護につかれている以上は仕方がない。 アルバムをちゃんと聞こうとすればそれを奪い取って自宅に持って帰るという 罪を犯すしかないのだ。 こういったひどい状況にも関わらず、Aerialの第一印象は期待通りのものだった。 極上のケイト・ブッシュである。メロディー、風、海、季節、時の流れ、 夢、秘密と発見などといった要素が有機的に絡み合い、レッドシューズや センシャルワールドなどとすんなりとつながりそうな音を紡いでいる。 ....美しく雰囲気のあるJoanniにはジャンヌ・ダルクが登場する。 もっとも興味深いのは、Bertieというタイトルの曲で、 母性愛の影響でさらにパワーを得ながら、子煩悩になってしまった 円熟した新しいケイト・ブッシュの姿を見ることができる。 ケイトは 'Where's that son of mine?' と歌い、息をはずませて 'Here comes that son of mine.' と次ぐ。 Aerialを聴くまでには、何が起こっても驚かないぞというほどの心の準備が 出来ていた。 聴いて分ったのはケイト・ブッシュの世界には大きな変化は起きていないと いうことだ。それは、すべてが変化しているということでもある。 ケイトはいまだに不思議であり、才気に満ちている。 これは母親になろうともいまだに変わらない。 いままでにも母性などさまざまなテーマで美しい曲を作ってきているが、 これからもきっと同じようにそうするだろう。 世間の目から逃れて、プライバシーを大切にしている姿からは考えられないが、 こういったことを題材にしてしまうというところは可愛いところ。 曲だけでなく、バーティーの絵は 'King of the Mountain' のカバーも 飾っていて、スリーブノートには'The Sun'としてクレジットされている。 ポップの女神の表情に人間の顔が覗くのを見つけて、涙を流す人が いるかもしれない。しかし、よく分っている人にとっては、 それはいままでも珍しいことではなかったのだ。」

オブザーバーにはキャロル・マクデイドが、 ファンの忠誠を長く保っているケイトの秘密について分析を試みている: 「'最も伝統のあるケイト・ブッシュのファンジン'を購読していなければ、 ケイトファンの会合についても知ることは無かっただろう。 ホームグラウンド(タイトルはライオンハートの中の1曲から)は 3人のファンが発行しており、白黒のつやのある紙にケイトへの愛がいっぱいに 込められている。 鉛筆で描かれた不思議なイラストは蔦がからんでいるような構図が多く、 ホームグラウンドの2人のアーティストの手になる。そして、 ニュースが無いときには'5年前'、'10年前'といった長い特集記事が 登場する。 手紙のコーナーに登場する強烈な手紙にはたじろいでしまう: 特に、ケイトの誕生日(エミリー・ブロンテとも同じ)の7月30日を祝い、 グラストンバリーかブロンテの嵐が丘の舞台であるトップウィズンズの どちらかで行われる"ケイトマス"のレポートなどは。 それでも私は購読を止めていない。 最初のコンベンション体験は1990年11月に、センシャルワールドのリリース 前にハマースミスパレスで行われた会であった。 会場の外にはマニアックな男どもとゴシック風のギャルたちが寒い朝にも かかわらず群がっていた。 そこでたまたま会った友人は、私と同じく、好奇心でたまらず参加したが、 それほど熱狂しているわけでもない風だった。 とても長く、現実離れした一日で、ずっとケイト・ブッシュの音楽が かかりっぱなしで、クイズがあって(Q: ドリーミングでディジリドゥを 演奏しているのは誰? A: ロルフ・ハリス)。 日本やアメリカから飛行機で飛んできた人々が会場の隅でこそこそと ピクチャーディスクのスワップをしていたり。 それから、どこからともなくケイトが現れ、グレーのソファーに 腰をおろし、「みなさん、頭おかしいんじゃないの?」といった後、 やさしく質問に答えたりお礼の歌を歌ったりしたのだった。 1993にレッドシューズと、ミランダ・リチャードソンをフィーチャーした フィルムがリリースされたときには、ロンドン・フィルム・フェスティバル でニック・パークのウロング・トラウザーズとのダブルでプレミエ公開に なったが、申し訳ないけどウロング・トラウザーのほうが面白いと 思った。ケイトはパートナーとお父さんと一緒に会場の席にいて、 映画館を出るときには非常な声援に囲まれていた。 私はもっとよく見ようと思って座席の上に立ち上がっていた記憶がある。 1994年には2回目のコンベンションに参加したが、これがいままでで もっとも最近のことになる。 ケイト・ブッシュはライチェスター・スクエアのヒポドロームのフロアの 穴から昇って来て、轟音のような声援を浴びたが、 段ボール箱からくじ引きの件を何枚か引いて手を振るともう消えてしまった。 それでも彼女を責めることはできないと思う。 毎年ケイトの誕生日は覚えているし、 2週間前にケイトのニューシングルがラジオで初めて流れたときには、 ちょうど仕事に向かう途中で、車を路肩によせて聴き入ってしまったものだ。」

スコットランド・オン・サンデーではナイジェル・ウィリアムソンが こう書いています。 「ブッシュのレコード会社のEMIはカムバックをあまり騒ぎ立てて ファンをがっかりさせることがないように気を遣っているようだが、 それでも興奮を隠し切れないようだ。 11月7日に店頭に並ぶはずのAerialというタイトルのアルバムは、 本当の意味で特別な作品であるという噂が業界を駆け巡っている。 「いままでにこれを聴いた人はみんな、まぎれもない傑作であると言っていますし、 いままでのピークとなる作品にきっとなるでしょう まったく驚くべき作品です。」とEMIの幹部も話している。 さらにはこの最高傑作はダブルアルバムでもあるということだ。 King of the Mountainは....エレクトロニックな音やシンセサイザーの ビート、ゴツゴツしたギターにちょっと不気味なボーカルが乗る ゴージャスな曲で、予想できないほど画期的で 根源的な曲だ....前のアルバム以来、英国の音楽業界には ブッシュ系とも言えるアーティストたち、たとえばダイド、ゴールドフラップ、 KTタンストール、ジョス・ストーンといった人たちが、 現れてきている。 こういった人たちは、自分たちの名声が失われないか、 気にかけておいたほうがよさそうだ。女王様が王冠を取り戻しに 帰ってきたのだから。」  インデペンデント・オン・サンデーでは、 アダム・スウィーティングが書いている: 「....うれしいことに、 "King of the Mountain" はなぞめいて捕らえにくい作品で、 ケイトのジャンルを超越した音楽的な才能がまだまだ 力を失っていないことがうかがい知れる。」

