競馬場探訪

数年前から、ライフワークのひとつとして、全国の競馬場巡りをしています。
 その土地によって、少しずつ変化があり、見ていて楽しいです。


下のカッコ内の場数は、写真のある競馬場数です。クリックしてみて下さい!

  1. 北海道編(7場)
  2. 東北・新潟編(6場)2003年11月上山競馬場、2001年3月新潟県競馬(新潟・三条)は廃止されました。
  3. 北関東編(3場)2003年3月足利競馬場は廃止されました。
  4. 南関東編(6場)
  5. 東海・金沢編(4場)
  6. 関西編(4場)
  7. 中国・四国編(3場)2002年8月を持って益田競馬場は廃止されました。
  8. 九州編(4場)中津競馬は2001年3月をもって廃止されました。
  9. おまけ(ソウル競馬場)
シンザン像
(シンザン像)京都競馬場
オグリキャップ像
(オグリキャップ像)笠松競馬場
トキノミノル像
(トキノミノル像)東京競馬場

話せばホンとに長い事ながら...わたしが競馬場巡りを始めた理由


・このページを見ている人は、御存知の事とは思いますが、日本の競馬は大きく別けて主催者が2種類あります。一つは明石家さんまがCMをやっている、あのJRA(日本中央競馬会;以下中央)によるものと、もう一つは県や市町村など地方自治体が主催する地方競馬(公営競馬ともいう以下;地方)です。

・前者の代表的なレースコースは、日本ダービーやジャパンカップの行われる「東京競馬場」であり、後者の代表は、トゥインクルレースで賑わう「大井競馬場」です。(いや、中央の代表格は春の天皇賞や菊花賞のある「京都競馬場」だとか、地方の雄はオグリキャップやライデンリーダーを輩出した「笠松競馬場」だとか、人それぞれ意見はあると思いますがひとまず置いといて...)

・先にも書いたように、地方自治体が主催するから「地方競馬」であって、特別区競馬組合の運営する大井競馬場はJRAのどの競馬場よりも都心近くにありますし、「中央競馬」といっても、福島や新潟などの地方都市にもコースを保有しています。で、現在中央が10場、地方が30場(うち、札幌・新潟・中京は重複)あり、全国各地に分散しているわけです。

・中央のレースの大半の馬券(勝ち馬投票券)は全国に点在するWINS(場外馬券売り場)や競馬場で、購入する事が出来ますし、競馬新聞でなくてもスポーツ新聞や夕刊紙には詳しい馬柱付きの出走表が手に入ります。また、電話投票権を取得すると100円単位で全てのレースに投票できます。

・問題は、もう一方の「地方競馬」です。ひとくくりに地方と言っていますが、開催地ごとに主催者が違っている為、統一G1レースなどの大きなレースを除き、原則として他地区の馬券は購入できないのです。(たとえば、盛岡競馬場の馬券は同じ岩手県競馬組合の水沢競馬場では買う事ができますが、川崎や船橋など南関東の競馬場では発券していません。最近では相互発売をする競馬場も増えてきましたが、投票できたとしても、開催地近辺に行かなくては詳しい出走馬の情報が手に入りにくいです。)ましてや、テレビ中継(地上波)など期待できません。

・今でこそ中央が門戸を開放し、地方在籍馬が中央のレースに参加したり、地方も交流を深めるため、交流レースや馬券の相互発売を増やしていますが、ほんの数年前までは、一握りの交流レースでしか他地区の馬を見ることができなかったのです。

・私は大井競馬場のある品川に住んでいるので、よく遊びに行っていた時期がありました。当時、6戦無敗で東京王冠賞(当時は大井三冠最終レースとして秋に行われていた)を制した馬、「ハシルショウグン号」がお気に入りの馬でした。3歳末から4歳晩夏まで骨折のため戦列を離れていたため、最初の二冠「羽田盃」と「東京ダービー」には出走できなかったものの、葦毛のそれはそれは強い馬という印象がありました。

・その後の「東京大賞典」からは古馬の一流どころと顔をあわせるようになり、勝ちきれないレースが続いたものの「大井記念」を快勝し、「帝王賞(大井)」「オールカマー(中山)」の、二つの交流レースに参加。オールカマーでは同厩舎(赤間厩舎)のジョージモナーク5着に対し6着でしたが、秋の「ジャパンカップ」の出走権を獲得しました。この年から国際G1に格付けされたジャパンカップはトウカイテイオーの勝利、ハシルショウグンは殿で幕を閉じましたが、全国(世界?)の競馬ファンに名を知らしめる事となりました。

・翌年も「大井記念」を快勝。「帝王賞」では他地区、中央の強豪を退け優勝。秋には「オールカマー」で三たび中央の芝コースに挑戦しました。結果は逃げに逃げた希代の逃げ馬「ツインターボ」に続く2着。あのライスシャワーをも後塵に拝し、文句なく2年連続のジャパンカップ公営代表馬となりました。しかし、JCの結果は昨年同様殿負け。

・ここで本題に戻りますが、ハシルショウグンを追いかけているうちに、南関東以外の地方馬にも目が行くようになり、東海のトミシノポルンガ、岩手のトウケイニセイ、金沢のミスタールドルフなどポツポツと各地の強豪の情報も入ってくる様になりました。彼らはどんなところでレースをしているのだろう?折しも山口瞳氏の「草競馬流浪記」や岩川隆氏の「競馬ひとり旅」などの書籍を読んだため、いてもたってもいられず、競馬場巡りを始めるにいたったわけです。

私を競馬場巡りに導いてくれた今は亡き二頭の名馬

ハシルショウグン トチノミネフジ
ハシルショウグン号(32戦10勝)
93年オールカマー
(中山競馬場パドックにて)
戦績は上記に記したとおり、公営代表として2年連続ジャパンカップに出場。その後も走り続け、高崎の交流レースにも出場したりしていた。その後しばらく名前を見なくなったので、メンデスの後継産駒として種牡馬になったと思いきや、なんと転厩し、中央馬として秋の天皇賞に出走してくる。障害馬として中央入りしたというが、翌年その障害戦で転倒骨折し、還らぬ馬となる。(合掌)
トチノミネフジ号(20戦17勝)
94年吾妻小富士オープン
(福島競馬場パドックにて)
アラブ馬のレースが国内全体的に縮小・廃止されていく中、アラブ最後の怪物と呼ばれた馬。4歳時南関東アラブ三冠を制した勢いで全国交流の「全日本アラブ大賞典」にも優勝。
翌年はサラブレッド相手のレースで優勝したり、JRA芝の交流レースにも果敢に挑戦。「全日本アラブ大賞典」もスズノキャスターなど各地の強豪を蹴散らし連覇。地方競馬全国協会(NAR)年度代表馬に。その後引退し、種牡馬となるが、初年度産駒を残し腸内腫瘍で他界。(合掌)
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