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Kate Bush - News
"I think about us lying,
lying on a beach somewhere,
I think about us diving, diving
off a rock into another moment..."
Kate Bush News
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メリークリスマス!

サイトを訪問してくれる皆さんに、クリスマスと新年のご挨拶を。 2010年の皆さんのご支援に感謝します。皆さんのご支援が全てです。 マイク・ウェイドさんにはフォーラムの管理でお世話になっています。 ブライアン・クローリーさんはサイトのデザインをやってくれました。 デル・パーマーさんには応援をいただきました。 そしてもちろん、ケイトご本人には、素敵な音楽をありがとうと言いたいです。

クリスマス休暇が近づいて、11月10日に亡くなったオンラインでの友人、 レイケル・アン・リシさんのことを思い出します。 若すぎる彼女の死はケイト・ブッシュのファンの間でも大変な衝撃をもたらしました。 彼女の才気、才能、情熱、そしてあたたかみは、忘れることができません。 ご家族や友人の方々のお気持ちはいかばかりでしょうか。



資料庫より: ケイトとビッグカントリー – 1986

他のアーティストのレコーディングにケイトがバックボーカルで協力している作品の 好例がここにあります。 1986年の作品で、ビッグカントリーのザ・シアーで歌っています。 リードボーカルは、故スチュアート・アダムソンでした。 いちど聴き直してみてはいかがでしょう?



デル・パーマーのニューアルバム「ギフト」が本日発売に

類まれな才能を持った(そして人間的にもすばらしい)デル・パーマーさんの 長らく待ち望まれていた2枚目のフルスタジオアルバムが、本日リリースになりました。 12月6日(月)からはデルのウェブサイトで8ポンド(送料2ポンド)で手に入れることが できるようになっています。 iTunesなどでのダウンロードも始まっています。 オフィシャルサイトマイスペースのページに、 詳しいことが紹介されています。

Del Palmer new album

11月の小ネタ

ツァーズのフロントマンだったジョン・グラントが、 ポップ・マターズ でいつもの20の質問を受けています。 質問 No.9 「自分の名前がつけられるとしたら、選びたい傑作は?」に対し、 「ケイト・ブッシュの愛のかたちドリーミングなどは、 こんな作品が作れたらいいなあと思うような作品ですね。 あるいはクラフトワークのマン・マシーンとか。」 ◆ カラオケの選曲でどんな人かがわかるというのがあります (ショーハム・ヘラルドのローレン・ブラボーによる)。 「嵐が丘: この曲を歌うような女性はシャレでやっている人です。 バカバカしく見えるでしょうって顔をしながら自分自身のことはマジメにみることができません。 だまされてはいけませんよ。 ひそかに、ケイトの目を見開いた狂女の夢遊病を、自分自身が所在なく振る腕や 犬の遠吠えのような叫びに重ね合わせることで、 究極のところ自分が天上の存在になれると信じているのです。 悲しいかな、いくらがんばっても、ヒースクリフが窓を開けてくれなかったのと 同様、実ることはないのです。どれだけ寒かろうとも。」 ◆ ITクラウドで横柄なボスを演じていたマット・ベリーが、 ニューアルバムウィッチャゼル をリリースしました。 「そうですね、78年はいろんなものにびっくりしたすごい年でしたね。 そのひとつはウォーターシップ・ダウンで、もうひとつはケイト・ブッシュです。 … ケイト・ブッシュをテレビに見たときには、いなかのほうにはこんなセクシーな 魔女がいっぱいいるのかと思いましたけど、結局魔女は魔女なんですよ。 このアルバムにはそんな雰囲気をだそうと思ったんです。 1970年代の素朴なフォーク風の音ですね。」 – また、ウェールズオンラインではこうも語っています。 「子供のときにトップ・オブ・ザ・ポップスでケイト・ブッシュが嵐が丘を 歌うのを見て以来、ずっとそう思っていました。 … あのぎらぎらとした眼でカメラをしかとにらみつけるさまを見ていますと、 もう魂を抜かれちゃうかと思いましたね。 セクシーな魔女のようにみえて、それが今も影響していますねえ。」 ◆ キキ・ディーが、さいきんのヨーロッパでのライブで神秘の丘カバーしています。 ◆ ロビンが こちらでケイトのことを (またしても)影響を受けた人として語っています。 「演劇をやる家庭で育ったので、自分の創作力を自分自身のやりかたで表現して、 それで自分自身になるってことが分かっていました。 私にとっては、全部が自然につながる感じですね。 ケイト・ブッシュみたいに私が聴いていたアーティストも、そうです。 いつもそのような世界を一緒にしてくれるポップアーティスト達がいたのです。 — それは矛盾するようなことではありません。」 ◆ ケベックのシンガー、マリス・レタルテが注目を集めています。 彼女は、ケイトを “最初のアイドル”だと言っています。 … アートインフォによると、 ピエール・ヒュイゲの新しい映画がフランスのアートシーンに激震を起こしているそうです。 仲間のアーティスト、ファン、美大生までが 「ホスト・アンド・クラウド」の体験をしに マリアン・グッドマンのマレの漆黒の地下室に降りていっているのです。 この展示では、赤に彩られたディスコのシーンもあって、そこではケイト・ブッシュの 例の甲高い嵐が丘が、最初は普通に、それから逆回転で流れたりもします。 … シアトルパイでのピーター・ゲイブリエル(III, いわゆる"メルト")の 回顧レビュー では、ゲームズ・ウィズアウト・フロンティアズで繰り返される ‘jeux sans frontieres’ という一度聴いたら耳に残ってしまう ケイト・ブッシュのコーラスについて書いています。 ◆ 「10ポンド紙幣が1枚」はケイトの忘れられたシングルですが、 こちらの Eoinのブログで再評価をされています。 ◆ 「それは、本当のリアルな生活のなかで樹木や花や川に代わるものを差し出してくれて、 すでにロード・オブ・ザ・リングによって育まれたものに似ています。 いまだにリングは読んでいますが、ウィンドはもう読みません。 注意しないといけないんですけど、それは ケイト・ブッシュやビートルズを聴くのに似ているかもしれません。 魔法をかけられたように、相反する感情がわきあがってくるんです。」と グラスゴウ・ヘラルドのゲストコラムニストが書いています。 ◆ デンバー・ウェストワードより: 「イギリスの音楽誌MOJOでは、オロフ・アーナルズを『ケイト・ブッシュに対するレイキャビクの回答』 と評しています。 アーナルズのゴージャスでこの世のものと思えないような歌声や、 全てを飲み込んでしまう"ポピュラーミュージック"という言葉以外には どんあジャンルにも属しないような曲を作曲していることを思うと、 これは納得できる話です。」

耳のための感謝祭 …

ニューヨーク・キャピタルのブログで、ギリアン・レーガンが友人たちにお気に入りの 「コンフォート・アルバム」のことを聞いています: 「『コンフォート・アルバム』というのは、 感傷に浸るためであろうと、季節の挨拶のように聞くものであろうと、 気がつくと何度も繰り返し聞いてしまっているようなアルバムのことです。」 あるいはその人における古典と言えるものかもしれません ― 理由はともかく、少なくとも年に1回は、とりわけこの季節に 聞いてしまうようなレコードのことです。」

VH1のブログにポップカルチャーについて書いているリッチ・ヤズビァクさんが、 個人のサイト FourFour や こちら で、愛のかたちを選んでいます: 「曲作りがめちゃくちゃクリエイティブで、 頭がクラクラするようなコード進行やヒップホップ以外の分野での サンプリング手法の先駆けにもなっています。 感情をゆさぶるようなケイトの声は、歌の内容と絡み合う対位旋律のようです … 羊の夢のような美しい瞬間は永遠にその姿であり続け、 一方で、年をとらない部分は芝居がかったような新しい力を見につけていくことでしょう … ケイト・ブッシュはだれでも聞くという種類の音楽ではありません。 でも、もし自分向きじゃないという人がいたら、 もう一度がんばってみたほうがいいんじゃないでしょうか。」

シカゴでケイトのトリビュート・ナイト

Chicago Kate Bush tribute night

トーマスさんが、11月30日にシカゴで開催されるトリビュートナイトのことを 知らせてくれました: 12月は魔法の月! ケイト・ブッシュとケイトの影響を受けたアーティストの音楽、 そしてケイト「パフォーマンス」! ダン・ブリジェンスとマリオ・ブッカが デビューします!

DJ: Belazauberin, Joshua, Tiger Lily (PROCESSION)
ゲスト DJ: Peroxide (Bittersweet)

Late Bar 3534 W. Belmont Ave, 2010年11月30日10PM-4AM

21才以上、チャージなし
Website: http://www.facebook.com/#!/event.php?eid=177077385643146

ブライアン・バースのページを追加

ケイトと深く関わりのあった偉大なミュージシャンの音楽に触れる機会がまた 増えました。 こちら のFeaturesのところにブライアン・バースのページを 追加しました。 デル・パーマーさんがさっそく立ち寄って、友人へのコメントを残してくれています。 初期のKBCニュースレターに出ていた、ブライアンのぶっ飛んだマンガは いつまでも忘れないことでしょう。 あの絵が気になる人なら、本人のマイスペースページのデザインが好きになる はずです。 新しいページに、ご本人のマイスペースページへのリンクもあります。 どうぞ見てみてください。

Del Palmer and Brian Bath

Del Palmer and Brian Bath in the early days

ペイパー・クロウズのクラウドバスティングのカバー

ロンドンの二人組み、ペイパー・クロウズ (エマ・パナス、ダンカン・マクドガル)がクラウドバスティングの カバーをリリースしました。 ビョークのヒューマン・ビヘイビアーのトラックをサンプルして 使っているのですが、とっても気に入りました。 もうこれは歴代でベスト5に入るカバーです! (カイルさんがこちらのブログから拾ってくれました。)

Paper Crows

Paper Crows – Cloudbusting by The Big Beat

More on Paper Crows at their Myspace page.