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シングルとアルバムのニュースまとめ

2005年10月1日: 皆さん盛り上がってますか? 最新のニュースをまとめてお届けします。 このうちの多くは、いま大変に書き込みが盛んになっている フォーラムのMedialogのセクションから引用しているので、 こちらの方もチェックしてください。 このサイトのいつものフォーマットにおなじみの方に一言申し上げて おきますと、"小ネタ"のタイトルでお届けしている ケイト関連のニュースも集めてはいるのですが、これをアップするのは ちょっと先送りにして、ケイトの新しい作品に直接関係する話題だけを しばらくは取り上げてゆこうと思っています。 こういうことが言えるというのもうれしいですね。

チャンネル4では、King of the Mountain のビデオを 15日(土曜日)の on午後10時40分から他に先がけて流す計画のようです。 (チャールズさんから) King of the Mountain が出てからというもの、 iTunes の UKダウンロードチャートではとても好調で、 今日はダウンロードチャートの第4位に躍り出ました。 この曲はアイルランド、フィンランド、スウェーデンでもiTunesストアで 好調となっています。 EMIも こちらの ロイターのサイトで見られるように、 ダウンロードリリースの宣伝をしています。 また、 AmazonのUKホット100CDシングルチャートでも、ケイトのシングルは ウェストライフやU2のニューリリースを押しのけて 第1位をキープしています。 ◆ BBCラジオ4のPMという番組では先週、ケイトの作品が話題に 取り上げられていました。 番組はこちら で聞くことができます。 (番組の頭から40分ぐらいのところに出てきます。) 内容は概してまともなニュースですが、作家のジョン・メンデルスゾーン (「ウェイティング・フォー・ケイト・ブッシュ」の作者)は ケイトの作品のほとんどを評価していませんでした。 King of the Mountain はBBCラジオ2のケン・ブルースの番組で シングル・オブ・ザ・ウィークになっています。 また、BBCラジオ1でこの曲を掛けたのは、いままでのところは ロブ・ダ・バンクだけのようですが、 「最高にすばらしいケイト・ブッシュ」と評していました。 このシングルは、今週の ヴァージン・レイディオのプレイリストの追加2曲のうちの1曲となっています。 

Kate illustration in The Guardian newspaper 30/9/05 ガーディアンでは、パトリック・バーカムの記事を2つのせています。 ひとつは、こちらにありますが、シングルとアルバムの単なるニュースです。 もうひとつの少し長めの記事は、こちらで見れます。 これは9月30日(金)に出た記事ですが、ケイト・ブッシュの背景について よりバランスのとれた見方をしようと、EMIやシンガーのロイ・ハーパーに インタビューをしています。 「有名人ごっこを拒否しているのに業を煮やして、 タブロイド紙ではケイトをグレタ・ガルボやミス・ハヴィシャムと比較して、 プライバシーを守ることにやっきになっていると書き立てています。 しかし、所属レコード会社のEMIはケイトが狂ったような世捨て人だという評価は 間違っていると言います。 "ケイトはレコード会社の決めた日程にあわせるんじゃなくて、 自分のタイムスケールで作品を作るタイプの人なんです。これは別に 困った話ではありません。"というEMIの人もいましたが、特に無理してそういっている 風ではありませんでした。.....こういった報道とはちがって、ケイトは 11月7日にロビー・ウイリアムスとマドンナのリリースに挟まれた かたちでのAerialの発売のプロモーションのため、いろいろなテレビ番組に でてくるだろうと言われています。 Qの編集者のポール・リースは、マドンナとの対比が面白いだろうと 語っています。 どちらも47才で、自分のルールをつくってそのとおりにやっていますが、 そのキャリアはまったく正反対とも言えるものです。 "マドンナに関しては知らないことなんて何もないでしょう。でも ケイト・ブッシュに関しては、知らないことだらけですね。" と彼は言います。 "謎の部分を保ちつつけたんですね。 この12年間の間に彼女に何が起こったのが、ほとんどわかっていません。 これが彼女の人気の長寿の秘訣だと思います。 出し惜しみですね。" シンガーソングライターのロイ・ハーパーの比類ない声は ブッシュのいまを形作るのに大きな影響を与えたものであり、 1980年代、90年代にも共作をおこなうなど、いまも交友関係にある。 彼は音楽家よりも文学に影響を受けていると分析する。 "一緒に仕事をするのが楽しい、本当のミュージシャンですね。 何をしてほしいかなんていわなくても、それがもう出来ていて、 その上に提案まで出てくるという感じです。 とっても素直でいい人ですし、明るくて才気にあふれた人ですね。 本当に奥さんにするにはいい人ですよ。 今はあまり表に出ずに家族を大切にしていますね。 あれほどいい人だと、みんなからやられてしまったりするものですが、 それを避けるためにマスコミの目を避けているんでしょう。" Aerialを聴いた人はだいたい、ブッシュが2枚のアルバムの中で 鳩に語りかけている曲を聞いて驚き、そして少し当惑してしまうようだ。 この曲は鳥の歌にヒントを得たらしい。 ブッシュはハーパーに1枚はコンセプトアルバムで、 もう一枚は「攻撃を和らげるために、単純にケイト流の歌を集めた」 のだと語ったそうです。 ガーディアンでのケイトについての議論は、詳しくは カルチャー・ヴァルチャーのブログをこちらで お読みください。 

イブニング・スタンダードでは、 ジョン・アイズルウッドによる King of the Mountain のレビュー を載せています。 「ケイト・ブッシュが不在の間に忘れていたものを思い出させてくれる 作品だと言える。トーリ・エイモス、ビョークらがブッシュの超俗的な 作品、音楽性、風変わりな部分でお株を奪おうと試みたが、 それは決して成功とは言えず、King of the Mountain を聞くと それがなぜかが分かる。 この重たげな叙事詩は前触れのようなギターのリフから始まり、 すぐにおなじみの声が入ってくる。.... 象徴的な歌詞のミステリーは、さらに彼女の音楽を魅力的にしている ものである。 ブッシュは常に肉体的な独特の曲作りをするが、 この曲でも後の方では風が吹きすさぶ山の上で 風に打たれているかのような響きになってくる。 そして、嵐のような風が彼女を見舞った後、最後に 「The wind, it blows the door closed.」と締める。 これは決してイージーリスニングではないが、 傑作には違いない。もうAerialのアルバムが待ちきれない。」   9月25日のサンデー・タイムズでは、ケイトのアルバムを "リッチ・ピッキング" の秋のプレビューのコーナーで 取り上げていました: 「"待ち望まれていた" という 表現だけではケイト・ブッシュの12年ぶりの作品となるAerialを 表現するには不十分だろう。.....しかしながら、 失われた時を埋めようとするためか、これは2枚組みのアルバムとなっている。」

アイリッシュ・タイムズには、 9月30日にジム・キャロルの記事(こちら) が出ています。 この記事では、12年ぶりのケイトのアルバムが音楽業界やリスナーに どのように受け止められたかを検証しています。 さらにアイルランドでは、King of the Mountain が ラジオチャンネル2FMでレビューを受けました。 パネルの2人はもっと画期的なものを期待していたようです。 他1人は非常にすばらしいと感じたようで、プレゼンターは 攻めを続けていましたが、 結局は'ヒット'の判定となりました。 ◆ MusicOMHのサイトでは、こちらで King of the Mountain のレビューを 出しています。 マイケル・ハバードは、こう書いています。: 「ファンたちは、ほっとしていることでしょう。 期待していた通りのものが出てきたのですから。 以前は神秘の丘を駆け上っていたとすれば、いまは山の頂上にいて 目前に広がる風景を穏やかで自信に満ちた様子で眺めている感じです。 シンセのミステリアスなパルスがリスナーを引き寄せるや、ケイトの はっきりしないエコーのかかった声がかぶって来ます。 意味のなさそうな歌詞がクライマックスでは "the wind is whistling" というコーラスにまで達します。 しかしそこには緻密に組み立てられたドラムとまるでレゲエのようなリズミックな ギターが組み込まれていて、トランス調のパッドシンセが環境音楽っぽい 雰囲気もかもし出していて、とてもノリの良いミックスです。 Aerialのアルバムを占うにはこの曲で十分でしょう。 King of the Mountain はケイトの物憂げなスタイルの音楽になじみの無い人にとっても よい導入になるでしょうし、 ファンにとっては彼女の本来の才能を思い出させてくれることでしょう。」 ギグワイズのサイトでは、こちらで、アルバムのアートワークの隠れた意味について いろいろと議論されています。 9月30日のデイリー・スターのジョー・モットのコラムでも ケイトが取り上げられていました。 この中でもアルバムのカバーが話題になっています。こちらにスキャンがあります。

デイリー・ミラーでは、こちらでシングルの話題が持ちきりです。 ギャバン・マーティンさんはこう書いています: 「環境音楽のようなオープニングから最後の激しい叫びに至るまで、 King of the Mountain はポップミュージック最後の偉大なオリジナリティーと 呼ぶにふさわしい音になっている。..... そして、1993年のレッドシューズ以来、世の中の目を避けて秘密の場所に こもっていたブッシュが、セレブリティーの世界に戻ってくるのを 実は楽しんでいるのではないかとか、普通のポップの世界に出てこようと しているのではないかという考えは、この曲自体によって見事に 打ち砕かれてしまう。 歌詞の面では、オーソン・ウェルズの名作「市民ケーン」やエルビス・プレスリー をそれとなく引用しながら、有名になったり権力を持ったりすることについて の危うさを歌っている。 最新の技術を使って、1978年の嵐が丘でのデビューで求めていた世界を より深く、豊かな形で表現している。 昔からのファンは、この曲が表現する激しいロマンチシズムや 予言的な風景をよく分かるだろう。 ....控えめな表現ときっぱりした音、気味の悪いような闇の世界と あざやかな世界といった両方を、この曲はうまくバランスをとって表現している。 東洋的なパーカッション、気味の悪いハーモニー、ケイトの叫ぶような、しかも やさしいボーカルとともに流れる風が咆えるようなシンセ。 カムバックまで12年もをかけた彼女にしてみれば、クライマックスを 急ぐ必要もない。 King of the Mountain はゆったりと構えてはじまり、 ざっくりとしたオフビートのレゲエ調のギターが入ってきてから バンドが大きなクライマックスを作ってゆく。 その間のさまは、まるで夢の中で、 蜂蜜の原を渡りながら音楽が作られているかのようだ。 .....すばらしい。」 27日のサン紙の妙なコラムでは、シングルのレビューが 載っています。: 「この曲は奇妙な曲だが、1978年にあの耳について離れない嵐が丘で ナンバー1を取ったケイトの曲と聞けば、なるほど納得できる。 10月24日発売のこのシングルもまた、同じように薄気味の悪い曲で、 ちょっとマッシブ・アタックのようでもある。 ゆっくりとした眠気を誘うようなオープニングから、だんだんと ゴージャスなエンディングへとつながってゆく。 歌詞も変わっていて、何のことを歌っているかはとてもつかみにくい。」 デイリー・メールでは、9月30日に好意的なレビューを 載せています。 こちらにレビューが あります。 デイリー・エクスプレスには、 " ケイトは世捨て人か" という調子の とても夕刊紙っぽい記事が2ページに渡って9月30日に出ました。  