愛のかたちを題材にとったベルリンのダンスショー

12月にベルリンで、ケイトの曲を7曲フィーチャーした「ケイト」と題された ダンスシアターショーが上演されます。 リンダ・ヴァイジッグさんが振り付けを手がけ、障害を持ったダンサーが 7名演じます。 曲はクラウドバスティング、愛のかたち、羊の夢、氷の下、魔女、 こんにちは地球、朝もやの中で、の7曲で「夢の流れ」のかたちをとって進められます。 こちらにある 劇場のサイトで詳しい情報(ドイツ語)を見ることができます。

Berlin dance theatre show

ケイトがレノンとヨーコの像をチャリティーオークションに寄贈

グラスワークでは、 ミュージック・インダストリー・トラスト・アワードのチャリティー夕食会についてレポートしています。 今年で19年目になりますが、11月2日にロンドンのグロヴナーホテルで、 ノードフ・ロビンスとBRITパフォーマンス・アート・アンド・テクノロジー・スクールの 支援のために開かれました。 1000人を超える音楽エンタメ界のゲストが参加しており、著名人ではサー・ジョージ・マーティン、 マイケル・ボール、ヘレナ・ボナム・カーター、ロブ・ブライドンといった人がいます。

今年初の試みとして、スポティファイのスポンサーにより、 MITS初のデジタルオークションが開かれました。 出品の中には、トム・ジョーンズのコレクションからの オリジナルの1970年代の19個のダイアを飾った18金のリングが 本人からの出展で、 またケイト・ブッシュから寄贈の、 たいへん貴重なジョン・レノンとオノ・ヨーコの裸の像もありました。 ミュージック・インダストリー・トラスト・アワードが得た4億ポンドの収益は、 ノードフ・ロビンスとBRITトラスト(パフォーマンス・アート・アンド・テクノロジー・スクールを含む) という2つの基金に寄贈されます。

ホームグラウンド “5年前–1981年10月から12月″より

年末になって、ケイトの名前がまた意外なところから浮かび出て来ました。 毎年行われるサザビーのロックコレクションのオークションに参加して、 ジョン・レノンとオノ・ヨーコの有名なトゥー・ヴァージンズのポーズの アクリルとプラスチック製の像やマッカートニーによるマジカル・ミステリー・ツアーの スクリプトを落札したということが広く知られるところになったのです。


ブリスベーンでの愛のかたちトリビュート

サテライト のレポートから: 名作愛のかたちの25周年を記念して、 ブリスベーンの選りすぐりのキャバレーパフォーマーたちがケイト・ブッシュの曲を ライブで演奏します。 このトリビュートは、DJ、プロモクリップ、レア映像も入り、 ステージドア・ディナー・シアターで11月7日(日)に行われます。 午後5時からのスタートで、チケットはひとり15ドルです。 アルコールと料理も楽しむことができます。 予約は、3216 1115 まで。

10月の小ネタ

クラウド・アトラスやウォシャウスキー兄弟といったちょっと変わった小説が 映画化になっているデビッド・ミッチェルが、インドの新聞「パイオニア」のインタビューを受けています。 文章のイメージを解釈するのに文学以外のどんなメディアから影響を受けているかを聞かれて、 こう答えています。「シンガーソングライターのアルバムには小説的なところがありますね。 たとえばディランの70年代の傑作とかケイト・ブッシュなんかがいい例です。」 ◆ 「ケイト・ブッシュでなければ、子供の服を洗ったり、おっぱいをあげたりというような 家の中のことを素敵な歌にするなんてできません。 」と、 デイリー・テレグラフでシャルロット・チャーチ。 ◆ 8月にベルギーで行われたパップルポップフェスティバルへの出演直後に 自ら命を絶ったエレクトロ・ポップバンド、ウ・エ・ル・スイミング・プールの フロントマンを悼んで行われたオールスターライブの中で、 ポップシンガーのMPHOが、 ケイトの 神秘の丘 を演奏しました。 ◆ "ちょっと変わったポップショー"をやっているフリスキー&マニッシュは ステージで、 ケイトの嵐が丘を、ケイト・ナッシュ風の歌で演奏しています。 ◆ 新作のエピックでの音について聞かれて、 シャロン・ファン・エッテンはこう答えています: 「私は、安っぽいケイト・ブッシュっていう感じでしょうか。 ベタベタで、山で風と戯れるような音楽で。バカみたいなんですけど、 これが私の90年代音楽の姿なんです。 90年代を飾った音楽のような。」 ◆ クリス・ロバーツさん(ずいぶん前にこの名前を聞いたことがあります)は、 ケイトのゲームズ・ウィズアウト・フロンティアズでのケイトの バッキングボーカルが、 ほとんど聞こえないと言っています。 ◆ オークランドタウンホールでのソング・カンパニーの ステージで、ケイトのデリウスを演奏したそうです。 ◆ 「ケイト・ブッシュの神秘の丘をカバーするというのは、畏れ多いことですが、 プラシーボは自分達の個性を生かしたムードのあるダウンテンポな感じで この曲を見事に仕上げました。」 といのは、 コンセクエンス・オブ・サウンドでの ヴァンパイア・ダイアリーズのサウンドトラックのレビューです。 ◆ フェミニスト系パンクロックトリオのスリーター・キニーでギターとボーカルを担当していた コリン・タッカーが、 こちらで、 ニューアルバムの1000年のときを製作する間にどんなものを聞いていたかという質問に こう答えています。 「ケイト・ブッシュの新作のエアリアルも大好きです。このアルバムも母性について 歌っていますね。」 ◆ 「ブロンディーの新譜を買おうと思って店に入ると、音楽通の店員のせいでケイト・ブッシュを 買って帰ることになったり...」と、 オンラインの音楽雑誌 innerviews.org を立ち上げたアニル・プラサドが こちらで語っています。 ◆ "クリスチャン・ディオール"のプアゾンも、感覚をダークサイドに飛ばしてくれる ものの一つでした。 シルクカット、デイリー・ミルク、ケイト・ブッシュといった、必要以上に紫っぽくパッケージした 一連の流れの中にあって、女の子たちはいつも、その悪い影響を受けないように、と 注意されていたものです。」 と、ジュディ・ランボルドはこちらで、 「バーミンガムで育った不健康なカトリックの女子」と美容系グッズとのややこしい かかわりについて語っています。

センシャル・ワールドのLPの20%割引きクーポン (このサイトだけ!)

センシャル・ワールドの高音質版LPの懸賞に何百人もの方の応募をいただき、 ありがとうございました。 問題の答に添えて、このサイトについてのおほめの言葉や応援のメッセージをたくさん もらいました。本当にありがとうございます! 懸賞の問題(センシャル・ワールドのビデオをケイトと共同で監督した人は?)の 正解は、ピーター・リチャードソンでした。 5人の受賞者の方々にはすでに連絡をしています。

20% offクーポンについて: オーディオ・フィデリティのサイトでセンシャル・ワールドのLPを注文されようという人は、 こちらから 入ってもらって、下にあるコードを決済時に入れてもらうと なんと20%割引きしてもらえます。 購入画面のクーポンコードのところに入力してください。

オーディオ・フィデリティのサイトで使えるクーポンコード: june16th

改めて、オーディオ・フィデリティさんに感謝です。 クーポンコードは2011年の2月末まで使えます。

The Sensual World - Audi Fidelity sales sheet

The Sensual World

ブリスベーンのパーティー用のインスト版 “アンダー・ジ・アイビー”

ブリスベンのサイモン・チャンさんが、アンダー・ジ・アイビーの カラオケバージョンを、11月7日に開かれるブリスベンのケイト・ブッシュトリビュートパーティーに さんかする人のために作り上げました。 アレンジはずっと一緒に音楽作りをしているデビッド・レイザーさんによるもので、 サイモンさんは「デビッドはぜんぜん曲を知らなかったのに、元曲に忠実ですばらしい バージョンになりました」と語っています。 こちらで曲を聞くことができます。 サイモンさんは、「みなさん、ダウンロードしてオーストラリアで一緒に 歌ってください!」と言っています。 ブリスベンでのパーティーについては10月5日のニュースをご覧ください。

また、ポール・ラックストロウさんによれば、 UKのシンガーのチャップマンがライブ録音で アンダー・ジ・アイビーをカバーしたということです。 Youtube(こちら)で 聴けます。 彼のウェブサイトは、 http://www.mrballad.com/ です。

初期ケイトへのオマージュ

シカゴ・トリビューンでは、金曜日にシカゴの映画協会で、 デシベル・ミュージック・アンド・カルチャー・フェスティバル が開かれ、 そのプログラムの中で 「トゥ・オブ・ハーツ」というショートプログラムを紹介すると伝えています。 (内容は、 と髪の毛を主題にしたぐるぐる回る万華鏡のような作品で、 ケイト・ブッシュアバの初期のビデオ へのオマージュでもあります。)

ケイト・ブッシュ・クラブの会誌がオンラインに、など

Kate Bush Club magazines

新しいサイト、kbarchives.orgが オープンしました。ここにはすでにGaffawebで アクセスできる燦然たるコンテンツに敬意を表しつつ、新しい素材を集めて 編集されたサイトです。 その中には、(活動を止めてしまったと思われる)ケイト・ブッシュ・クラブのニュースレター の全号のフルスキャンもあります。 この会誌は、ケイトの作品に近い立場にあるケイト本人、デル、パディー、ジョンなどが、 ファン達にそのときどきに起こっていることを知らせる目的で心をこめて編集されていました。 オフィシャルファンクラブの運営と、このすばらしい会誌を支えるために 心血を注いでくれた、リサ・ブラッドリーさんに、改めて感謝を捧げたいと思います。

もうひとつチェックしてもらいたいのが、Sozoさんによる katebush.com の日本語版サイトです。 限りない愛を捧げながら、日本語圏のファンたちのために、何年にもわたって このサービスを地道に続けています。 新サイトのデザインをうまく真似ていることもあって、さらにすばらしい! こちら で、どうぞ。

クラブポスターってもの

Poster for Dublin club "Mother Nature"

オーストラリアのブリスベーンでケイト・ブッシュのトリビュートパーティー

クリスチャン・フレッチャーさんが、オーストラリアでのケイト・ブッシュのトリビュート パーティーについて知らせてくれました。 開催日: 2010年11月7日(日)。会場: オーストラリア, ブリスベーン, シントラロード ボーエンヒルズ 4, ステージドア・ディナーシアター。 「愛のかたち」の25周年記念を祝います。 トリビュートバンド、DJ、バー、プロモクリップや記録映像などなど! チケットは1人15ドルで、予約は 3216 1115 か会場で。 「25年前、ケイト・ブッシュの愛のかたちが発売され、 セールス的にも専門家評価でも高い評価を得ました。 神秘の丘、クラウドバスティング、愛のかたちといったヒットをちりばめ、 この1985にケイトはカルトアーティストからメインストリームに躍り出て、 UKおよびオーストラリアのチャートに返り咲きました。 このパーティーは、この特別なアルバム、謎に満ちたアーティストと その他の作品、そして彼女に惹きつけられているファンたちへの トリビュートです。 料理も楽しめます。」 詳しくはhttp://www.kristianfletcher.com/の ミュージック・イベントのリンクから見てください。

ケイト・ブッシュは宇宙の女王?