バーミンガムでは初めて開かれるバード・インディー・カンファレンスの パンフレットにケイトに関することが多く書かれていました。 EMIの広報はこう言っています。 「去年に比べれば、業界には楽観ムードがただよっています。 ロビーのアルバムとケイト・ブッシュのアルバムの発売があるので、 今期はなかなかセールスが楽しみです。」 パンフレットには、「King of the Mountain は物憂げな曲ですが、 ケイトの曲のカタログにまたすばらしい1ページを付け加えることに なりました。 新しいエレクトリックな仕上げで2005年なりになっていますが、 以前の彼女らしいところもしっかり残っています。」 他のニュースを手短に: King of the Mountainはアメリカでは KCRW モーニング・ビカムズ・エレクトリックでプレイされました。 ◆ドイツでは、 こちらドイツEMIによれば、 シングルは10月21日発売、アルバムは11月4日発売ということです。 ◆ 日本のEMIは、ケイトの全アルバムを紙ジャケットで再発売するという ことです。 (しかしながら、これは待ち望まれていたEMIのリマスターではありません) ◆ スコットランドのラジオ・クライドのビリー・スローンは、 「ケイト・ブッシュのアルバムAerialから、キラーシングルの King Of The Mountain」 をプレイしました。 ◆ ギリシャでは、ベスト・ラジオが ケイトの曲を初めて紹介したラジオ局となりました。 24日の日曜日で、リスナーの反応は非常に良かったということです。

iTunesがUKとアイルランドで King of the Mountain のダウンロードを開始

2005年9月29日: EMI UK から HomeGroundへの連絡で、ケイト自身の許諾により King of the MountainがiTunes でデジタルダウンロード(有料)できるようになりました。 UK、アイルランドのほか、ヨーロッパ主要国のiTunesストアで購入できます。 他のところで購入できるようになれば、またEMIからも連絡をもらえるはずです。

King Of The Mountain - USでのダウンロードは27日から

ニュースフラッシュ! アメリカの方々へ! 最初のシングルカット、King of the Mountain は コロンビアレコードから、アメリカ国内でデジタルダウンロードの形態のみで、 9月27日にリリースとなります。 iTunes, Yahoo! Music Unlimited, Sony Connect, Walmart.com, Rhapsody, Napster, MSN Music でオンライン購入できます。 UKでのCDのリリース日は(おそらくオンラインも)まだ、 10月24日のままとなっています。 

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King Of The MountainKing Of The Mountain - 週末のニュースのまとめ

2005年9月24日: ラジオ: UKでは、King of the Mountain はBBCのラジオ2で何回もオンエアされたほか、 期待に答えてラジオ1でもかかりました。 この曲を世界で最初に放送をしたケン・ブルースは、リスナーに対して、 きっと皆さんこの曲が好きになるでしょう。何回か聞いているとどんどん いい味が出てきますよ、と言っていました。 ジョナサン・ロスは 「最高! - 本当に聴けば聴くほど良くなる!」と 22日の番組で言っていました。 スティーブ・ライトは、「ケイト・ブッシュには裏切られたことが ないんですよ。3回聞きましたけど、本当に気に入りました。 番組に来てほしいから言ってるわけじゃないですよ。」と言っています。 21日の夜には、この曲はラジオ4のカレイドスコープという番組でも かかりました。 デイリー・テレグラフの評論家 ニール・マコーミックは、 このシングルをあまり評価していないようで、 変なレコードだし、シングルに選ぶ曲としてはどんなものか、と話したうえで、 「ファンを喜ばそうと思ったら、3オクターブの声を駆使したポップシンフォニー じゃないとだめだね。」と言っています。 しかし同時に、ケイトの声はすばらしいと評価していて、 「あの声を保つように注意したんだろうね」と言っています。 22日のラジオ1のロブ・ダ・バンクでは、ケイトとポール・マッカートニー の新曲を並べて、リスナーズチョイスの携帯メッセージ投票をやりました。 結果はケイトの勝ちで、この結果ラジオ1での放送デビューをかざることに なりました。 そして、リスナーからは大きな反響が返っています (番組はこちらで。番組開始から1時間ほどのところ)。 ラジオ2ではこのほか、ジョニー・ウォーカーサラ・ケネディージャニス・ロング、そしてもちろんマーク・ラドクリフ といった人がこの曲をプレイしています。 どの人も、どれだけこの曲が良いかということを熱心に語っています。 こちらでは、BBCラジオ2のメッセージボードでリスナーが ポストしているレビューを見ることができます。

この新曲はさらに、デビッド・クォンティックがホストを務める BBCラジオ6の伝統のレビュー番組ラウンドテーブルにも登場しました。 デビッドは10点中9点をつけ、電話で登場した一般投票者の一人は7点をつけましたが、 そのほかの2人の評者はケイトファンではなかったようで、 4点と3点をつけてしまいました。! (この二人は嵐が丘時代のケイトしか知らなかったようですので、しょうがないですね) クォンティックという人は、ラジオ2のブラガーズ・ガイドという番組の プレゼンターでもありますが、 この番組では、ケイトの生涯の面白い(しかも好意的な)パロディーをやったことが あります。 学生のころのケイトが校長先生に怒られるシーンや、年を取ったケイトが 賞をとって魔法を掛けられた青い鳥を通じてスピーチをしているシーンなどは とくに面白かったです。 シングルをもっといい音で聞きたいという向きには、 オランダのラジオが圧縮のすくないストリームをこちら で流しています。(曲は約42分のところから)  

プレス: マンチェスター・イブニング・ニュースでは、 5つ星で満点のところ、4つ星をつけています。 マーク・リチャードソンはこう書いています。 「12年間の空白を乗り越えて、ケイト・ブッシュは新作アルバムのAerielを ひっさげて表舞台に帰ってきた。 ファーストカットのシングルは、ケイトの数多いファンを裏切ることはないだろう。 Xファクターとポップアイドル全盛の時代にあって、音楽的な才能をサラッと 見せてくれる音を構成できるアーティストを目にすることは、もはや 驚きでさえある。 嵐が丘での目を見張るようなデビュー以来、ケイト・ブッシュは着実に 新しいアプローチをいつも自身の音楽に導入してきた。 さまざまなスタイルとテクノロジーを導入して、独特の世界を造ってきたのだ。 最新シングルの King of the Mountain を聞くと、こういった才能が全く 損なわれていないということが明らかに分かる。 King of the Mountain は派手な曲ではないが、ケイト・ブッシュのサウンドに 独特のダイナミクスがそこにはある。 まとまりのないようなエレクトロニクスから躍動感のあるリズム、 舞い上がるようなボーカルまで、すべて。 おかえり、ケイト、と言いたい。」 デイリー・テレグラフのマーク・リーも この曲を高く評価しています。 「King of the Mountain は、ラジオ2で初めて一般に放送されました。 .....これはまさしく、極上のケイト作品です。 オペラのようなボーカルから、漂うような、少し調子の外れたような アンビエントサウンドも、とても魅力的です。 ちょっと瞑想的なリズムトラックから入り、ざっくりしたギター、 ぼやかしたようなボーカル、そして "the wind whistling through the house" という問いかけとともに、 だんだんとスケールの大きいエンディングに 向かって進みます。 驚くべきことは、10年以上を超えてもブッシュ氏の音の世界にはほとんど 揺らぎがないということです。 ヒースクリフに恋焦がれて嵐の吹きすさぶ原野に立っている姿のままでも 良いほどです。」 ICスコットランドにはスティーブン・マッケナが書いています: 「とても新鮮な音です。 心地のよいパーカッシブなシンセノイズで始まり、 ケイトの独特の声は何気なくたゆとうように曲全体を流れてゆきます。 これはまぎれもなくケイトの音であるといえますが、 1993年のレッドシューズに比べると、ちょっと新しい音という 感じがします。」