8月から9月にかけてのブログを紹介していませんでした。 迷子の女の子 では、ケイトが銀河を支配するかのように書かれています。ディスロケーティッド・アンダーバイツ など では ドリーミングのレビューをしています。アードヴァークさんはクラウドバスティングがお好きで、 ポリティックス・オブ・ミュージックでは、ケイトの全業績をカバーした重厚な記事を載せています。 最後に、エアリアルのレビューも。

お好みのケイトは?

ストレート・ドープ の投票で、ケイトのアルバムの人気投票をやっています。 愛のかたちがダントツです。

センシャル・ワールドのLPを5枚プレゼント!

The Sensual World

オーディオ・フィデリティは ケイト・ブッシュのリマスターシリーズの第2弾を11月2日に 発売予定です。 そして、katebushnews.com では、5枚をプレゼント用に用意しました!

今度は、センシャル・ワールドが180g重量版LPの高音質版で、 見開きのジャケットになっています。 これはケイト自身から発行承認をもらっています。

こちらにこの懸賞に応募する方法が詳しく書いてありますので、 よく読んで応募してください。


温故知新

スピナーミュージックでは、ケイトとバット・フォア・ラッシズを こちらで取り上げています。 ◆ また、ゴッド・イズ・イン・ザ・TVでは 1980年代の 女性アーティストを取り上げています。

ケイトとロルフ・ハリスのデュエットの一節がネット上に

ロルフ・ハリスがケイトと(比較的)最近レコーディングした デュエット曲「シー・ムーブス・スルー・ザ・フェア」から、60秒分の 音源がYoutubeに出ています。 こちらです。 このクリップがだれかロルフ本人の関係者によってアップされたのか、 ロルフがUKのラジオ番組で流したのか、などは今のところ分かっていません。 ロルフさんは80才になるオーストラリアのアーティスト兼ミュージシャンで、 このところのインタビューでしきりにこのケイトとのデュエットのことを 話し、早くリリースされるといいんだと話していました。 ロルフのトレードマークのディジリドゥ、アイリッシュのホイッスル、 ケイトの空を駆けるようなボーカルが入ったアップテンポバージョンで、 早くフルバージョンを聴きたいという気持ちが高まってしまいます。 そうなれば、2007年のライラ以来、ほぼ3年ぶりのケイトのボーカルの 新作を聞けることになります。

2010年9月の小ネタ

ジェマ・アタトンはケイトの伝記映画が作られることがあれば、 その中で歌いたいと思っているということです。 こちらこちらこちらでも見れます。 ◆コメディーデュオのフリスキー・アンド・マニッシュは ケイト・ナッシュのコックニー早口歌のファウンデーションズとケイトの 嵐が丘を混ぜ合わせて、めちゃくちゃ面白いダブルケイトのサウンドコラージュに 仕立て上げています。 こちらこちらこちらを見てください。 ◆MTV.comでは、こちらで マックスウェルのアルバムナウがUSのチャートでトップになったことを伝えています。 そして、このアルバムの中のベスト (そしてマックスウェルのキャリアの中でも際立って輝いた瞬間)が 彼のディス・ウーマンズ・ワークのカバーだと書いています。 ◆プラシーボがカバーした神秘の丘が、 ヴァンパイア・ダイアリーズのサウンドトラックアルバムで フィーチャー されています。 ◆さいきん、カーディフのマルディ・グラスでは、 デボラ・ウィザーズによる最近の著作ケイト・ブッシュと論説の冒険の 講義を開いています。 ◆アメリカン・アイドル・ライブ!はシーズン9の10人のファイナリストを、2010年8月20日、シアトルのキーアリーナに 集めました。 その中の一人、リンチさんは彼のセットをケイトの ディス・ウーマンズ・ワークで始めましたが、これは彼の アイドル活動の中でいちばんの評価を得ました。 ◆「ケイト・ブッシュが最高に気が狂ったときなら、あの古き危うき アルビオンの初期の快楽主義的なフォークソングに通じているかもしれない、とは思います。 しかし、コイルやサイキックTVの電気的なサウンドスケープは どう考えてもフォークから発しているものだとは到底思えないのです。」 これはオブザーバーでのロブ・ヤングのフォーク作品 エレクトリック・エデンについて ショーン・オハーゲンが書いた レビュー の一節です。 ◆ビッグ・ボアはまだケイトと仕事をしたがっています。 こちら

ロックの殿堂にノミネートされていないケイト

LAタイムズのブログで、アン・パワーズが USの「ロックの殿堂」にいままでに入っていない人で誰がノミネートされるべきか、を 語っています:

ケイト・ブッシュ:ニューウェーブの母と言える人であり、 私が"超女性的"ポップと呼んでいる確固とした個性を持った アーティストです。 いわば棘のあるイングリッシュ・ローズのような人で、マスコミを避けているので、 殿堂のパーティーの人ごみの中などには決して現れることはないでしょう。 しかし、マックスウェルや ビッグ・ボアといった人がケイトを賞賛する声を 上げていることから、 今まさに再評価のときがやってきていると思うのです。

「ケイト・ブッシュはエアリアルを6年にわたりチェック」

....したかどうか分かりませんが、そういうことに Altiusではされています。 この文章を読むと、私には、 アロ・アロ!の エピソードのように思えてしまいます。

テオ・ブレックマンがケイトの曲を歌う

ニューヨークタイムズのレビュー(こちら)で、 ケイト曲の変わったカバーを演奏するテオのショーについて書いています: 「ケイト・ブッシュはテオにぴったりだ。 彼女のキャリアといい、アートロックやオルタナ系と接近しているところといい、 彼の内省的なあり方に通じるものがある。 そして彼女もまた、歌詞の細部に気を使い、どこか不気味な裏の意味を持たせたり、 意識下の世界に興味を持っていたりすることで、聴く者を立ちすくませるようなシンガーである。 ブレックマンの新しいプロジェクト 「ハロー・アース! - ケイト・ブッシュの音楽」は この春 ライブで初お目見えしました。 来年にはアルバムを収録する予定です。」

サムウェア・イン・ビトウィーン

ホームグラウンドの本を編集していたときに、 こちらのブログのページに 出くわしました。 そのとき初めて知ったのですが、ジョイ・パトリス作のアート作品で、 " ケイト・ブッシュのエアリアルを 聴くと眼に見えてくるもの" とあります。

少年の瞳を持った"その"男

いまニュースをにぎわせているのは、 スティーブ・ブラックネルさんが、 少年の瞳を持った男の手書きの歌詞をオークションに出したという話で、 こちらこちらこちらこちら、そしてこちらに出ています。 ケイトの歌のもとになるものがそんなに単純だとは思えませんが、 これで分かるのは、メディアがまだまだケイトにたいへんな興味を持っているということです。 ケイトの次の作品のリリースはいつになることか分かりませんが、 そのときにはきっと同じようにマスコミが取り上げてくれそうです。

「ケン」について語るケン

クワイエタスのルーク・ターナーが、 ロンドン市長への再選をかける選挙に臨むにあたってケン・リビングストン氏に ケンについてどう思うか、インタビューしました:

ケイト・ブッシュに自分のことを曲にしてもらえたらと思う男性は数限りなくいることでしょう。 とりわけ、それが"セックス・マシーン" だったりすると.... この曲はテレビシリーズのコミックストリップのために製作されました。

この曲はお好きですか?

KL: もちろん好きでしたよ。 おかしいのは、前はここUKよりもアメリカで人気があるんだと思っていたんです。 でも、10年前は「ケンってだれ?」「GLCって何?」などと書く人がいっぱいいました。 バナナラマの曲を聞いて、「cheap fares って何?」って聞くようなものかも しれませんね。 50歳以上じゃないと覚えてないようなことですから。

ほかにもいろいろな曲に登場されてますね。

KL: U2ともやりましたし、 それからもGLCはコンサートをいくつかやりましたし、 そのあと市長になりましたので。 その間にも、ブラーが教育費の抗議でライブをやったときもありましたし、 そういう意味では私はずっと音楽業界の隅っこにいたといえるかもしれません。

ケイト・ブッシュの曲の中では、あなたは「セックス・マシーン」と歌われてますね。;

KL: 本当ならいいですけど。ケイトが私を本当にセックス・マシーンとして見てくれると思います?

「愛のかたち」25周年!


またしても記念日ですが、今度のはビッグです! 25年前の今日、ケイトは、5枚目のスタジオアルバム、愛のかたちを発表しました。 サイトのフォーラムでこのアルバムについて語るのは2010年の残りを ゆっくり使うとして、 今日はとにかく、このすばらしい愛のかたちのアルバムに耳を傾けましょう。 25年たった今でも、発売の日と同じほど、ゾクゾクするほど新鮮で エキサイティングな作品です。

オーディオ・フィデリティーのサイトでこのアルバムのオーディオマニア向け重量版LPを買おうとされる方は、 サイトの購入手続きのところで ディスカウントコードhounds9th を使えば、20%の割引が受けられますよ。 割引は9月30日までです。






魔物語 – 本日で30周年

英国の女性ソロアーティストによるアルバムとして初めてUKでナンバーワンに輝いた このアルバムは、1980年9月8日にリリースされました。 "Never for Ever" このタイトルは、私たちみんなに起こること全てを 表したいと思ってつけました。 人生、愛憎、そして私たち自身も移ろっていくものです。 すべてのものは通り過ぎて行き、善も悪も永遠ではありません。 だから自分の心に永遠なんて無い("never for ever")と言い聞かせ、 そうであることが幸せだと感じることが大事なんです。 (ケイト・ブッシュ, KBC Magazine 1980)

追記: このアルバムには、バブーシュカ、夢みる兵士、呼吸といったよく知られた 曲が並んでいます。 しかし、一見無関係に見える「木の精は夜の香り」と「死者たち」との間の 密接な関係についてご存知でしょうか? この2曲は本質的には同じ曲なのです。 下のクリップは、キース・デウィーゼさんによるすばらしい映像による デモンストレーションです。 また、 こちらには、 音の合わせ方としてはこれの上を行っている合成トラックがあります。

ベック・サイアンのデビュー作 – エセリアル

クリスさん撮影のプラス・テグでのベックさん

ベック・サイアンの初めてのレコーディング作品、エセリアルのEPが 残り50枚になってしまいました。

エセリアルは、ベックがオーストラリアの亜熱帯地域に住んでいたころに 録音されました。 これは彼女の初めての自作曲のレコーディングで、現在に至る音楽の旅の始まりです。 このEPには、ベックの作品、エセリアルドリーム・ビニース・ツリーズ (エセリアル パート2)が収められていますが、 両方ともアンファーリングのCDのボーナストラックとして 発表されたものです。 また、ダニー・ボーイをベックがカバーしたバージョンも入っています。 このトラックを手に入れるチャンスは今回だけとなる予定です。 不思議な雰囲気を持ったEPで、ベックのお父さんのデビッド・ロブソンが ブルロアラーとウインドチャイムを演奏しています。 また彼女の友達のスタックスさんがディジリドゥのすばらしい演奏で 参加しています。

いま、エセリアルの在庫は全部で50枚で、これが底をついたら、もう終わりです。 スペシャルオファーとして、残り50コピーには、ベック本人がサインをします。 こちらの PayPalボタンから購入できるようになっています。 お見逃しなく!

ベック・サイアンはオーストラリアのメルボルンで生まれ、ウェールズ人の母を持ちます。 お父さんは英国生まれですが、アイルランド系の家系です。 ケイトのいとこにあたり、 ベックがダンスや歌、創作をやりたいと強く思うようになったのは、 ケイトの影響と芸術的なインスピレーション(そして才能のある アーティストを父にもつこと)によるところが大きいといいます。 ベックの自作曲は、彼女をとりまく自然環境に大きく影響を受けています。 ファーストアルバムのアンファーリングはオーストラリアの 熱帯雨林を、2枚目のフルレングスのCD、ルミナス・ウイングス & アンシーン・シングスはウェールズの城の庭園を、 それぞれモチーフにしています。

ケイトの1979年のステージが すばらしく再構成されYouTubeに

ケイトの1979年のツアーのオフィシャルDVDはまったく出そうにありません。 そこで、ということで、arosegrowingoldさんが、典型的な構成のフルのコンサートを YouTubeで再現しています。 最近のTV放映内容、録音、静止画から構成しています。

このすばらしい再構成版のこれ以外の24個のパートは、 下のリンクからたどることができます:

http://www.youtube.com/user/arosegrowingold

ステージの模様の説明(ホームグラウンド64から引用):

ステージのディレクションについて
ケイトのライブの曲目ごとの解説 - ピーター・フィッツジェラルド・モーリス

20年が経ち、多くのケイトファンは、ケイトのライブの様子をハマースミスのビデオ以外で 見ることはできません。 いろいろと話してみると、あのビデオに収録されている曲がパフォーマンスの 全体なんだと思っている人が少なからずいるようでした。 実際のところは、オリジナルのショーはあのビデオの2倍以上の長さで、 劇場的な演出の数々は、残念なことに、ビデオ化の過程で失われています。 ということで、このライブを見たことが無い人のために、 ケイトのライブで実際にどんなことが起こったのかを簡単に説明してみます。

一幕

鯨の歌が聞こえ、ステージの上には紗の幕がさげられて、大きなケイトの影が ゆっくりと音楽のリズムに合わせながらステージ後方の斜面を降りてきます。 幕が開くと、そこには銀のスパンコールで模様をつけた青いレオタードに身を包んだ ケイトがいて、天使と子悪魔を歌い始めます。 ケイトはひとりで曲に合わせて踊りますが、曲が終わるころにはピアノのほうに 向かい、サキソフォン・ソングを歌います。 ステージの後方にはサックスプレイヤーの影が映し出されます。 曲の最後の音が消えてゆくとき、心臓の鼓動の大きな音が聞こえ、 赤い光がピカピカと光ります。 その光の届かない暗闇では、ピアノが片付けられ、ゲイリーとスチュアートが ステージの上に大きな楕円形の箱を持ち出します。 その箱の内側は赤いシルクが張ってあって、その中にケイトが入っています。 このときにはレオタードの上にラメのトップを付けていて、 生命のふるさとを歌い始めます。 ケイトが歌う間、ゲイリーとスチュアートは箱を転がし、 フルーツの頭飾りまでつけて完璧にカルメン・ミランダの 扮装をしたサイモン・ドレイクが現れます。 最後のコーラスでは、ケイトは「子宮」の中から出て、 他のメンバーのダンスにジョインします。 歌の最後のフェードアウトで、ケイトは「子宮」の後ろに隠れて、 トレンチコートとソフト帽の姿で現れます。 ゲイリーとスチュアートが「子宮」をステージ脇に出して、 ケイトがローリング・ザ・ボール を一人で踊りながら歌います。最初のコーラスが終わるころに 舞台袖からゲイリーとスチュアートがおなじようなコスチュームで 現れ、ダンスに加わります。 曲が終わるとバンドはつなぎのシーケンスを演奏します。 その間にケイトはゲイリーとスチュアートとともにダンスをし、 コートを脱いでから水を一杯のみ、 踊りながらピアノに向かいます。 すると音楽は少年の瞳を持った男 のイントロへと変化していきます。 曲の最後にはステージは暗転し、ピアノがステージからはずされると、 バンドがエジプトのファンキーバージョンの イントロを演奏し始めます。 ゲイリーとスチュアートがエジプト風のコスチュームで、 動きの大きなダンスをする中、ケイトが登場し、 ステージ後方の斜面を降りてきます。 ケイトはアラビア風の頭飾りを付け、レオタードの上に 赤と金の巻きスカートを身に着けています。 斜面を降りてからはケイトはバンドの中に入ったり出たりしながら ダンスを続けますが、その中でライトに照らされて パディーもアラビア風の衣装で飾っているのが見えます。 曲が終わるとステージは暗転し、 バンドはラムールは貴方のようの 長いイントロを演奏します。 再び照明が点くとそこには、黒いレオタードと赤い 巻きスカートを身につけたケイトがいて ステージ中央に回転式の鏡の横に立っています。 歌う間、鏡が回り、サイモンがそこから魔法の浮かぶ杖とともに 現れます。 ケイトが歌う間、サイモンはステージ上を不思議な杖を さばきながら動き回り、最後にはまた鏡を通って消えてゆきます。 ステージ上は暗くなり、バンドは長い(そしてツアーが進むにつれ どんどん長くなる!)バイオリンの イントロを始めます。 ライトの中には、ステージ下手の紗幕にくるまったケイト (まだ黒いレオタードと赤スカートのまま)がいて、 そこで最初のヴァースを歌い始めます。 ステージセンターに移動すると、 こうもりの羽根をつけていることに気づきます。 それから彼女はフルサイズの踊るバイオリンの攻撃を受けますが、 最後にはステージ中央で折り重なって倒れて終わります。 ステージが暗転し、初めて ジョン・カーダー・ブッシュ の声が聞こえます。 「汝の腕の下でスズメバチをしばし休ませよ」で始まる 語りは、最後にはケイトとの 「棺桶1つに2人はやめて」の奇妙な語りで終わります。 そうこうするうち、ケイトがスポットに捉えられると、 まだ黒レオタードと赤い巻きスカートの姿が見えて、 ステージ上の障害物をかき分けながらピアノに向かって、 キック・インサイドの イントロを始めます。 最後のコーラスの最後の言葉で、黒子が彼女の顔にヴェールを かけると、ステージが暗くなり、幕が閉じます。

二幕
幕があがるとケイトは黒いレースのトップと 赤い長い巻きスカートのロングドレスに身を包んでいます。 ステージ中央のピアノの前に座って一人で 暖かい部屋でを歌います。 この間はスポットに照らされるだけの演出です。 イギリスとヨーロッパのツアーの大半では、 ケイトはそのあとピアノに向かってフルハウス を歌います。 (ただしハマースミスではなぜかこの曲は一度も演奏されませんでした) この曲が終わるとステージは暗転し、バンドは 奇妙な現象の長いイントロ (と衣装換え)を始めます。 そして斜面が持ち上がり、ゲイリーとスチュアートが 宇宙飛行士の姿で現れます。それに続くケイトはテイルコートと 頭をくずした帽子を身にまとったマジシャンの姿です。 ダンスの間、ケイトは手品を披露します。 歌が終わるころ、また斜面が開きゲイリーとスチュアートは 後ろの暗闇に消えていきます。 サイモンが再び杖を持って現れ、手品とイリュージョンを続けます。 目を刺すようなストロボが光ります。 サイモンが演技する間、ケイトは姿を消しています。 サイモンが斜面を登っていき、自分で掲げた黒い布の後ろに隠れます。 その布が落ちると、そこに立っているのは、 黒いロングドレスとヴェールの帽子の姿のケイトです。 彼女は恐怖に憑かれたように斜面を駆け下り、 ハンマー・ホラーのマイムを始めます。 この曲は、ケイトがライブで歌わなかった唯一の曲ですが、 これは黒ずくめで彼女の後ろにとりつくダンサーとの ダンスルーチンを完璧にこなすための選択でした。 曲が終わるとステージは暗くなり、バンドは奇妙な 東洋風のチャントを演奏し、それが終わると、 カシュカの館の最初の音に つながっていきます。 ケイトは黒いドレスに青いトップを巻いた姿で再登場して、 ピアノに向かって歌います。 最後にステージが暗転し、車のノイズが轟くと、 スポットが皮のジャケット姿のゲイリーとスチュアートを 捉えます。 鉄のフェンスまでしつらえた街路のセットの中、 彼らは懐中電灯で道を探しているようです。 もうひとつのスポットがステージ中央のケイトを捉えると、 彼女も同じような格好で、メッシュのフェンスの後ろに見えます。 バンドが、車輪がすべるの イントロを始めます。 ケイトとダンサー達は、ウエスト・サイド・ストーリー風の ダンスをします。 ステージが暗転し、幕が降ります。