アメリカでは、新刊のエンターテイメント・ウィークリー(9月30日)に 特集記事が載りましたが、これは読者の数が多いことを考えると とても大きな意味のあることです。 「この秋期待のアルバム」の20枚のうちの第3位にAerialを選んでいます。 こんなコメントがついています: 「英国の魅惑の歌姫が、12年間という世界最長の出産育児休暇から復帰して アルバムを発表しました。 ファーストシングルは、9月27日にオンラインストアで初登場する "King of the Mountain"です。 しかし、なんと言ってもメインイベントはCD2枚組のコンセプトアルバムの 発売です。これは今までの中でも最も野心的なアルバムとされています。 さらには、"妖精の女王"トーリ・エイモスが王座を守るために 新作を発表という話もあります。」 カナダのグローブ & メールがエッセンシャルトラックスの コラムで King Of The Mountain を取り上げました。 カール・ウィルソンによれば: 「ブリッティッシュアートロック界の魔女からの12年ぶりのシングルは、 いままでの彼女の音楽の特性を色濃く映しながらも、 レゲエアクセントのマリンバビートを導入したり、エルビスや市民ケーン といった世間の目を逃れようとした有名人を取り上げたりということで、 新しい要素を取り入れています。」 UKのゲイ新聞ピンク・ペーパーにはケイトのquot;ゲイ・カルト" への影響を書いた記事が出ました。こちらのスキャンをご覧ください。 最後に、エルビス・プレスリーのファンサイトはどこも、 King of the Mountain でエルビスのことを歌っているという話題で もちきりです。 「ケイト・ブッシュの新曲 "King of the Mountain" は 永遠のエルビス・プレスリーを歌った曲です! これはぐいぐいと進むビートに乗ったゆったりした曲ですが、 きっと大きな反響を呼んで大ヒットになることでしょう。 彼女はポピュラー音楽の世界でも指折りのオリジナルアーティストで、 曲は少し普通とは違う感じで豊かなイメージがあり、歌詞もすばらしいです。 きっと違いが分かるリスナーからは高い支持を得ることでしょう。 エルビスファンとしては喜ばしいことです。」 たとえば、www.elvisnews.comwww.elvisinfonet.comを 見てみてください。 (フォーラムのMedialogに投稿してくれている皆さんに 感謝。)

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ファーストシングル

2005年9月21日: このサイトのフォーラムに本日の朝10時に入っていなかった人には どれほどのことか分からないかもしれませんが、 オンエアを聞いたファンからはとても良い評価が集まっています。 King Of The Mountainは、本日、アマゾンでUKホット100シングルの1位に輝いています。 これも業界の関心の高さを示しています。 

フォーラムで King Of The Mountain についての数々のスレッドを眺めると、 このシングルが巻き起こしている興奮がどれほどのものか、分かると 思います。第一印象、まとまったレビュー、ボーカルスタイルについての 話や主題についての議論、歌詞の分析など。大変です。 BBCラジオのサイトでは、 こちらにある ケン・ブルースの水曜日の番組へのリンクで、 "Listen Again" をたどれば、1週間の間なら何回でも繰り返し この曲を聴くことができますよ。 (ケイトの曲は番組の頭から38分ぐらいからです。). 

EMIがプロモシングルを全世界的に配布し始めました。 カバーのアートワークのほか、歌詞とクレジットが付いています。 (右)

プレスリリースから: 「"Aerial"からのファーストシングルは、瞑想的な "King of the Mountain"です。 曲の頭のエレクトリックな音のささやきから、最後のドライブ感のある クライマックスに至るまで、この曲はどこをとっても ケイト・ブッシュでなければ誰も作り出せない独特の世界です。 すぐにケイトの声と分かるボーカル、ダブ的なリズムのループ、 含みのあるミステリアスな歌詞など、 "King of the Mountain"は本当に待っていて良かったと思わせて くれます。 11月7日に世界発売されるダブルアルバム 'Aerial'は、 それを既に聴いた人からはケイトの最高傑作に位置づけられるだろうと いう評価を受けています。 これほどの視点、深み、驚きを備えたアルバムであれば、 間違いなく2005年でもっとも重要なアルバムとなるでしょう。 そして、もっとも感動的なアルバムでもあります。」

King of the Mountain

Could you see the aisles of women? 
Could you see them screaming and weeping?
Could you see the storm rising? 
Could you see the guy who was driving?
Could you climb higher and higher? 
Could you climb right over the top? 
Why does a multi-millionaire 
Fill up his home with priceless junk?
 