三幕
幕が上がると、そこには紫のドレスのケイトが、 斜面の片方の端を持ち上げて桟橋のようになった上に立っています。 ゲイリーとスチュアートは腰から下の衣装でドライアイスのスモークの 中に立ち、旋回僧を演じています。 ワオを歌うとき、 ふだんは両手を使えるようにヘッドセットを使っていましたが、 時には技術的問題からかハンドマイクを使っているときもありました。 照明が落ち、バンドはコーヒーはいかが のイントロに入ります。 ゲイリーとスチュアート達はステージスタッフを演じながら 毒殺者の地下室を作り上げます。 音楽がだんだんと騒がしくなってくると、サイモンが 毒殺者として現れ、稲光で音楽のフレーズを途切れ途切れに します。 ゲイリーとスチュアートは2つの椅子を持ち出してきて、 ケイト(青いレオタードにツイードのジャケット姿)を ステージセンターまでエスコートしてゆきます。 ケイトが椅子に座って歌う間、サイモンは彼女のまわりでマイムを 繰り広げます。 コーラスの部分では、立ち上がって地下室を調べると、壁から死体が落ちてきます。 照明が落ち、バンドが、ピーターパンを探しての 長いイントロを演奏し始めます。 ジョン・カーダー・ブッシュがまた語りによるイントロダクションを 行います。 スポットにケイトが捉えると、青いレオタードの上に 皮のジャケットに銀と青のスカーフを身につけています。 最初は一人で歌い始めますが、そのうちサイモンが踊る球体を伴って現れます。 その球体はケイトの周りを回り、アウトロがジムノペディに変わっていくと、 ブルーのシンフォニーのイントロへとつながります。 ピアノが運び込まれる間、ゲイリーとスチュアートがケイトとともにダンスをし、 スカーフを取り、水を一杯勧めます。 ここで初めて、ケイトは観客に手を振り投げキスをしながらピアノに向かいますが、 その動きも音楽のリズムに合わせて行われます。 この曲の間、ピアノの蓋とステージには青空に浮かぶ白い雲や赤いハート模様などが かわるがわる映し出されます。 アウトロでは、パーティの参加者のような人物が現れてケイトにクラッカーのテープを 投げつけ、皮のジャケットを脱がせます。 これはフォーマルなドレスを着たサイモンで、ケイトにシャンペンを勧めるのですが、 そうする間自分のグラスはその辺に浮かんでいるという演出です。 彼はケイトに歩み寄っていきますが、ケイトはそれを拒みピアノに戻っていきます。 フィール・イットを終わるまで、頭には テープが残ったまま。 ステージが暗転し、誰かの口笛が聞こえると、雷が聞こえてきます。 ジャンパーを着た奇妙な人物がステージを横切っていきますが、 その顔は大判の雑誌で隠れて見えません。 風が強くなり、バンドが風に舞う羽根のように(カイト)の イントロを演奏します。 ステージには雲が映し出され、ゲイリーとスチュアート、それに続いて 羽根のついた青いレオタードのケイトがが斜面を降りてきます。 ダンスが終わるとケイトがステージから吹き飛ばされ、つづいてゲイリーとスチュアートも 姿を消します。 バンドがアウトロを演奏する間、ジャンパーの人物がさきほどのように舞台を横切って 歩きますが、今度は強い向かい風の中で、吹き飛ばされた雑誌のページがステージに ちらばります。 彼が姿を消すとバンドがジェイムズ・アンド・コールド・ガン のイントロを始めます。 ケイトが舞台袖から西部風のワイルドないでたちで現れ、ショットガンを ステージ後ろにおきます。(これはあとで必要なので!) 彼女は一人でリボルバーを持って踊ります。 アウトロではゲイリーとスチュアートがガンマンに扮して袖から現れて、 ケイトに向かってゆきますが、撃ち殺されてしまいます。 続いてパディーもステージ後方から現れ、やはり撃たれます。 ケイトは暴力の中で高揚し、斜面を登っていきますが、曲最後にはショットガンを 観衆に向かって振り、幕が降ります。

アンコール
幕が上がると、ケイトはステージ中央でフライトジャケットに身を包んで座っており、 ゲイリーとスチュアートも同じくフライトジャケットで横に座っています。 パラシュートがステージ上に広げられています。 ジョン・カーダー・ブッシュが英国のロマンのイメージに満ちた詩を詠み、 そのあとケイトはその場に座ったままでライオン・ハートを 歌います。 ふたたび幕が降り、かなり長い時間が経ったあと、 嵐が丘のイントロに合わせて再び幕が上がります。 ステージはドライアイスが満ち、紫色のかすみで覆われています。 背景には木や森が映し出されています。 イントロの2番目のフレーズでケイトが、紫のレオタードとぼろのスカート姿で かすみのなかから現れます。 まさにキャサリン・アーンショーの亡霊です。 曲の最後では、斜面を上がって奥に向かいますが、その途中で手の振りは 捨てられた亡霊のゆるやかな振り方から、アーティストから観客への 熱狂的な振り方に変わり、本人の姿を見せたところで幕が降り、 音楽が終わります。

しばらくすると、ホールには嵐が丘のアウトロが再び流れます。 幕が上がり、バンドが斜面を2人ずつペアで下りてきて観客に礼をします。 ミュージシャン、コーラスのメンバー、そして最後にゲイリー、スチュアート、 そしてケイトが出てきて礼をし、 大きな花束から花を抜き取って観客に投げかけます。 そして最後にマイクを取り、心からの感謝の言葉を語って最後となります。

ナイト・オブ・ザ・デーモン

ロブ・マカフリーさんとブライアン・ハリソンさんによるビデオです。 とにかくすばらしい。

愛のかたちのLP - オーディオマニアも満足!

Hounds of Love - Audio Fidelity (photo by Donna)

ウィキペディアによれば、 オーディオマニアとは「ハイエンドオーディオ機器を使ってハイクオリティーなオーディオの再生を 目指す趣味を持った人」ということです。 私自身は「LPマニア」でオーディオマニアではない、ということになりますが、 いずれにせよ、注文していた愛のかたちのLPが昨日届いて とても喜んでいるところです。 このような見開きダブルジャケットでこの作品がリリースされるのは初めてなのか、 確かめようとしていたのですが、どこかの国でダブルジャケットはあったでしょうか? 南アフリカとか? ご存知のかたはいつものアドレスにメールください。 いずれにせよ、見ても良く、聴いてもほんとうにすばらしいです。 スティーブ・ホフマンのサイトにあったこのリリースについての話を見ると、 背景が良く分かります。 スティーブはこのアルバムのマスタリングを手がけた高名なエンジニアですが、 オーディオフィデリティのために製作したセンシャル・ワールドの テストプレスに、ケイト本人がOKを出したという話も伝わっています。 ケイトは、毎回自分自身がテストプレスの最終確認をすることを 主張しているということです。 (エアリアルのLP版の発売がケイトの満足がいかないために少し遅れたということが あったのを覚えている方もいらっしゃるでしょう) 皆さんの意見を総合すると、このLPの音は「ほかに無いほど静か」だということで、 パチパチ言ったりしないということだと思います。 ある人は、こうコメントしています。 「ケイトの声はクリアでバックグラウンドボーカルやエフェクトが際立ち、 楽器も完璧な音に聞こえます。 たとえば、アンダー・アイスのダブルベースがとてもリアルに聞こえて、 ダニー・トンプソンが演奏する1つ1つの音のニュアンスが聞き分けられる ほどです。楽器の分離も最高です。まったく濁りがないのです。」 詳しくは、こちら のスティーブのサイトで。 もっと音質のいいレコードプレーヤを買わないといけないような気がしてきました!

作業中のスティーブ・ホフマン氏

いろいろと

新サイトへの反響をいただき、ありがとうございます。お楽しみいただいているようで、良かったです。 ビデオのコーナーがとても人気ですが、私自身もついついいろいろと見てしまいます! このサイトからたどって、いまUKとヨーロッパをめぐるツアーをしている トリビュート・ショーやシド・アーサーやベック・サイアンといったバンドのことを チェックしてもらっているようですね。 サイトの履歴(これも新しいおもちゃ)によると、パディー、ジョン、デルの最新ニュースも チェックしてもらってるみたいです。 そう、このサイトはケイトだけのものではないのです! オーディオフィデリティの募集にはたくさんの応募をもらいました。 改めて5人の当選者の方々、おめでとうございます。 センシャル・ワールドも同じフォーマットでリリースになる予定ですが、 そのときには同じようにプレゼントをする予定です。 このサイトをチェックしておいてくださいね。 アルバムの25周年に間にあうよう、ケイト自身が監修した愛のかたちの ダブルジャケットLPですが、大成功となりました。 ほかのケイトの作品も同じようになると良いなと思っています。 サイトのフォーラムは興味深い小ネタや隠されていた宝石を つきることなく出していってくれています。 あのレアフォトのスレッドだけでもすごいもんです。 そしてちょうど今日、驚くべきクリップ(嵐が丘800%遅回し)が到着しました。 どうぞみなさんも聞いてみてください:

Wuthering Heights – 800% slower by gaffa

そのほかには、グレーム・トムソンの新しいケイトのバイオ、「アンダー・ジ・アイビー」について、 とてもよかったというレビューをもらっています。 さいきん、トムソンさんはダブリンのファントムFMでラジオインタビューを受けています。 これは、神秘の丘の25周年(とハム・サンドイッチというバンドのカバー)を 記念して行われました。 このような本は、私にとってはジレンマです。 一方では、ケイト自身がケイトに関して書かれたこのような本のことを承認していないことを よく知っていて、ケイトの領域を侵しているような気もします。 そして、その内容の正確さについてもせいぜい逸話レベルにすぎないということも 分かっています。 ケイト本人やその周辺の人々は、いままでバイオグラフィーの作者に 協力をしたことはまったくないのです。 そしてその一方では、この本は、ケイトに関して今まで出た本の中でもっとも 内容が優れていて、よくリサーチされ、評論筋からも高い評価を得ている 本です。 三面記事的な興味で書かれた部分はまったく無く、ケイトの作品に対しての 賞賛とリスペクトが、客観性を失うことなく書き綴られています。 とても知性的でフェアな仕事だと思いました。 私が10代のころ、ケビン・カーンとショーン・メイズによる 「ビジュアル・ドキュメンタリー」を読んで、 ケイトの作品の背後にあるストーリーに興味を持ったことがあります。 その本をとにかく信じていました。 同じようなことがこの本にもあって、ケイトの音楽に初めて出会った人や もうちょっと知りたいと思う音楽ファンの人がこの本を読めば、 ケイトに対して尊敬の念を持たざるをえないということに なると思うのです。 どちらの考えをとるかは、それぞれで決めればよいと思います。 この本を読んだ人がいれば、どう思ったか教えてください。 作者のブログ(こちら)に 詳しいことが書いてあります。

最後に、嵐が丘の不気味な変形バージョンを上に載せてしまいましたので、これも。 嵐が丘のライブクラブミックスのビデオクリップです。 これは、いいですよ。

ホームグラウンドの本の表紙の絵をプレビュー

ホームグラウンドのアンソロジー本の編集はまだ作業中ですが、 最初のワーキングドラフトの作業が終わろうとしているところです。 (今は 5年前 /News/etc 年代記 2005-2008 の最後の部分の作業をしています。)

ここに出しているのは、表紙と背表紙がどんな風になるかをちょっと見てもらおうと 思って出したもので、スティーブ・ブラウンさんが書いてくれた アートワークです。 細かいデザインやタイプフェース、レイアウトはまだですが、だいたい こんな感じになります:

嵐が丘とエアリアルで、このアンソロジーを挟み込んでカバーしようというようなアイデアです:

忙しい中、このような美しい絵を描いてくれたスティーブさんに 心から感謝したいと思います。

今日、神秘の丘が発売25周年!

25周年だろうと30周年だろうと、記念日というのは来るたびに祝っていれば 良いようなものですが、これはちょっと特筆しておきたいところです。 1985年の8月5日に、ケイトは神秘の丘のシングルをリリースしたのです。 当時、ドリーミングからのギャップはあまりにも長く感じられました。 ケイトの姿が見えないことで、ほとんどの人はケイトを忘れかけていたほどです。 この愛のかたちのアルバムからの最初のシングルになるすごい曲が出るまでには、 何の予兆もありませんでした。 他の作品と同様にユニークでパワフルである上に、力強く美しく 情熱的な曲は、嵐が丘以来の全世界的な大ヒットになりました。 リリースの当日、ケイトはBBCテレビのウォガンでこの曲を披露しています。 これはケイトにとって最初のUSでのチャートヒットになり、 また最初の12インチシングルでもありました。 私はこの曲を「大音量で」聞こうと思います。 それから、ケイトの最も親しまれたB面、アンダー・ザ・アイビーも聞きましょう (こんなことを言うとユー・ウォント・アルケミーのファンに怒られるのは 十分分かってますが)。 フォーラムにリマインダを書いてくれたケストレルさん、ありがとうございます。 下に当時のビデオを置きましたので見てください。 1つはダンサーのマイケル・ハービューをフィーチャーしたクリップ、 もうひとつは有名なウォガンの「復帰」出演です。

P.S. 今日のフートラジオの番組(www.powerfm.org)で、トーマスさんは、5種類の 別バージョンの神秘の丘をプレイしていました! しかも、コールドプレイがこの曲にオマージュをささげたスピード・オブ・サウンド もかけています。




ケイトの昔の映像がTV番組で放送に

BBC1北アイルランドのテレビ番組「面倒な...健康」で、 ケイトの1981年のルッキング・グッド・フィーリング・フィット出演時の 映像がフィーチャーされます。 ジョン・マクガークさんから: 「まず、フィットネススタジオで 2人の男性ダンサーとサット・イン・ユア・ラップのダンスルーチンを 練習するケイト・ブッシュの姿が見えます。 2つ目の場面ではケイトが司会のリチャード・スティルゴーに向かって ダンス中に着る服装について語る場面があります。 どうしてゴムのズボンをはいているかという気の抜けたつまらない質問に対しても、 ケイトは落ち着いてかわしています。 この映像は、29年前に放送されて以来、一度も放送されたことが無いのでは ないでしょうか。」 北アイルランドの方は、どうぞ予約録画を8月9日(月)10:35PMにセットしてください。 以前の放送の低クオリティのクリップは、Youtubeで こちら で見ることができます。(ジョンさんより)

ホームグラウンドのロゴが刷新

ホームグラウンドの本のために、著名なファンタジーアーティストの ピーター・プラコニックさんにお願いして、 ホームグランドのロゴを、彼の独特のスタイルで作り直してもらいました:

この画像がタイトルと各セクションの先頭ページを飾ることになります。

お誕生日おめでとう!

ケイトさん、誕生日おめでとうございます。www.katebushnews.com のみんなより:)

新サイトにようこそ!

Kate

さて、今までサイトをユーザーフレンドリーにしようとがんばって来ましたが、 新サイトになって使いやすくなったでしょうか。 ニュースだけでなく、いままでのコンテンツも検索できるように 整理しなおしています。 ホームグラウンドとエディタの人々がオンラインのホームで今までよりもずっと 大きな役割を果たすようになります。 ホームグラウンドの本の出版が近づくにつれて ホームグラウンドのセクションをアップデートするだけではなく、 私と同じようにニュースやいろいろな記事をアップしてくれます。 ピーターとクリスはフォーラムの管理から手を引き、その他のことに集中します。 マイク・ウェイドとショーンはサイトのフォーラムの管理を続けます。

その他には? サイトを見渡すと、SNS的な機能が付いていることにお気づきでしょう。 例えば記事を選んでそれにコメントをつけることができます (この機能はしばらくの間試行します)。 シンプルですがすばらしいビデオギャラリーもできました。 ここでYoutubeビデオを1箇所でまとめて見ることができます。 さらに、ケイト関連のアーティストやライブの案内も載せて、イベントについての 情報をお知らせしていきます。 この新サイトで、もうケイト・ブッシュに関連する新らしい情報を 逃してしまうことは無いでしょう。 いつも応援ありがとうございます! ショーン、ピーター、クリス、デイブより。

このサイト限定で愛のかたちLPを5枚プレゼント! いますぐ応募!

7月15日追記: このサイト限定で20%ディスカウント!

20% off クーポンコードについて: オーディオ・フィデリティのサイト(こちら)で愛のかたちのLPをオーダーしようとされている方、 このサイトを訪問してくれた方は下のコードを購入手続き時に入れると、 なんと20%割引が適用されます(購入手続きのクーポンコード欄に入力してください):

オーディオ・フィデリティでのこの商品のクーポンコードは: hounds9th

改めて、オーディオ・フィデリティさんに感謝です。クーポンコードは9月末まで使えます。

ケイトの1985年の名作愛のかたちが高音質版のLP版で再発売されました。 このリイシューはオリジナルのマスターテープから起こされて、 180gのマーブルビニルにプレスされています。 オーディオ・フィデリティは、カリフォルニアのカマリロの会社で、 オリジナルのマスターミックステープから、何も手を加えずにリアルタイムで レーザーによってディスクにカッティングしてゆきます。 これによってオリジナルのアナログマスターテープの暖かみのある サウンドが出るLPが出来上がります。 この限定版LPの音質についてはとても良い評判が聞こえてきています。 さらに夏には同じフォーマットでセンシャルワールドもリリースされる 予定です。 このリリースについて詳しくはこちらの リリースシートを見てください。 このサイトをこれから何週間かウォッチしていただければ、 オーディオ・フィデリティのサイトで 先行購入するためのサイト訪問者限定のディスカウントについての ニュースをお届けできると思います。

オーディオ・フィデリティのご厚意により、5枚を提供いただきました! これを獲得する権利を得るためには、下の質問に答えてください:

「愛のかたち」でチェロにクレジットされているのは誰でしょう?

答えは、competition@katebushnews.com に送ってください。 もしラッキーなら、私からEメールで連絡してアルバムを受け取るための住所などを お聞きします。 応募期限は2010年7月31日までで、締め切ったあと抽選を行います。 奮ってご応募を!


応募ルール: 応募期間は2010年7月1日から2010年7月31日23+59(GMT)まで。 応募は1人1回に限り、1人で複数のメールアドレスにより応募した場合や 不完全な応募の場合は失格とする。 katebushnews.comは、通信システムや計算機の不具合により応募の内容や配信速度が 受ける影響について責を追うものではない。 当選者は、2010年7月31日までの有効投票全部に対して抽選で選び、 当選者に対してはEメールで連絡をする。 もし当選者に3日間連絡が付かない場合、別の当選者を選択する。 当選確率は有効投票数に依存する。 賞品は譲渡や交換をすることはできない。 金銭への交換で受け取ることはできない。 すべて最終判断は katebushnews.com が行う。 賞品の発送までには最大6週間かかることがある。


 

ケイトのボブ・マーサー氏への献辞と、ついに始まったiTunesでのエアリアル提供

ケイトが同士のボブ・マーサーに対し、 オフィシャルサイトのトップで 賛辞をささげました;

さらに本日のケイトからのニュースですが、 iTunesのダウンロードサービスで、長い間待ち望まれていたエアリアルの ダウンロードが、もとの製作意図に沿った形で始まりました。 ケイトのオフィシャルサイト www.katebush.comから:

いよいよ5月中旬から、ケイトの最新アルバム「エアリアル」が iTunesでダウンロードできるようになります。 ここでは 'A Sky of Honey'全部が1曲として聴けるようになっていますが、 これはもともとの製作意図を汲んでいます。 デイブ・マンズさん、ありがとうございます。

ボブ・マーサーが他界...