The wind is whistling
The wind is whistling
Through the house 

Elvis are you out there somewhere
Looking like a happy man? 
In the snow with Rosebud 
And king of the mountain 

Another Hollywood waitress
Is telling us she's having your baby
And there's a rumour that you're on ice
And you will rise again someday 
And that there's a photograph
Where you're dancing on your grave

The wind is whistling
The wind is whistling
Through the house

Elvis are you out there somewhere
Looking like a happy man? 
In the snow with Rosebud 
And king of the mountain 

The wind it blows 
The wind it blows the door closed 

Written and Produced by Kate
Recording and Mixing Engineer: Del Palmer
Mastered by James Guthrie 
Drawing by Bertie
      

独占公開! ケイトのニューシングルカバー! (クリックで拡大表示)

King Of The Mountain - single sleeve

ファーストシングルの世界先行公開をお聞きのがしなく

2005年9月20日: 追記 - ホームグラウンド誌も私も、このシングルとアルバムのリリースにあたり、 できるだけプッシュをかけていかなければならないと考えています。 ラジオ1とラジオ2でエアプレイされることはほぼ確実になりましたので、 明日、ラジオで King of the Mountain を聞いた人は、 BBCのDJにこの曲が気に入ったとぜひ伝えてください。 連絡先は以下のとおりです。  メール - ken.bruce@bbc.co.uk 電話 - 0500 288 291 Text - 88291

2005年9月20日: され、ケイトのニューシングルを誰よりも早く聴きたいと思う人は、 明日21日の水曜日の朝、BBCラジオ2のケン・ブルースの番組を聞きましょう。 King of the Mountain は、10時のニュースのあと、10時半までの間の どこかでかかるはずです。 もし、BBCラジオの放送を受けられなくても、心配はご無用です! このチャンネルは、 こちらで ライブストリーミングされています。 また、聞き逃したとしても、BBCのサイトにはこの番組が1週間 保存されていますので大丈夫です。('Listen Again'オプション) また、マーク・ラドクリフも明日、 この曲をBBCラジオ2の夜10:30からの番組でプレイするはずです。  

EMIのケイトブッシュ公式ウェブページ が11月7日オープンに向けて鋭意準備中!

2005年9月19日: アルバムのリリースに合わせて、 EMIの公式ケイト・ブッシュ・ウェブサイトが 11月7日のオープンに向けて鋭意準備中です。 それまでの間は、シングルのアートワークをお楽しみください。 サイト更新のお知らせのために、登録もお忘れなく! 

2005年9月18日: 水曜日のKing Of The Mountainのラジオデビューを待ちわびて いる間にも、新聞等での紹介は続いています。 サンデー・タイムズでは、 「音楽、歌詞、ボーカル、製作に関してのケイト・ブッシュの 先進性、先駆性を証明する10の証拠」と題して記事を組んでいます。 これと全く対照的で、非常に残念なのが、 昨日(9月17日)のデイリー・ミラーの記事でした。 1ページを割いて、ケイトを表現しているという笑止千万の間違った「情報」 をまぜこぜにして紹介しています。 正直なところ、本当だったら読みもしないところですが、あまりにも 批判的で誤った記事なので、読まずにはいられないという感じです。 書かれている話は、今までにも出てきたものがあります。 たとえばケイトが偏執狂的な世捨て人で警護のものに囲まれて住んでいるとか いう話はありました。 しかし、マイケル・ケイメンの心臓発作がケイトの"強引なほどの 仕切りぐせ"のためであったなどということを、どうして この記事の筆者のポール・スコットは書けるのでしょう? 全く恥ずかしいとしかいいようのないコメントです。 理由を考えてみると、ケイトが普通の有名人のようにプレスに友好的に 振舞わないのをこの新聞が逆恨みしているとしか思えません。 私たちは、ケイトがいつも彼女自身に正直であろうとするスタンスをとても すばらしいことだと考えていますし、まさにそれがふさわしい姿だと 思います。 改めて敬意を表したいと思います。  

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ケイトのニューシングルが 9月21日、BBCラジオ2で特別先行放送

2005年9月13日: ケイトのシングルKing of the Mountainが、 世界で初めて、BBCのラジオ2のケン・ブルースの番組で、9月21日の 午前9:30と10:30の間に流れるということが分りました。 (ホームグラウンドのクリスさんから). ミュージック・ウィークの 9月12日の号では、この曲についてこう述べています。 「リズムの宝石ともいえるこの曲は、エレクトロニックな雰囲気のイントロから 始まりますが、もう出だしから待っていて良かったと思わせてくれます。」 この雑誌では、アルバムは2枚組で、1枚は30分以上にもわたる大曲が1曲、 そしてもう一枚は7曲が入っていると言っています。 また、「EMIのスケジュールの中では、ブッシュプロジェクトは ダイアモンド印がついている」とも言っています。 このシングルは、EMIのチャート・プルアウトの 「キー・シングル」にもリストアップされています。 (フォーラムのイアンさんから)

2005年9月4日: 予想通り、ケイトのニューアルバム「AERIAL」のニュースは、 あっという間にあらゆるところで流れることになりました。 BBCのウェブサイトもその一つです。 このフォーラムのMedialogのコーナーで、 いろいろなところで取り上げられたのが、まとめて見れますので、 一度覗いてみてください。 UKの新聞でもインデペンデントデイリー・ミラーなどが取り上げています。

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Kate Bush

ニューアルバム情報

2005年8月31日: いよいよ来ました! レッドシューズが出た1993年からもう12年も経ってしまいましたが、 ついに今朝、EMIレコードが発行したプレスリリース で、素晴らしいニュースが確認されました。 ケイトの待ちに待たれていた新作、すなわち8枚目のスタジオアルバムが 全世界的に2005年11月7日(USは8日)にリリースされることになりました。 CD2枚組でAerialというタイトルがつけられています。 ファーストシングルのKing Of The Mountainはアルバムに先行して 10月24日に発売される予定です。 シングルもアルバムも、プロデュースはケイト・ブッシュ自身が手がけています。 このサイトは、ケイト・ブッシュ・マガジンのホームグラウンドと共同して、 この感動のときを迎えるために必要なことをすべてお伝えしていきます。 サイトのフォーラムの方にも、ぜひ遊びに来て、ピカピカの新作に ついて一緒に話してください。 私達のケイト・ブッシュが戻ってきました。 これほどうれしいことはありません。これから発売までの何ヶ月か、 ケイトに対しても私達の願いをこめて応援したいと思います。  

2005年8月29日: ここ何ヶ月かは、ケイトのニューアルバムを巡って、いろいろなメディアや ネット上でさまざまな憶測が乱れ飛びました。 しかし、どれ一つとしてUKのEMIやケイト自身が確認したものはありません。 ニュースが流れるたびにこのサイトに連絡をしてくれた皆さん、ありがとうございます。まもなく正式の発表とプレスリリースが高らかに発表される ことを願って、今度の更新ではいままでに伝えられた憶測の数々を おさらいしてみたいと思います。 ということですので、以下に続く話は確認されていない内容で、 うわさというタイトルをつけておくべき内容だということをお忘れなく。 更新: 上の8月31日のニュースを参照!