Bob Mercer RIP モーリス・パートが亡くなったのに続いて、またとても悲しいニュースです。 EMIの元社長、ボブ・マーサーが肺癌との格闘の後、5月5日に亡くなりました。 後には妻のマーギーさんと息子のジャクソンさんが残されます。 65歳でした。 以前EMIで働いたこともあるホームグラウンドのデイブ・クロスさんが、 ボブについての言葉を送ってくれています。

「ボブさんには会ったことはないですが、EMIでは伝説とも言われる人で、 アーティストの立場に立ち、れっきとしたミュージックマンであり、 多くのEMIのミュージシャン、とりわけケイトとも仕事をしています。 彼はケイトがEMIとサインするのにあたって重要な役割を果たした人であり、 初期の彼女をいろいろな形で支えた人です。 ボブの家族と友人のみなさんに思いをささげたいと思います。」 (デイブさん、ありがとう) デル・パーマーのコメントは こちら に、 ビルボード誌もトリビュートを出しています。

 

モーリス・パート 1947-2010

Morris Pert 1947-2010悲しいニュースですが、スコットランドのミュージシャン、モーリス・パートが 火曜日にバルチリックの自宅で亡くなっているのが見つかりました。62歳でした。 彼は、ケイトの有名な作品に参加しています。 たとえば、奇妙な現象風に舞う羽根のように(カイト)嵐が丘呼吸大空といった曲でのパーカッション、 生命のふるさとでの"boo-bams"、 わずかな真実でのティンパニなどです。 1977年のケイトの嵐が丘のレコーディングでは、彼はクロタルという 円盤型のグロッケンシュピーゲルを演奏しています。 ケイトの他のスタジオワークでは、ポール・マッカートニー、アンドリュー・ロイド・ウェーバー、 ジョン・ウィリアムズ、マイク・オールドフィールド、 ピーター・ゲイブリエル、フィル・コリンズなどとセッションをしています。 モーリスは控えめな性格でキンロホバービーの近郊の別荘で静かに暮らしていました。 1977年にはアメリカのビルボード誌の投票でジャズ・ロック系バーカッショニストとして 世界ベスト4として選ばれ、著名なドラマーのバディー・リッチは彼を評して いままでに共演したドラマーの中でもベストに入ると言っています。 5枚のCDをプロデュースしており、交響曲も3曲作曲し、数々のBBCラジオ番組で特集 されています。 最近ではDVDドキュメンタリーの「ケイト・ブッシュ: アンダー・レビュー」にも 出演しています(こちらのクリップの 最後のほうでモーリスが天使と小悪魔のセッションについて語っている のが見られます)。 彼の死に心からの哀悼をささげたいと思います。 モーリスと彼の作品については、 こちらの本人のサイトを ご覧ください。

ケイト・ブッシュのバイオグラフィー新作から一部分が公開に、アンカット誌でも特集

Uncut - June 2010 グレーム・トムソンが、ケイトのバイオグラフィーの新作、 「アンダー・ジ・アイビー: ケイト・ブッシュの軌跡と音楽」の 一部を、この作品のブログで 初めて公開しました。 この中には、エアリアルの録音セッションについて、ピーター・アースキン、 スティーブ・サンガー、クリス・ホール、スザンヌ・ペルなどが語っている興味深い 内容が含まれています。 近いうちに、もっとたくさんの内容がブログで公開されるはずです。 しかも、この本の中の文章が、もうすぐ店頭に並ぶアンカットの6月号の カバーストーリーとしてフィーチャーされることになっています。 アンカットでは、今年25周年を迎える愛のかたちのアルバムにフォーカスを 当てています。 5月4日に発売になるこの本について詳しくは、下の3月13日のニュースを見てください。



ミュージック・マターズのサイトがケイトのアニメーションを フィーチャー…

大切な音楽という新しい運動が出てきました。 これは、アーティストや販売業、作曲家、レーベル、マネージャなど、音楽産業に携わる人たちが、 音楽の重要性と価値をリスナーに思い出させようと結成したものです。 このトラストは、音楽を愛する人たちのガイドとなり、不法なサービスと合法的なサービスを 区別できるように活動します。 世界的にはダウンロードされる曲のうち20曲中19曲は違法ダウンロードだという現実があります。 デジタル化を続ける世の中では、どのサイトが合法的なものか、分かりにくくなっています。 このサイトでは、何人かのアーティストに焦点をあてることで、このことを浮き彫りにするための ショートフィルムを作っています。 ルイ・アームストロング、ニック・ケイブ、シガー・ロス、ケイトなど。 ケイトに関する映像(下)はエリオット・ディアさんの作品です。 彼はこう書いています。 「次のフィルムにはケイト・ブッシュの作品を使ったらどうかと言われました。 いままでのケイト・ブッシュについての体験といえば、超有名な作品(嵐が丘、神秘の丘)に 限られていて、それもクラブやパーティーでかかっているのを聞いただけでしたけど、 あるときハウスメートの部屋からケイトのアルバムが流れてくるのを聞いて、 一見するよりもずっと聞くべきものがあると分かりました。 興味深い哲学と音楽制作へのアプローチを持っていることも知りました。 もちろんケイトのダンスなどのパフォーマンスは音楽と同じぐらいパワフルで、 その変な感じのためにたくさんの人が音楽そのものを聞かないで済ませてしまって いるように思います。 ケイト・ブッシュの本質を視覚的にとらえることが大事だと思ったんです。 たとえばスモークマシン、流れるような衣装、風になびく髪の毛、光りもの、といったものを 使って。 おとぎ話の絵本みたいな形が、いちばん彼女のストーリーを語るのには 適当だと思いました。.」 詳しくは、こちらの Music Matters のサイトで。 エリオットの作品については、彼の オフィシャルサイトを見てください。

 



Mojo誌でケイトがピーター・ゲイブリエルの業績を賞賛

これを書くのを忘れてました! Mojo誌の4月号でケイトが仲間としてピーター・ゲイブリエルに 文章を寄せています。 「アートロックの巨匠が40年にわたる驚嘆のキャリアを振り返ります。 プログレ界をリードするジェネシスのフロントマンとして、またソロでのポップ界での成功まで、 彼のキャリアは絶え間ない苦労と冒険の連続でした。 3月のニューアルバムのリリースを控え、ゲイブリエルは音楽界における独自の生き方を案内してくれます。 それから! ケイト・ブッシュ、エルボウ、ヴァンパイア・ウイークエンドからのコメントもあります!」

ケイトはこう書いています: 「ピーターという人とその作品のことを、私はとても尊敬しています。 音楽を聴いて、その印象的な声と独自の作曲とアレンジを聞けば、すぐに 『あ、これはピーターだ!』って 分かるような個性を持った数少ないアーティストの一人です。 立派な人道主義者でもあり、音楽以外にもいろいろなプロジェクトに参加していますが、 それも彼の魅力のひとつです。 何をするべきかをちゃんと持っている愛すべき人で、一緒に仕事をしていても心地よく、 一緒にいて楽しい人です。 なかでも興味深いのが、ステージに上がったときに見せる変身です。 オフステージでは、何回か見たことがある光景なのですが、ピーターが部屋の中で歩くと、 床に仕掛けのワイヤーが見えないように張りめぐらされているんですね。 カーペットの上でコーヒーのカップとか雑誌の束が動いたりして、そうするとピーターがちょっと 困ったように、どうしてこいつらが飛び回るんだ、って顔をするんですよ。 この辺がかわいいところなんですが、ステージに上がると、びっくりするほどパワフルで、 自信があって、セクシーで、カリスマ的なパフォーマーに変わるんです。 そのうえ、ときどきふざけたり、勇敢なところもあって、間違いなく魅力的な人です。 ピーターは本当にすばらしい。私の好きな人間の一人です。

Mojoのライターが、こちら のMojoサイトでピーター・ゲイブリエルのトップ10ソングの投票をしています。 ケイトはそのトップ10の中の2曲でフィーチャーされています。 当てものをするまでもなく、その2曲はゲームズ・ウィズアウト・フロンティアズとドント・ギブ・アップ です。 「グラスノスチ後の風変わりなノスタルジーに染められたように、ゲームズ・ウィズアウト・フロンティアズ はとてもメランコリックに響きます。 ピーターのちょっと気味の悪い子供さらいのような声と、ケイト・ブッシュの不気味な "jeux sans frontières" が、胸の張り裂けるようなクワイ河マーチの笛に彩られています。」 ドント・ギブ・アップについては、 「現代的なフォークバラードで、ジャズ系コードとフレットレスベースとフェアライトで飾られています。 80年代のコンセプト重視のポップファンタジー。 ピーターのパートは経済的危機に瀕した誇り高き労働者で、その声は無念さと苦悩で張り詰めます (これは関係あるのか...?)。ケイト・ブッシュのパートは折れない心を持った妻ので、 震えるような声で希望を与えるさまは、ポップスの歴史の中でも最も心に響くボーカルと言えます。 もし、スティングがこれをやっていたら....考えるのは止めておきましょう。」 もし、この雑誌をまだ手に入れられてないのであれば、 こちらに ゲイブリエルのニューアルバムをストリームしているお試し特集があります。 ちなみにフリーCDのカバーはリズ・フレイザーで、ミッドレイクとルーファス・ワインライトも フィーチャーされています。 これは買わなければなりません。 :)

ケイトにインスパイアされた最近のアート2点

下の左側の絵はフランスのアーティスト、セルジュ・ビロートが描いたケイトの風刺画です。 詳しくは、こちらの作者ブログで、 フルサイズの絵は こちらで見ることができます。 右の絵は、アイルランドのアーティスト、トレヴァー・J・ブラウンの作品です。 これはケイトのアルバム「エアリアル」の中の歌「ノクターン」を題材にしています。 トレヴァーさんの作品は、こちらで見ることができます。

ケイト・ブッシュの本 - 続々登場!

Kate Bush (Photograph by Trevor Leighton 2005) 皆さん、サイト再構成の作業はまだぼちぼちとやっているところですが、 いくつかやることも見えてきています。もう少しご辛抱を。 出来るまでの間は、ツイッターでニュースをつぶやいていきますので、上のセクションで 見てください。 それから、BBCラジオのパディ・ブッシュの番組は、ぜひチェックしてくださいね。 すごいです。 そして、その一方でケイト・ブッシュ関係の本が盛り上がっています。 皆さんも手に取ってみたくなりそうな本をご紹介します!