ここ最近では一番の騒ぎになったのは、ローリング・ストーンの ウェブサイトの "イン・ブリーフ" 音楽ニュースのセクションに出た 「ケイト・ブッシュはレッド・シューズに続く12年ぶりのスタジオアルバムを 11月8日にリリース予定。」 という話でした。 こちらにあります。 今までは、「EMIに伝手がある」人やヨーロッパのEMIオフィスに問い合わせた 人から、10月17日がリリース日と伝えられていました。 たとえば、こちらにあるドイツEMIのリリース などです。 最近のミュージック・ウィークの" ドゥーリーズ・ダイアリー" のコーナーでは、ミュンヘンで開かれたEMIのカンファレンスについて 報じています。 「ミュンヘンでのイベントについてドゥーリーが聞いたところでは、 出席者は幸運にも新しいケイト・ブッシュのアルバムの曲を何曲か 聞くことが出来たらしいです。 確実に進んでいるようです。」 さらに、EMIグループのチェアマンが2005年7月14日に年次大会で ケイト・ブッシュが2005年の会計年度中にリリースがあると発表したという ことも分りました。 プレスリリースはこちら。 ショーン・ニールさんは、EMIが完成したアルバムを 6月にはすでに受け取っていたらしいということをスカイ・ニュースの "ショービズ・スロット"でレポートしています。 「さて、これを発表するときがやってきました。 ケイトは新作をEMIにすでに手渡していて、秋リリースを待つばかりになって いるのです。私が接触しているスパイによれば、EMIの重役たちは、 このアルバムに収められたさまざまなスタイルを使った表現と、 ゲストスターを見て、非常に感銘を受けたということです。 あまりの出来に、これの内容を聞いたことについては、年内に予定される アルバムのリリースまで口を閉ざしているべしという同意書にサインしたという 話も伝わっています。 ケイトはいままでに一度しかコンサートツアーをやっていませんが、 このアルバムのシングルのプロモートのためにミニDVDを作る計画はあると 言われており、来年の頭にはりリースされる見込みです。 ケイトの復活はうれしい話ですね。」 (このニュースのクリップはこちらで。). 最後に、日本でアマゾンなどがダブルディスクアルバムを予約受付 しているということがレポートされていて、 新作のフォーマットがどういう形になるのかと いうことについてさまざまな憶測に火がついています。 (アンドリュー・スキナー、ピオター、ケビン、ウィルソン・スヌーク、 シルベイン、バーカードの各氏をはじめ、メールをくれている皆さん、 ありがとうございます。)

2005年8月29日:小ネタシリーズ: UKでは、NSPCCが児童虐待に関するDRTVの広告キャンペーンを 始めていて、寄付を募っています。 この広告には60秒、40秒、10秒のバージョンがありますが、 どれもケイトの曲ディス・ウーマンズ・ワークをフィーチャーしていて、 俳優のマイケル・シーンのナレーションをかぶせています。 ケイトはこの曲の使用許可をまったく無料で出したということです。 NSPCCの寄付金受付部門長のマリアン・ローズ氏は、 「このキャンペーンのために、ケイト・ブッシュさんに特別に曲を 書いてもらう話もありました。」 と言っています。 詳しくはこちらで。 (ネイサンさんとカイラさん) ◆ 7月11日(土)、BBCラジオ2のダーモット・オラーリーの番組に シャルロット・チャーチがゲストで出ていました。 インタビューの中で、彼女は少しだけケイトの話(お母さんがケイトを好きだとか) をした上、ピアノ伴奏で"少年の瞳を持った男"を歌いました。 チャールズさんからそのときのクリップが送られてきています。 こちらでお聞きください。◆ レイチェル・Zがディス・ウーマンズ・ワークのカバーを出しています。 こちらにレビューが出ています。 また、こちらでサンプルを聞くこともできます。 (rblazonさんから) ◆ ボストン・ヘラルドではパット・ベネターが 何年かぶりにライブで嵐が丘のカバーを演奏したと伝えています。Patrick Wolf 詳しくはこちらで。(ジョンさんから) ◆ アリソン・モイエは、ファンサイトでのファンからの質問に 対する答えで、最新アルバム「ボイス」に少年の瞳を持った男の カバーを収録する考えがあったということを明らかにしています。 「.....安心のためにレコード会社の許可を得ておこうと思ったんですが、 ケイトの関係者は、曲の使用許可を出すためにはカバー曲を 聞かせてもらわないといけないということを言って来ました。 そういうことはしたくなかったんです。....怖かったんですね、 というのは、もしレコード会社からダメだと言われたら、とても 落ち込んでしまうでしょうし、これからケイトの音楽を聞くのに 良くない影響があるような気がしたんです。 純粋に彼女の音楽は好きだし、その気持ちをずっと持ち続けたいと 思ったので、そんなことは起こってほしくなかったんです。 詳しくはこちら。 (スティーブ・コーツさんt ◆ 英国のシンガー・ソングライターのパトリック・ウルフ(右写真) は、最近のインタビューで、ケイトへの傾倒を少しずつ 語っています。 そしてブリティッシュ・カウンシルのオンラインラジオショーの 「セレクター」では、ライオンハートを代表的なブリティッシュソングと して選曲しています。 (クリップがこちらで聞けます) パトリックは、最近のツアーではいつも神秘の丘をセットリストに入れている ということです (こちら)。 さらには、こちら のインタビューでもケイトについて語っています。 「子供のころ、母がジョニ・ミッチェルやケイト・ブッシュをよく 聞いていたんです。ケイト・ブッシュのことは すっかり忘れていて、去年になって僕が20才になるぐらいになって、 周りのうわさになって思い出したような感じです。 みんながケイト、ケイトと騒ぎ出したんで、愛のかたちを買ったんです。 それから、周りの人たちが僕の年がケイトが最初にアルバムを出したころと 同じぐらいだなんていい出したりして、 去年ぐらいから、僕の作品も誰かは聞いてくれるんだろう、と本当に 自信がついてきたように思います。」 パトリックについて詳しいことを知りたい人は こちらの彼自身のサイトをご覧ください。 (マイケル・リチャードソン、Traxtv、rblazonの各氏から)

Kate Bush - The Biography - by Rob Jovanovic ロブ・ヨヴァノヴィクの新しいバイオグラフィー(写真)は 10月25日に出版予定です。 カルチャーショックのサイトでは、著者サイン入り本の予約受付を始めています。 こちらで。 ◆マレーシアン・スターのシェリル・ディーワが評した ジョン・メンデルスゾーンのウェイティング・フォー・ケイト・ブッシュ のレビューでは、この本についてこうまとめています。 「驚くほどすばらしい本とはいえませんが、ウェイティング・フォー・ケイト・ブッシュはケイトファンにもそうでない人にも時間つぶし程度には十分楽しめます。 ケイトが好きとはいえない人にとっては、メンデルスゾーンが書き綴る 追っ掛けの生態を面白く読めるでしょうし、 ケイトファンにとっては、次作が出るまでの間、 少しでもケイトに関係するもので気を紛らわせることができるでしょう。」 (ピーター・モロイさんから) ◆ キキ・ディーは、ウォーマッド・フェスティバルで 神秘の丘のカバーを歌いました。 彼女は同じ曲を新しくリリースされたウォーク・オブ・フェイスのCDにも 収録しています。(キャサルさん) ◆ 8月23日、トーリ・エイモスはニューヨークのサラトガ・スプリングス でのコンサートで羊の夢をカバーしています。 (ジェームズ・ラッセルさん) ◆ ドイツのシンガー、バージット・シューマン(Birgit Schumann)は 嵐が丘をピアノバージョンで歌っています。 (こちらで彼女を検索すると 演奏を見ることができます。)(ディックさんから) ◆ コローネーション・ストリートに出演している女優の デブラ・スティーブンソンは、 ITVのセレブリティー・スターズ・イン・ユア・アイズに出演して、 ケイトのバブーシュカの衣装で登場しました。 彼女は "イン・ザ・サンシャイン"というタイトルの彼女のCDで も同じ曲をカバーしています。 ジョナサン・ロスはBBCのラジオ2の7月18日の番組でこの曲を流しましたが、 そのときに、彼の奥さんにも同じ番組にケイトの真似で出てもらえないかと いう打診があったことを話しています。(チャールズさん) ◆ オーストラリアのラッシュ・マガジンの8月号で、 ケイトがまたもやファッションリーダーとして取り上げられています。 (こちらにスキャンがあります) (アリーさんとジョンさん) ◆ コミック・ストリップ・プレゼンツの9枚組みDVDボックスセットが 7月4日にリリースされましたが、この中にはケイトのレス・ドッグスでの出演も、 GLCに提供したサウンドトラックも収められています。 ケイトがこのように出ていることについては、 エンパイアのレビューの中でも触れられています。 「それから、ケイト・ブッシュもちょっとわけの分からない レス・ドッグスのエピソードに登場しています。」 (リチャードさんとスティーボさんから) ◆ ケイトのビデオ作品が、ニューヨーク・ビデオ・フェスティバルで 取り上げられています。 詳しくはこちらで。(ダレルさんから)

U2が選曲をした"U2 ジュークボックス" CDが、 Mojoの2005年7月号の付録として配られます。 これには、フューチャーヘッドがヒットさせた愛のかたちのカバーが 収められています。(アネッケさん) ◆ シェイラ・ワイトリー著のトゥー・マッチ・トゥー・ヤング - ポピュラーミュージック・エイジ・アンド・ジェンダーにケイトが 登場しています。(ヘンリックさん) ◆ スウェーデンのポップ・シンガーロビンさんは、 ケイトに似ているという評判ですが、愛のかたちを好きなアルバムとして 選んだりもしています。 ポップ・マシーンのインタビューでは、彼女の曲の"ビー・マイン"が、 スタッカートのストリングスとボーカルのリフレインが似ているということで クラウドバスティングにひき比べられています。 彼女はこう言っています。 「もちろん、そういうところもあるでしょう。ケイト・ブッシュに似て いるとすれば、ストリングスが乾いた感じだからじゃないでしょうか?」 (ヘンリックさん) ◆ ゴールドフラップが新しいアルバム「スーパーネイチャー」を発表しました。 そしてここにも、ケイトとの比較が出てきます。 オブザーバーにはこう書かれています。 「マドンナとケイトというポップ界の大物が、 ここ何ヶ月かの間にアルバムを発表してきます。 ディーバという言葉には似つかわしくない愛すべきアリソン・ゴールドフラップ は、このうちのどちらかをあまり要らないアルバムだと思わせ、 もう一方が発表されるタイミングを間違えたと思わせることに なるかもしれません。 この一風変わった英国の女性は、非常に豊かなイマジネーションを 備えていて、すばらしいレコードいままでに発表してきました。 ...これは確かに傑作だといえます (たとえばケイトの愛のかたちぐらいに)。 2005年の最高といってもいいほどです。 大ヒットになってもいいでしょう。」(ジョニーさん) ◆ 今月のQにはレッド・シューズの小さい写真と レビューが載っています。 その中では、もう一度聞きなおすことを薦めていて、 4つ星をつけたうえで、ケイトは他のだれにも(トーリ・エイモスを除いて) 似ていない、と書いています。 (ベンさん) ◆ ちょっと違ったのもあります。 ワイアー誌によるとエリアル・ピンクがケイト・ブッシュへの ラブソングを録ったということです。 その"フォア・ケイト・アイ・ウェイト"のビデオは こちらで 見ることができます。 (ピーターさんから) ◆ そして最後に、アイ・ウォナ・ビー・ケイトトリビュートCDの プロデューサーのトーマス・ダニングスさんが、7月28日、 インターネットラジオショーの"フート・ラジオ"に 私を招いてくれました。 二人で音楽についておしゃべりをして、好きな曲をかけました。 2時間番組でしたが、オーディオストリームで聞くことができます。 もちろんケイトについてもけっこう時間をかけて話しましたし、 ケイトの曲もかけました。 54分30秒のあたりから始まります。 こちらのフート・レイディオ・ウィズ・トーマスのリンクをたどって聞いてください。 (トーマスさん、ありがとうございます。面白かった!)

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