ホームグラウンド - ケイト・ブッシュ・ファンジンのベストアンソロジー 追記: ピーターとクリスによる、この一大プロジェクトは順調です。 800ページにも(本当に)達する、この本の第1校はもう1ヶ月ぐらいの間に上がる予定です 計画では、Amazonで買えるようになる予定で、刊行は2010年の後半を目指しています。 今までに読んだ前評判では、たくさんの人がこの本に期待を寄せているようです。 前にも申し上げたように、ホームグラウンドを前に購読していた人にも、 あの騒ぎを見守っていた人にも、ケイトのキャリアについて興味を持っている人なら誰でも すごいと思わざるを得ない「究極の」アンソロジーがいよいよ出版されるのです。 これからの関連のニュースは、このサイトとこちら のホームグラウンドページでお伝えします。

adventures in Kate Bush and Theory Deborah M Withers 『ケイト・ブッシュと論説の冒険』デボラ・M・ウィザース著(ハマーオン・プレス) 2010年3月15日刊行。 プレスリリースより。 「この新刊では、ケイト・ブッシュの音楽の思想に、いままでにないほど肉薄しています。 2010年3月15日刊行です。 『ケイト・ブッシュと論説の冒険』を読むと、ケイト・ブッシュがいままでになかったような形で 見えてくることでしょう。 様々な姿をとる天邪鬼なケイト、魔女的なケイト、奇妙なケイト、マイム以上の動きをするケイトがいます。 1978年に突然のデビューを果たしてから、ケイトのファンやマニアは、その音楽の底知れぬ神秘に 魅了されてきました。 ポップスターとしてのケイトは、その頭脳と想像力で何千万人もの人をインスパイアし、喜ばせ、元気づけてきました。 元セックス・ピストルズのジョン・ライドンは最近、ケイト・ブッシュは 『ヒントは全部くれたから、あとは僕が答えを見つけるだけ』と語っています。 『ケイト・ブッシュと論説の冒険』は、そういうヒントに対する1つの個人的な回答だとも言えます。 20台後半の一風変わった女性に書かれたこの本は、ユニークなやりかたでその答えを出しています。 最新のフェミニズム思想、批評力や奇妙な研究を通じて、この本では学術的なものになじみのない 人にも読みやすい本になっています。 ケイトの音楽、ビデオ、ダンスを分析しながら、学問とエンターテイメントの境目を破り、 論説が(予想に反して)下品だったりおかしかったり役に立ったりするということを 見せてくれます。」

この本について、DJのマーク・ラドクリフは「本物のケイト狂の愛の結晶の力作」と評し、 世界的に著名なアーティストであり研究者でもあるアリソン・ミッチェルはこう言っています。 「論説、史実、想像、行動主義と言ったものが織り交ぜられ、 さらに洞察力のある観察と皮肉なウイットが散りばめられています。 そして、文化的な研究が種々の学問の境目を越えて読みこなしやすいサイズで提供されています。」 デボラ・M・ウィザースさんは、2000年台のほとんどにわたってケイト・ブッシュの音楽を 解釈し、論じてきた人です。 彼女は、この主題でPhDを取っているほどです。 "ケイト・ブッシュと論説の冒険"は処女作になります。 デボラさんによると、『タイトルに"論説"と入っているので、一見、重苦しい本だと 思われるとは思いますが、読んでいただくと そうではないと分かってもらえると思います。 "冒険"というのもタイトルに入っていることをお忘れなく。 読者のみなさんに、ケイト・ブッシュの音楽の世界を歩き回って、その中にある暗号を解き明かして いってほしいと思います。 論説というのは、その暗号を破るために使った道具だと言えます。 皆さんにもぜひ使っていただきたいです。』

この本はまだ読んでいませんが、古参ファンのイアン・マクラクランさんに読後感を聞いてみました。 イアンさん: 「この世の中には私たちが想像するよりも不思議なことがあるとは思っていましたが、 どうやら私たちが想像できないほと不思議なこともあるようです。− J. ハルデイン(1928) ケイト・ブッシュとその音楽については、現在、もうこれ以上何も書くことはないと言うことも出来るかもしれません。 何千という記事が書かれ、数え切れないほどのインタビュー、レビューがあり、 数々の本が出ています。 しかしそれでも、まだケイトとそのアートについて(天気やケーキやお互いのことについての議論も 交えつつ)書くフォーラムがあり、 たぶんお互いの見方、意見、ユーモアなどを見て楽しんだりもしています。 そこで、さらにケイトのことを書いた新しい本が出てきたというわけです。 しかし、これはケイトについての本ではなく、ペンを執っている男性ジャーナリストがまた一人 現れたというわけでもありません。 これは新しい視点、新しい意見を示していて、ユーモアに満ちています。 この本は、BFSについての本です。 この本の主題は形を変え、性別を超え、音も変わっていきます。アルバムごと、リリースごとの時代性を 逍遥しながら、その仮面を変えてゆくのです。 ナインス・ウェイブやスカイ・オブ・ハネイの批評的な性質が、 BFSのストーリーをなぞりながら展開されてゆきます。 誕生、人生、継続性、変化、挫折、死別、再生といったことの探求を、伝承、おとぎ話、植民地主義、 国家主義、ジェンダー、そして少し味付けのために東洋趣味などを織り交ぜて 進めていきます。 この本は挑戦的であり、おかしみもあり、情報も豊富で、おそらくケイトについて書かれた本の中で 最高の本です。 まったく「妙な」本です。」 イアンさんからでした。 この本について詳しく知りたい人は、出版社のウェブを こちらで見てください。 そして面白いのは、この本にはYoutubeの予告編がついているのです!

Graeme Thomson グレーム・トムソン著 アンダー・ジ・アイビー ― ケイト・ブッシュの人生と音楽 (オムニバス・プレス) 2010年5月4日発刊、3x8版の写真セクション付き。 グレーム・トムソンはウイリー・ネルソンやエルヴィス・コステロのバイオグラフィーの 作家で、ガーディアン、オブザーバー、ニュー・ステイツマン、ワード、ヘラルドといった新聞や雑誌に いつも寄稿している評論家です。 2008年にこの本を書き始めたころ、グレームさんと話したことがありますが、 彼自身もケイトのファンで、それまでに出版されたケイトのバイオグラフィーの良いところと弱点を よく把握していました。 ケイトの私生活を暴くことには興味を示しておらず、いままでによくあったように時系列を なぞることなく作品の本質を新しい視点で見ようとしていました。 そして、なにか本質に迫るエレガントな本、彼女の制作プロセスを解き明かすような本を書きたいと 語ってくれました。 いままでに書かれた本はどれもケイトを正しく評価していないということにがっかりしていて、それを なんとか正したいのだと言っていました(もっとも、1988年のケビン・カーンの「ケイト・ブッシュ: ビジュアル・ ドキュメンタリー」と最近のショーン・メイズの本がいままでは最もしっかりしているということで 意見が合いましたが。)。 ということで、いろいろな意味でこの本には興味があります。 グレームさんはこの本にはたくさんの新しい情報や直接取材した内容が入っていて、 音楽活動の全面にわたる深い批評的分析が含まれていると語ってくれました。

プレスリリースから: 「これはケイト・ブッシュの人生と業績について初めて深く掘り下げた本です。 " アンダー・ジ・アイビー" は、 ケイト本人のアーティストとしての活動や個人としての生活を近くから見てきた人たちの、 他では見られないような意味深いインタビューを70篇収めています。 学校時代の友人、初期のバンドのメンバー、スタジオで一緒に仕事をした人たち、 元マネージャー、プロデューサー、ミュージシャン、ビデオディレクター、ダンスのインストラクター、 レコード会社の幹部などです。 " アンダー・ジ・アイビー" では、 10歳になる以前の詩作の試みや、未リリースの曲のスコアまで、 ブッシュの芸術を完全に分析しています。 彼女の音楽の重要な側面が、一連の画期的なアルバムやソロでのライブツアーを通じて 論じられます。 そして、ダンス、ビデオ、映画、パフォーマンスへのパイオニア的アプローチ。 新しいリサーチの結果と厳しい批評の眼によって、 " アンダー・ジ・アイビー" は、 南ロンドンでの非凡な子供時代、才能の芽生え、長きにわたって与えている影響力や 独特の製作のやりかた、ライブ演奏ぎらい、画期的なスタジオの使い方、 彼女の結ぶ親交とだんだんと人目を避けて神話の世界に入っていくようなさまなどについて、 新鮮な洞察と視点を提供しています。」 この本は、アマゾンでプリオーダーできます。こちらから。

アン・パワーズ著、ケイト・ブッシュのドリーミング (コンティニューム・ブックス). 2011年12月出版予定。 アン・パワーズは長いキャリアを持つ著名なロック批評家で、 フェミニズム・スピリチュアルな世界、現代文化についても多くの著作があります。 1997年から2001年にかけてはニューヨークタイムズで音楽評論をしていましたが、 現在はブレンダー誌で上級評論家の職にあります。 33⅓ (Thirty-Three and a Third)は音楽についての本で、 1アルバムに対して1人の人が書くという形のシリーズになっています。 コンティニューム・ブックスからの出版です。 この人気シリーズは順次刊行されていますが、すでに70冊が発行されていて、これから24作が予定されて います。 そして、まさにこの本は、2011年12月に出る予定になっているのです! このシリーズはとても仕上がりが良く、出版社のブログも 興味を倍増させてくれます。 プレスリリースによると、 「この本は、想像力に富み、重層的に構成されています。 熊女や狼男のお話、ドンキースキンとコヨーテ、フーディニの妻の史実、 マシンガン・モリーなどの銀行強盗や伝説の英雄デボラ・サンプソンなどを織り交ぜて 重層的に構成されています。 これらの話の中には、直接にブッシュの歌詞に引用されているものもあり、 間接的に影響を与えているものもありますが、 すべてが真実と誇張を織り交ぜたタペストリーを作っており、 ブッシュがドリーミングでテーマに取り上げたものに他ならない。」 この本は、アマゾンのこちらから、プリオーダーできます。

ケイトのクリスマスメッセージと、12月/1月/2月の小ネタ

ケイトのオフィシャルサイトに、ちょっとしたメッセージが出ています: 「メリークリスマス、そして新年おめでとうございます。 愛を込めて。ケイト x」

ニューヨークのジョーズ・バーで4月2日に行われるコンサートでは、 テオ・ブレックマンというボーカリストが ケイト・ブッシュの曲を演奏します..... ケイトのサイン入りのエアリアルのポスターが2枚、オックスファムのハイチ支援運動のために Ebayで売りに出ています..... いつもながらの投票とリスト..... その中でも1つだけ、ダブリンのニューストークFMで、歴代ベストの女性シンガーにケイトが 選ばれたことだけ書いておきましょう..... BBCシリーズのパート2でパディ・ブッシュがマダガスカルの(たいへんな)旅行について インタビューを受けています..... パディ・ブッシュ さんからは、マラガシーの音楽についてのBBCドキュメンタリーの3回シリーズの1回で サット・ジョイアスが流れたそうです。 ジャスティン・ヴァリとパディーがフィーチャーされています..... 公式サイトにケイトのちょっとしたメッセージが出ています: 「メリークリスマス、そして、ハッピー・ニュー・イヤー。愛を込めて。ケイト x」..... デビッド・テナントがホストのBBCの番組 ネバー・マインド・ザ・バズコック のドクター・フー スペシャルで、「キング・オブ・ザ・マウンテン」のビデオが流れました..... 品切れだったトリビュートCD 「アイ・ウォナ・ビー・ケイト」 がダウンロードで入手できるようになりました.....


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